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素庵日記  作者: 春野一人
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2012年10月27日(土) 晴 ガーデニングの花采ガーデンに行く

 しばらく日記を怠けていた。反省。またぼちぼち始めよう。今、まさに薔薇の季節である。春の梅と桜、秋の紅葉と薔薇は、素庵の嗜好品である。なので(この言い方は、今はやっているなあ!あまり流行っていて気持ち悪い!)ネットで検索してみたら、七夕祭りで有名な平塚に、花菜かなガーデンという植物園らしきものがあって、薔薇園が見頃だという。

 今日、素庵とその愚妻は、JR平塚駅からバスで20分という道のりを、バス代240円×2が惜しいばかりに歩いたのであった。横浜以西では一番というような美しい魅力的な商店街を抜け、丹沢の大山が見える北方向に向けてひたすら歩く。やがて柿の木が赤く熟し、田んぼの植栽の菊が野趣豊かに咲く野道に出てしまった。ここに至って、わが愚妻は鬼になりかかって、ねえいつ着くの宣う。もうすぐでございます。暴君のあわれな臣下のごとく、ご機嫌取りに、素庵は心もそぞろなのであります。

 さて、そうこうするうち、夫婦関係が破綻しないうち、花菜ガーデンにヤレヤレ到着しました。パンフレットによれば花菜ガーデンは神奈川県立の植物園といったところだが、アンケートの質問によれば単なる植物園でありたくない姿勢がはっきり見えた。というわけで現在の花菜ガーデンは素庵に言わせれば、「植物園もどき」なのである。

 園内に、カレル・チャペックの邸宅を模した建物が、建っている。チャペックはSF名作「山椒魚戦争」で知られた作家であるが、ガーデニストとしても知られた存在であると初めて知った。この頃は作品を読んだりした場合は作家の経歴などかなり調べ上げる姿勢が身に付いたが、かっては、そんなこともしなかったからだ。

 さて、目的のバラ園、なかなか満足なものだった。バラ園としては、川崎向ヶ丘のバラ園にはかなわないが、総合植物園としては、工夫があって★★★でした。

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