稲分の内部
未知の生物である先生と教室へ案内された。1年生は、僕1人らしい。校内も廊下も壁もオリハルコンで造られている。
未知の生物の先生は、
「あなたの名前は?」
「僕の名前は、鈴木寿夢弐」
先生は、
「すずきじむに?なんか変な名前だな。よろしく寿夢弐」
二階に教室があるのだが階段やエレベーターすらない。
「先生!どうやって二階へ行くのですか?」
未知の生物である先生は、青く光る目を細めて微笑み、手を大きく振るのであった。すると、周囲のオリハルコンの壁が微かに震え始め、まるで生きているかのように形を変えのであった。。
「寿夢弐くんが見ているのは、オリハルコンの特性だ。この金属はただの素材ではなく、魔法の力を宿している。だから、先生の意志で形を変えることができるんだよ。」
教室の前に現れたのは、オリハルコンでできた階段のようなもの。光を反射しながら、まるで浮遊するように空中に現れたのである。僕は驚きの声を上げるのである。先生はその階段を指さし、続けるのである。
「さあ、これに乗ってみよう。寿夢弐くん心の中にある冒険心を呼び起こすと、階段は二階まで導いてくれるはずだ。」
生徒たちは戸惑いながらも、興味津々で階段に足を踏み入れる。すると、階段はさらりと動き出し、まるで空気を滑るようにして二階へと上昇していくのであった。周囲の景色が変わり、教室の窓からは異世界の美しい風景が広がっているのだ。
「ここが寿夢弐くんの新しい教室だ。魔法の基礎、異種生物学、そしてオリハルコン工学など、さまざまな授業が待っている。寿夢弐くんの成長を見守るのが私の役目だ。」
教室のドアが静かに開かれ、寿夢弐はその中に入ったのであった。教室はオリハルコンの光に包まれ、色とりどりの魔法の道具や未知の生物の標本が並んでいる。先生は続けて言い。
「さあ、これから寿夢弐くんの3年間という稲分での冒険が始まる。魔法の力を使いこなすための能力を見に付けよう!」
僕は期待に胸を膨らませながら、未知の学びの世界へと一歩踏み出した。教室の中には、僕の未来を変える可能性が詰まっているのだ。