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素庵日記  作者: 春野一人
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東海道線が宇都宮直行!餃子ばかりでなく、すばらしい温泉もあるでよ!ゴールデン安上がり行楽にどうかな?

世はゴールデンウイーク。あさはかなる素庵も、世の流れに連られてハードSFホーガン「未来の二つの顔」をポケットに入れて日帰り旅を挙行。

 今年三月、東海道本線が宇都宮・高崎に相互乗り入れするようになった。これは、言うならば東海道本線・東北本線、直結ラインで、川崎駅至近に住む素庵にとっては、北陸新幹線並みのインパクトな出来事だ。

 ケチな素庵は、従来からJR東日本の「安乗り友の会(素庵勝手に名付けた)」というジパングクラブに入っている。このクラブ加入(60才い以上。若い方お気の毒ですなあ!こんな特典がなくては、年寄りは自殺したくなるのです)で、お正月・ゴールデンウイーク・お盆休みを除いて往復200キロを越える切符が三割引で買えるのだ。今回は、残念ながら、まさにゴールデンウイーク中で三割引は使えなかったのは、実に悔しい悔しい!・・・まあ、近々に退職が来るであろう素庵はやがて「毎日が日曜日」となるのだからリベンジーのチャンスは必ずあると自分をなだめた。川崎ー宇都宮・グリーン車利用・往復六千円はそれでも安い。

 旅行の目的は、鬼嫁と宇都宮で餃子を食べること、宇都宮からバスで40分、620円の「道の駅ろまんちっく村」の日帰り温泉に行くことだ。

 「道の駅ろまんちっく村」は総面積46ヘクタール=3000坪×46=14万坪という巨大な道の駅であることをググって知った。地方都市の大きな小学校でも3000坪ぐらいであるから、実に小学校50個を優に超える広さである。広い産地直売所は当たり前、天然温泉・広大な森の遊歩道・ドッグラン・イベント会場・石窯焼きべーカリー・鮎つかみ取り・レストラン・コーヒーショップ・ジャブジャブ遊びの人工小川等々を備えた、実に魅力ある場所だった。温泉は入場料520円という安さ!安いから施設が貧弱というわけではない。露天風呂からは緑の山々と静かな村が眺められた。レストランの蕎麦は非常にうまかった。素庵、この蕎麦で地酒を頂いた。満足!

 竹の子大500円新鮮エシャレット大束200円等を買って宇都宮に戻り、みんみんで餃子・水餃子五個入り四皿980円(安い!うまい!)。かくて満足の一日となったのである。


 年寄りが 遊びせむとや 生きている    素庵

 

 

 

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