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素庵日記  作者: 春野一人
28/179

11月18日(金)

 江東区の元木場を埋め立てて作った大きな木場公園で山茶花がクリスマスツリーのようである。朝は昨日の晩ご飯の残りである太巻きと、冷茶・コーヒーである。朝食の前には日記をかいている。だいたい一時間ほど、それにかかる。素庵、だいぶ前に、永井荷風の膨大な日記「断腸亭日乗」を手に入れている。未だ一部しか読んでいないが、大変興味がある。少し読んだだけでも荷風の日記からは失われた江戸の情緒が伝わってくるのである。荷風の「墨東奇譚」「梅雨のあとさき」は読んだが、その他数多くの小説は、いまだ読んでいないが、読んでいないことが財産に思えるような氏の小説である。淺草などを歩くと、多くの店に「荷風先生」の来店を示す、記事などが張ってあることが多い。それを発見するのも楽しみである。

 仕事、数日楽をしたので今日は忙しい。昼は上野の下谷のコンビニで買ったおにぎり鮭と昆布いり2コにペット入り温茶である。夜はカツ煮(カツ丼の上野部分を皿に盛ったものである)・御飯・きゅうりとブロッコリーのサウザンアイランドドレッシングのサラダ。イワシのつみれ汁・350ml発泡酒一缶である。


 太安万侶の話、少し書く。古事記の序は、この話を書くにあたり、どうしてもしっかり書いておきたい。資料としているものは岩波文庫の「古事記」と河出文庫の「現代語訳 古事記」(福永武彦訳・福永氏は詩人・小説家であり、堀辰雄の弟子として知られ、堀辰雄全集を編纂している。小説「廃市」は大林宣彦監督によって1983年映画化されている)であるが、愚鈍な素庵には、良く意味が取れない。遅々としながらも進むしかないのである。


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