2015年八月一日(土) 虎の門ヒルズビアガーデン&暑中読んだ、優れもの宇宙論
連日三十五度を超す日々が続いている。キンドル本、このところ販売不調。一方では、この「なろう」では、「カルカヤの歌、岩井の反乱伝説」は、なかなか好調なのだからあきれる。まあ人様から、お金を引っ張り出すのは難しいという事なのだろうね。したがって、「教えてやらないよ」とちょっとふてて、新しい発見があった第四部の出版は止めて、宇宙論などを読んでいる。
盛夏、宇宙論を読みたくなるのはなぜだろうか?原因がわからない。公園の空高く咲いているひまわりが国際宇宙ステーションを思わせるからだろうか?
昨晩は、虎の門ヒルズのビアガーデンで生ビール飲んだ。虎の門ヒルズは新橋駅から東へ、歩いて十分に、森ビルが建てた巨大高層ビルだ。広い庭に、ビアガーデンができていて、そこで会社の月末打ち上げでただ飲みをするという嬉しい企画だった。
ビルから庭に向けて十メートル余りの高さに、巨大なひさしが張り出していて、その下でサラダ、フライ、炭火コンロバーべキューでくそ暑い日中の仕事を癒そうという事だ。
広い庭の日没はさすがに冷気が戻ってきて、冷たい生ビールを、ただ酒だから何杯も飲んだ。たちまち、すまじきものは宮仕え、変じて、やりたいものは宮仕えとなった!嬉しいことにミストの装置が、素庵のすぐ後ろにあって、ミストが滝のように素庵に降りかかる!万歳!一坪軽井沢。
帰り道、あのプラモデルのTAMIYAが、ショップを開いているのを発見!飛行機マニアである素庵は第二次世界大戦中の爆撃機などを見て、ご機嫌。
さて、読んだ宇宙論は松原隆彦著、「宇宙に外側はあるか」である。松原氏は1966年生まれ。京都大学理学部卒業。名古屋大学大学院理学研究科准教授だ。2012年には第十七回日本天文学会・林忠四郎賞を受賞している。
内容は、れいのビッグバンから始まって量子論に終わる内容だが、この本の良いところは、学会でわかっていないことを、はっきり書き出している点と、量子論の不思議を深く掘り下げている点だ。平行宇宙論やブレーン宇宙論と言った、最新宇宙論もわかりやすく説明されているのも良い。しかし、タイトルである「宇宙に外側はあるか」と言った点に関しては、不満が残った。
したがって素庵は氏の2015年出版作「宇宙はどうして始まったのか」を読んでいる。・・・これはどうやら、その不満に答えるために書かれたと氏は言う。期待したいね。
真夏日に宇宙論読みぞっとする 素庵