ここは何処だろう?やっぱり異世界
僕は、立っていた…………。
周りを見渡す………見たことのない文字が書かれている石碑らしき物がある。
「ここは何処だ?さっきの事故で、トンネルの中のはず…」
見たことのない場所……。
見たことのない文字の石碑………。
通りすがりの老婆に話かけた。
「すみません。ここは何処ですか?」
老婆は、
「あららお前さんもこの世界へ来てしまったようだね。もう元の世界へ戻れないが、一つだけ方法があるぞ」
と、不気味な笑顔で言うのである。
僕は、後悔してしまった。親父はどうしているのかと考えると涙が出て来た。
僕は老婆に尋ねた。
「どうしたら元の世界へ戻れる?」
老婆は坂道を指差して
「この坂を上ると川原毛高校稲瀬分校略して稲分があるからそこで3年間頑張るといい…いっひっひー」
老婆は何処へ消えたというより瞬間移動した。僕は…………、この世界の住人は瞬間移動が使えるようだ。
よく見たら、坂道があった。
「あの高校ってこの世界にもあるのかよ」
僕は、とりあえず怖いもの見たさに行ってみることにした。さっきの老婆のように瞬間移動できるなら楽なのに……………。
ここの世界の人たちは、稲瀬分校を略して稲分と呼んでいるのである。
坂を登るのも久しぶりである。坂を登りきったが僕は、ハァハァ…ハァハァと息を切らした。
校舎を見上げた。
よく見たら木造校舎ではなく、見たことのない金属で造られているではないか。
「あれ?木造じゃなかったっけ?えー?」
と僕は呆然と見ていた。
校舎の中から、先生らしき男というよりも未知の生物が瞬間移動して僕の目の前へやってきた。
僕は……………。
先生らしき未知の生物は、
「あなたはこの世界に来たからには稲瀬分校略して稲分に入学しなければならない、今日からあなたは我が稲分の生徒だ」
僕は
「はあっ」
その先生らしき未知の生物は、
「見よこの校舎。何で出来ているのか知りたいか?」
僕は、
「まさか幻の金属オリハルコンとか言わないですよね?」
男は
「その通りだ、この世界の山ではオリハルコンがいっぱい採れるのだ」
未知の生物は、そう言って僕の腕を掴み未知の生物と校内へ瞬間移動をした。




