2015年7月5日(日) 「愛を積む人」を見た。
梅雨時なので、雨ばかり降る。休日なにも予定がない。土曜日は晴れたので銀座一丁目あたりの地方物産店を歩き回った。最近この界隈は地方物産展の牙城と化していて、魅力的であるが、今日はこれについては書かない。他日まとめて書こう。
今日は翌日の日曜日に見た映画「愛を積む人」について一言。原作はエドワード・ムーニー・JR。アメリカの作家で、翻訳本は一冊のみだが、相当なベストセラー作品だ。この作品の主役夫婦を佐藤浩市・樋口可南子が演じる。
監督は「釣り馬鹿日誌」の朝原雄三。ロケ地は美瑛。ストーリーはあえて書かないが、それら良い土台を得て感動的な作品に仕上がっていた。素庵本当は、予備知識もなく、あまり期待もせずに見たのだが、日本映画としては数年に一度のできだった!
原作と映画化作品は微妙に異なっているらしいことが、PCなどで知れるが、原作は原作なりに良いという評がついている。それでは暇人素庵であるが、ああ原作をまた読まねばならないのかと思う。
目下、「ドクトル・ジバゴ」を読んでいる最中なのに・・・。最近、中国やロシヤがおかしい。それで源流を訪ねて「ドクトル・ジバゴ」なのだ、映画「ドクトル・ジバゴ」は美しい映画だった。しかし、映画であるから、大作の原作(作者・パステルナークはこの作品でのノーベル文学賞受賞をソ連KGBの圧力で辞退したのだ)のダイジェストに過ぎない。映画を観てから40年!(この前DVDで見たが)にして翻訳を読書中である。読みたい本はいっぱいある。森鴎外もそれである。昨日、ラジオの放送大学(つまらないお笑い芸人の雑談よりこの方が面白い)で森鴎外を論じていた。そのとき論じられていた森鴎外翻訳のアンデルセン「即興詩人」なども読みたいのだ。
浅学で 名前知るのみ 森鴎外 素庵