八月11日 キンドル出版その後
キンドル、ダイレクト出版(KDP)に、「紫式部日記」を出版した後、ちょっと思いついて「私達はこうして地獄の介護から逃れた」というほんの10ページ足らずの小文を100円で出版した。
素庵、見た目はのほほんとしているが、本当は苦労した人なのだ。妻の両親(義父は寝たきり。義母は腰曲がりで自立不能)の介護と自分の母(認知症)の介護でここ十年ほど苦労を重ねている。
しかし今は、義母、母ともに(義父は他界)費用の安い「特別養護老人ホーム」に入所できて、素庵夫婦は旅行を楽しめるような境遇になっている!
こうなることができたのも、実はある工夫があったのである!その工夫は、介護苦から自殺したり親を殺したりにおいこまれそうな人々には非常に良いアドバイスになるかなと思ったのだ。
電子出版は、こうしたメモみたいなものでも出版できるという点で、従来の出版物とは異なるものなのだ。
さて、「紫式部日記」キンドル化に当たっては、「小説家になろう」サイトからコピー&ペーストで「一太郎玄」に移したのだが、やはり原文と文字配列が多少変化しているところがあった。また、ふりがなの《》ひとつひとつ一太郎の様式(書式ーふりがな)に改めねばならなかった。加えることに、文章に空白ができたり改ページになってしまったりを修正せねばならなかった。(とほほ)
日本語ワープロソフト「一太郎玄」は従来の「一太郎」(小説家になろうの「太安萬侶の秘密」は漢字変換の見事さをたよってこれを使用)にキンドル投入の変換ソフト「epabu」を緊急追加したものであり、今年(2013)3月発売されたものなのだ。目下のところ、パソコンにあまり知識のない素庵のようなものでもキンドル出版が可能な最上なソフトのようだ。
・・・しかし、一度出版したものの内容を変えるのは非常に難しいようにおもっている。従って、仕方なく「やさしい紫式部の日記」の訂正をあきらめて「新やさしい紫式部の日記」をあらたに出版するはめとなったのは、まことに素庵らしいだらしなさと笑っていただきたい。