表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/19

退院

 リハビリを続けて半年が過ぎた。

 大松田医師が病室へ回診でやって来た。

「こんにちは、頑張ってますね」

と大松田医師は微笑みながら僕に声をかけた。


「おかげさまで、少しずつですが歩けるようになってきました」 

と僕は答えた。


大松田医師はカルテを見ながらうなずき、

「リハビリの成果が確実に現れていますね。この調子で続けていけば、もっと良くなるでしょう」

と励ましてくれた。


病室の窓からは、大湯滝市(おおゆたきし)の美しい風景が広がっていた。紅葉が進み、山々が赤や黄色に染まっている。僕はその景色を見ながら、ここでの生活も悪くないと思い始めていた。


「先生、秋になってから気分が少し明るくなった気がします」と僕は言った。


「自然の力は偉大ですね。心に良い影響を与えることが多いです」

と大松田医師は答えた。


その後、医師が病室を出て行った後、僕はベッドに座りながら外の景色をもう一度見つめた。リハビリはまだ続くけれど、この美しい場所で頑張ることができると思うと、少しだけ前向きな気持ちになれた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ