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第二十話 噂。そして先生。

 店を出て空を見上げると、澄み渡る青空が果てしなく広がっていた。


「ユウムー! 見て! 空が向こうまで続いてる!」


 イズが空を見ながら街の方へ走っていく。普段は雲がかかって視界が少し悪いが、今日は町の雰囲気までしっかり見えた。気持ちがいい。


「おーい。勝手に遠くまで行くなよー」


 俺が走っていくイズにそう言うと、そこでふと立ち止まり、走って戻ってくる。かわいいな。


「イズ様、勝手に一人で行ったりしたら危ないです」


「二人が遅いのー! 早く行こ!」


 イズはそう言うと、俺とサフィアの方を見ながら二人の手を引っ張る。


「そんなに急がなくても街は逃げないですよーー」


「ーーほらイズ、もう入り口だ」


 イズが振り向くと結構距離のあった道が、一瞬でレンガで出来た大きな街門の入り口まで来ていたのだ。


「……え! もうこんなに歩いたの!」


 驚きながらも街についた喜びで、両手を横にして飛行機のようにクルクル回りながら門の方に走っていく。


「……ユウム様。空間魔法使って街門の前までワープしたこと、イズ様にバレたら怒られるですよ」


「まぁ…… この事は内緒って事で」


 そう。俺は空間魔法で門の前にゲートを作り道を短縮したのだ。


「とりあえず到着だ」


 門の下でうずうずしているイズを拾い、俺たちは都市アカデメイアの大きな正門を潜る。街は沢山の種族で賑わっていた。


「すごい人だなここは」


「久しぶりにここへ来たです」


 そうサフィアは言うが、とても落ち着いている。


「みてみて!あそこにたこ焼き屋さんある!ユウム買ってお願いー!」


 ……サフィアがすごく落ち着いて見えるのはもしかすると、イズがいるからかもしれない。


「ユグから帰った後な」


「えー……わかったー」


 ふてくされながらも言うことを聞くイズ。成長したな、多分。


 ユグに近づくごとに冒険者の数も少しずつ増え、俺らの事を小声でヒソヒソ話すのが聞こえてくる。


「あれ、イズモ様じゃないか? じゃああの横にいるのは【契約者(フィリア)】?」


「そうなの? 小学校の先生か保護者じゃない? 」


「そうだぜ。あんなヘロヘロが三級冒険者四人も倒せるわけないだろ」


「てか、あのもう一人の髪短いやつ、ヘイトス様の元【契約者(フィリア)】じゃなかったか?」


「幼くてみんなかわいいわね……」


 どうやら俺は小学校の先生に見えるらしい。幼女二人連れてたら誘拐者とか思われるかもって心配しててからとりあえず安心だな。


「ユウム様すっかり有名人です」


 サフィアはそう俺に言ってくる。聴こえてるよなこの会話。聞こえないイズがおかしいんだよな。


「こんなんで有名人になりたくないよー……」


 そう言うと、樹塔入り口前で前を走ってたイズが「早く早く!」と大きな声で俺達を読んでる。


 あの子達樹塔に入るの?危ないぞ……なんて声もちらほら聞こえてくる。二人の年齢知ったらびっくりするだろうな。


 樹塔の幹に大きく穴の空いた入り口へたどり着く。すごい迫力だ。中がどうなってるなんて検討も付かない。


「で、でけー……よし、初めてのユグ攻略。みんな気合い入れていこう!」


「クロックへの第一歩です」


「戻ったらたこ焼きだー!」


 ワクワクしながらそう言う幼女神。イズ、君は本来の目的を忘れてないか……?


 そして俺らの【天辺(ウスト)】への冒険はダラダラと始まったのだった。

この回恐らく改稿します……描写全然書けてない……


テスト期間につき1週間程度投稿出来ないです……!ごめんなさい!

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