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素庵日記  作者: 春野一人
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11月5日(土) 秋ながら暑

 息子が、素庵のフィルム中型カメラの名機「ハッセルブラッド」を使うというので、使い方を教えて渡したが、結局シャッターが落ちないという事になり、素庵にも原因がわからない。「ハッセルブラッド」は、言うなればカメラのスーパーカーのようなものであるから、致し方がない。これに比べれば現在のデジカメ一眼は、まさに日本車の良さを引き継いだ、無故障の権化と言えよう。「ハッセルブラッド」を修理に持ち込めば、安くとも五万円はくだらないから貧乏素庵には手も足も出ない。ここは、「こりゃだめだ」と言って、カメラをほったらかしにするしかないのである。これに比べれば、もう一台持っている二眼中型カメラ、国産のマミヤC200はトラブルもなく扱いやすい。しかし「ハッセルブラッド」のレンズはかのドイツ製「ッアイス」であり、取れる映像は、フイルムにしてデジタルで言えば3万画素はあると思われるので惜しい。

 さて今日は、鎌倉の御成通りの老舗酒店「高崎屋」さんに頼んであった、秋田の名酒「純米吟醸新政(あらまさ)」4合瓶2千円なり1本を求めに行く。新政酒造発祥の六合酵母による酒を生酒でいただくとどんな美味であろうか、いまだ栓を切っておらず、楽しみな素庵である。ついで甲府のボジョレーとも言うべき、マスカットベリー種を用いた中央葡萄酒株式会社(グレイスワインで知られている)のセレナ赤ワインを1500円も勧められるままに求めた。おりしも北鎌倉駅前の北鎌倉古民家ミュージアムにてわらべの愛くるしい人形で知られる粟野敦子あわのあつこ創作人形展500円に入り、その可愛さ、懐かしさを堪能した。このミュージアムの庭もなかなかの風情ある良い庭である。その後、小町通りの甘味どころ「納言」と「天むす屋」両店に立ち寄り満腹。どちらも名店なり。

 さて、ベッドディテクトを検索するうち、エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」が史上初のミステリーと知り未読なのでアマゾンに注文を入れる。又、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、シリーズの一つ「まだらの紐」も評判良いというので注文入れる。ミステリーは歴史ミステリーの父親みたいな存在と思うからである。今日「ダビンチコード」角川文庫・上・中・下、三冊入手。


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