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素庵日記  作者: 春野一人
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映画「リトルプリンス 星の王子様と私」を見た!

「リトルプリンス星の王子様と私」は2015年の新作フランス映画。日本公開は吹き替え版のみのようだ。母は某企業の重役、父の存在は海外出張中だろうか、存在感がない。母は、娘をエリート校に進学させて卒業させることが、娘の幸せになるという信念を持っている。それで娘を母の手になる受験カリキュラム漬けにしてしまう。

 一度受験に失敗して、今度はエリート校進学に有利な学区内に引っ越しする。娘はそうした雰囲気にずっぽりはまっているが、引っ越し先の隣家は、古い風車のような汚いというか味のあると言うような建物。

 そこの住人は、元パイロットだったというよぼよぼのお爺さん。家の中で複葉機の修理などをして、エンジン爆発事故で親子の借家を傷つけたりしているし、鳩が群がっていたりして、親子は迷惑顔である。

 しかし、規則づくめの娘の生活にお爺さんの生活は不思議な魅力のあるもので、いつか親しくなる。おじさんは昔、サハラ砂漠に墜落して、「星の王子様」に出会ったという。お爺さんは、イラスト入りの思い出を文にして娘に少しずつ渡す。娘はその虜になる・・・。


 と言うような話の展開だが、後のあらすじは内緒にしておこう。この映画、ストーリーの良さとともに映像が美しい!またしばしば多用される、フランスポップ歌手「カミーユ」のボサノバがとてもチャーミングだ!吹き替えでない、原作を観賞できないのはちょっと残念なことだ。どんなに美しいことだろう!


宮崎駿のアニメ映画「風立ちぬ」が堀辰雄小説「風立ちぬ」と零戦ドキュメントのハイブリットが良作であるように、この作品もサンテグジュペリの小説「夜間飛行」と童話「星の王子様」とのハイブリッドで良作だ。フランス本国はもとより米国から中国まで非常に良い興行成績を出していて、おすすめしたい一作である!


 隠居だって 映画くらいは 見ましょうね     素庵





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