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G.W.S.-グリムリーパー・ウェポンズ・サービス-  作者: 来賀 玲
作戦記録0番:第2死神小隊「バレットエキスポ」の華麗なる?日常
1/26

INTRODUCTION






 ─────神話の時代は終わったが、信仰されずとも未だに働く神々はいる。


 特に、死神は大忙しだ。

 有史以来、いや人類誕生以来……いやいやなんならミトコンドリアがいた時代辺りから、仕事が絶えた試しがない。


 古すぎる死神曰く、


「二度と起こるなカンブリア大絶滅!!

 もう嫌だ恐竜絶滅!!!

 氷河期も暇になるかなと思ったらひっきりなしに死ぬし!!」


 と、嘆くほど。


 さて、ここまで言う通り、死神の仕事は多岐に渡る。


 寿命のきた魂を迎えるだけならばまだ楽だが、

 魂を狙う魔界の悪魔から守り、

 時には死を認めないやたら強い魂の脱走、

 更には天国・地獄・煉獄から脱走した魂の回収には、現存の死神と言われる神の数ではどれほど権能のある神でも、



 致命的に数が一切合切足りない。



 日本の地方コンビニの夜勤の数並みに足りない。

 死神やそれに近い神の地位が高いのは、便所の神と同じぐらいやる神様もいないし、最高神レベルでなければ仕事をこなせる神様もいないからなのだ







 そこで、


 死神達は生者の世界のシステムを倣い、そしてそういった任務をこなす兵士達を作ることにした。







 その兵士達のベースが、一番成功してたほぼ身内の死神の一団、それもかなり荒くれた魂を担当していたとして有名な『ワルキューレ』をベースにしつつも、人間や普通の神様をベースにしては決して完璧にこちらに服従しない、働かないと考えた死神達は、


 この世で一番機械のように任務をこなしてきた実績と、何よりも死を与えやすいという理由で、


 


 銃器。

 火砲。

 とにかく、弾丸や爆発物を飛ばして殺す武器。


 恐らく、人間の思っている以上に、あらゆる物を殺してきたこれらの道具、

 


 そういったモノに自らの権限の一部と思考能力、そして自分を扱うための身体を、北欧の死神でもあるワルキューレをベースに与えて運用することになった。




 彼女ら固有の名詞はない。

 死神代行といえど死神と変わらないからだ。


 かの新しい死神達の集団の発足は、第一次世界大戦前。

 彼女らの登場以来、魔界の悪魔達も、逃げ出した規格外の魂達も、あまりにも『殺し』に特化した性能とそれに裏打ちされた活躍に大人しくなり、同時に世界の神秘と言われた彼らの仕業が減った。


 魔術を詠唱するより早く、剣を振るった傷より確実で、何より遠くから撃ち殺す。

 銃は最強の武器だった。

 それをベースにした死神は、確実に魂を回収。循環させるサイクルを安定化させてくれた。


 時は経ち、第二次世界大戦などを経て、人の世の銃器達、火砲が強力になるにつれて、その規模も、その練度も上がっていき、世に蔓延るよう悪魔や邪神が仕向けたオカルト的神秘ももはや絶滅危惧。




 死は避けられない。避けてはいけない。

 復活の奇跡だなんて、どっかの娼婦の息子の教祖で充分なのだ。

 黄泉がえりだの死者復活系の神秘は、消えてもらいたいのが世界の大前提。

 魂は、巡るもの。

 帰ってきてはいけない。







 ───冷戦終結、テロの脅威。


 そんな現在、現代の時代の、彼女ら固有の名詞はない。

 死神代行といえど死神と変わらないからだ。



 だが、この死神達の『システム』に名前が出来上がった



 死神代行兵器サービス《Grim_reaper Weapons Service.》




 略してG.W.S.




 彼女達は、今日も迷える魂を導き、迷いなく出てきた諦めの悪い魂と、それを掠め取るテロ屋の悪魔などを撃ち殺す。

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