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素庵日記  作者: 春野一人
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11月15日(火)

 我が家は3LDKで長男は出戻りで同居で、次男家族はとなりの3LDK住んで、間の壁を抜いて二世帯家族風になっている。合わせて大人5人子供3人のめずらしい大家族である。孫3人は連絡通路から、しばしば進入して、こちらのリビングのソファーでゲームをし、かってにジュースを冷蔵庫から飲んで暴れ時には素庵に蹴りを入れたりの悪行の限りをつくすのである。

 さて、次男家族は土日にかけて千葉は勝浦に一泊旅行をした。泊まりの勝浦簡保の宿は、オーシャンビューで、しかも特定の部屋には露天風呂がついてもいる。(その部屋の利用料は5千円増しだと聞いた)

 おりしも、長男はオオタフェスタのスケボーコーナーの手伝い「アキ」さんとして土曜の夜は帰りが遅いので、つまりは愚庵と愚妻二人が、荒野のような我が家の片隅で「シズカダネー」とつぶやいているのみであった。次男一家は土曜日は「鴨川シーワールド」をチケットで安く利用し、日曜日「日本三大朝市」として有名な「勝浦朝市」に行った。次男は重さ8キロほど、魚長40㌢ほどのカツオ(1500円)を、土産として持ち帰ってきた。今日の夜、素庵は素庵個人用の出刃包丁に砥石をあて、刃を研いで、やおらカツオに戦闘開始。朝市で内臓も抜いてくれるが、この土産は内臓を抜いていないもの、それだけ悪戦苦闘である。頭を落とし内臓を抜き、骨をさけ、三枚におろし、身をガスコンロであぶり、タタキとした。これでやっとスーパーに売っている「カツオのタタキ」のサクとなった。これを美しく切るには、ここからは刺身包丁を使う。完成!もう一つの土産である、大サザエの壺焼き(一コ250円とか)と一緒に食卓に出す。素庵はこれを魚に日本酒を大満足で飲んだ。


 さて、例の「ベッド・ディテクティブ」目下、鋭意研究中である。

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