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素庵日記  作者: 春野一人
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ふたたびLPレコード

すべてが物価値上げの時、うまい話がある。ブックオフの姉妹店「ハード・オフ」川崎多摩川店では、中古LPレコードを一枚百円で売っている。しかも、消費税込みの100円である!

 私の好きな映画音楽などもある。しかも、演奏も欧米の有名オーケストラだから嬉しい!このごろは閑なとき、たまに行っては、レコードを10枚ほど買ってくる。これで支払い千円!

 しかしLPはかさばるから山の神は、あまり好い顔をしないので、二回に一回ほどは、山の神が留守をねらって、我が家に持ち込むことにしている。(笑)

 私の知人に、ジャズに詳しい人がいる。かの人によれば、LPレコードは、かえってCDより音が良いという。たしかに聞き比べてみると、どちらがどちらかであるという判断がつかない。

 してみれば、中古LPは骨董的満足を与えるだけでなく、経済的に、ものすごくコスパなのである。こうした事情が知れて、LPレコードが高くなる前に、山の神の逆鱗に触れぬ程度には、コレクションを増やしておきたい。

 さて埼玉県草加の歴史民俗資料館に行くと、なんとLPレコードの前の、SPレコードをゼンマイ手巻の上、セルフサービスで聴ける。このとき聴いたのは美空ひばりだったと思うが、ここから響いてくる歌は、まさに宝物としかいえない時代の美を持っていた、この感動から思えば、LPレコードも、近々歴史遺産となるにふさわしい(まさに、大型金属オルゴールのような)存在になるに違いない。

 

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