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素庵日記  作者: 春野一人
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野蒜ハンター

春になって、竹の子、菜花、新キャベツ、新じゃが、タラの芽、ふきのとうなど春の味はほとんど味わったけど、今ひとつ食べられないものがある。

 それは野蒜ノビルである。ノビルはラッキョによく似た植物で、メジャーでない山菜のたぐいで、道の駅には売っていても、普通のスーパーでは売っていない。ノビルは、どういうわけか畦や土手に生えていることが多い。ノビルは洗って、味噌で食べたり、さっとゆでて酢味噌などで食べる。酒のつまみに、ご飯のおかずにたまらないうまさがある。

 我が家の近くの市民公園にもあるが、近所では顔も知られている素庵、根が深いノビルをサベルで掘り起こしている姿は見せられない。

 以前職員として務めていた、三万坪の女子学園には、ノビル、ふきのとうは当たり前で、竹の子まで、ふんだんにあったので随分楽しませてもらったが、今は無縁の人であるから、校内に立ち入って、ノビルを掘り起こすなどという荒行はできない。

 それで素庵、大田区は城南島に立ち寄って、散歩すると、ある!ノビルの葉は、ワケギをもっと細くしてたような感じで、なれると、すぐ発見できる。素庵は割り箸を根の下に入れ、ほじくり返して、念願のノビルゲットであった。

 

 さて、今日は人工知能の話を書こうと、アマゾンから本を買う。アシモフ「私はロボット」「ロボットの時代」。ジェイムズ・P・ホーガン「未来の二つの顔」。以上三冊である。科学技術にウエートが置かれたSFを、ハードSFと呼ぶが、ホーガンは、アーサ-・C・クラーク(2001年宇宙の旅の原作者)とともにハードSFの大御所なのだ。


  SFを大福のように食べにけり  素庵








 

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