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神様がやらかしたので復活の門を目指してやり直します!  作者: ぽころっと
第1章 復活の門へ

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1-3話 救出作戦開始一一だがそれは罠だった。

誘拐されてしまったハルカ。

一体どうなるのか!?


——その頃。

「えっ……切れた?」


サクラの手の中で、青い魔法陣がゆらりと歪み、消えた。


静寂。

ほんの一瞬。

でも、その一瞬で——

何かが決定的に変わった。


「今……助けてって言ってなかったか?」

カイトの声が低く沈む。


いつもよりずっと重い。

「……言ってた」


サクラの喉が、ひくりと震える。

「絶対、普通じゃない」


胸がざわつく。

嫌な予感が、はっきりと形になる。


「……やばい」

その一言で、全部が伝わった。


「待って!」

サクラが強く言う。


「今、位置探る!」

震える手で魔法を展開する。


「ディテクション!!」

青い光が広がる。

地図が浮かび上がる。


そして——

一点が指す

ピン。


「……ここ」

声がかすれる。


「昨日の屋敷だな」

カイトが即座に言う。


「行くぞ」

「うん!」

二人は同時に走り出した。



息が荒くなる。

心臓がうるさい。

足がもつれそうになる。

それでも止まらない。


(間に合って……!)


「ここだ!!」

屋敷に飛び込む。

扉を蹴破る。

「ハルカ!!」


そこにいた。

部屋の隅。

拘束されたハルカ。


「カイト!サクラ!」

その声を聞いた瞬間。


胸の奥に詰まっていたものが一気に溢れそうになる。

「……よかった」


サクラの目に涙が浮かぶ。

「ほんとに心配したんだから……!」


怒ってるのに、声が震えている。

「ごめん……」

ハルカも、少し笑った。


(間に合った)

そう思った——その瞬間。



「——動くな」

低い声。

背筋が凍る。



「っ!!」

振り向く。

そこにいたのは——


Dr.ジグゾー。

銃口が、まっすぐハルカを捉えている。


「一歩でも動けば撃つ」

バンッ!!


銃声。


ハルカのすぐ横。

壁がえぐれる。


「次は外さない」


(本気だ)

空気でわかる。


これは脅しじゃない。

本当に撃つ。


「その子を離せ!!」

カイトが叫ぶ。


「いいだろう」

ジグゾーは静かに笑う。


「条件次第だ」

銃口がハルカの頭に触れる。


「妙な動きをすれば——終わりだ」


「……わかった」

カイトが歯を食いしばる。


「従う」

拳が震えている。

それでも、止まる。


「まず——昨日の武器を出せ」

私の最高傑作を間違えて入れてしまった

返してもらわなければ

しかし、あの宝箱は改良が必要だな


「……え」

サクラの顔が固まる。

「もう……売っちゃった」


「……は?」

空気が凍る。


「どこでだ?」


「ギルドで……」


「——ふざけるなァ!!!」

怒号。狂気。一瞬にして飛んできた


バンッ!!

バンッ!!


「——っ」

ハルカの体が揺れる。


崩れ落ちる。


「ハルカ!!」

血が広がる。

赤が、床に広がる。


「おい!!しっかりしろ!!」

カイトが叫ぶ。


声が壊れそうだ。

「……う……」


かすかな声。

でも、弱い。

弱すぎる。


「やだ……やだ……」

サクラの手が震える。


「起きてよ……お願い……!」


(間に合わなかった……?)

その考えが、頭をよぎる。


「よくも……」

サクラの目が変わる。


涙の奥に、怒りが燃える。

「よくもやったなああああ!!」


「サイコキネシス!!」

力が叩きつけられる。


——でも。


バチンッ!!

弾かれる。


「無駄だ」

ジグゾーが冷たく言う。


「その程度で勝てると思うな」


次の瞬間。

シュンッ。

金属音。


「!?……なにこれ!!」

腕に輪がはまる。


動かない。

外れない。


「拘束具だ」

ジグゾーが淡々と告げる。


「暴れられても困るのでね」


「なんでこんなことするの!!」

サクラが叫ぶ。


「目的は——」

ジグゾーはカイトを見る。


「お前だ」


「……俺?」


「思い出せないか?」


「……」

わからない。

でも。

胸の奥がざわつく。


「ならいい」

冷たい声。


「そのまま絶望していろ」


「……死んだか」

ジグゾーがハルカを見下ろす。


「まあいい」


「……っ!!」

カイトの視界が赤く染まる。


「この女も使える」


「来い」


逆らえない。

動けない。

抵抗できない。


(くそ……!)

(動け……!!)


でも、体は言うことを聞かない。


連れていかれる。

何もできずに。


(守れなかった……)


目隠しをされたまま少し歩く

多分巨大な工場へと足を踏み入れた


地下へと階段を降りていった

不気味な空間。


「何をする気だ……」

カイトが睨む。


「思い出さないか?」


「……わからない」


「なら——思い出させてやる」

ジグゾーが笑う。


「お前たちの脳にチップを埋め込む」


「……は?」


「支配だ。私は研究者だからこんなこともできるのだ!」


「ふざけんな!!」

叫ぶ。

でも。


ふわっ。

体が浮く。


「なっ……!?」

動けない。

抗えない。


そしてカプセルに閉じ込められる。


「やめろ!!」

「聞け!!」

叫ぶ。

叩く。

でも届かない。


ジグゾーがボタンに手をかける。

赤いボタン。


カチッ。


「やめろおおおおお!!」


「さあ——始めよう」


シュー……

気体が満ちる。


「……くそ……」

視界が揺れる。

意識が遠のく。


(まだ……終われない……)


(ハルカ……)


(守るって……決めたのに……)


暗闇が、すべてを飲み込んだ。


闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇


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