表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
素庵日記  作者: 春野一人
153/179

2015年7月19日  横浜高島屋で優れもの買う!

 梅雨が明けた。台風通過直後なので、湿気も高く、うんざりする暑さだ。ぐうたらな素庵は、先週「アド街」でやっていた十条駅前商店街行きを早々とあきらめて、行く先を変更した。

 今、横浜高島屋では『 匠の心、熟練の技 ・ 第六回現代の職人たち展』が、行われている。(20日まで)エアコンの効いたデパートをぶらつくのは悪くないので行くことにする。

 高島屋八階の催事場には日本各地から、切り子硝子の匠・船箪笥の匠・軽井沢家具の匠・ツゲ櫛の匠・鼈甲細工の匠・象牙細工の匠・竹細工の匠・帆布縫製の匠・水晶細工の匠・印伝の匠・竹家具の匠、等々がやってきて店を開いていた。

 ひやかすだけの人、素庵は、観るだけよの雰囲気を濃厚に漂わせながら50店ほどの出店を見て回る。なかな良い物があるなと観てゆくうちに、帆布の匠のところにさしかかる。帆布はんぷはもとは、帆船の帆布であることは無知な素庵でも知っている。

 この店で帆布製の、肩掛けバッグが目に入ってしまった。色はオレンジ色、サイズは縦25センチ横20センチ、マチが10センチだ。デザインが良い!しかも値段は9500円、これなら貧乏な素庵にも買えそうではないか!ちかごろブラブラ歩きの時の気楽なバッグを探していた。バッグに入れる物は、キンドル・文庫本一冊・手帖・カメラ・専用フラッシュ・ハンカチ・ティッシュである。

 また衝動買いをしてしまった。なにが冷やかすだけであろうか!しかし、この買い物は成功だった。家に帰ってきて、PCで調べて見ると、この商店がビンテージであることが解った。それは以下の通り。

 

 工房HOSONO


 大正元年(1912) 細野防水商店として神田に開店

 昭和11年     日本最初の海外登山、立教大学山岳部による「ヒマラヤ登山隊」のテント・リュ

           クサック・衣類の製造、納品をする。

 昭和12年~37年 日本山岳隊「マナスル登山隊」のテント・リュック・登山用衣類・スキー衣類の

           製造、納品をする、

 昭和31年     南極観測隊のテント・衣類・リュックの製造、納品をする。以後日本隊・アメリカ

           隊・ニュージランド隊の納入は現在に到る。

   ◎製品は現在も特殊防水加工(パラフィン加工)されている。


 衝動買い、損なばかりは するものか   素庵


 










,


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ