表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異世界ニート』~転移したら幼い女神達と旅に出ることになった件について~  作者: 小町レン
序章 ニートの絆は時空を超える
1/37

第一話 始まり。そして終わり。

異世界に転移したいと日々考えている高校生です!

やっぱり異世界小説読んでると『いいなー転移したいなー』って思っちゃうんですよね笑

そんな気持ちを込めて書いていくので、異世界好きの人たちに読んでて楽しい作品を作って行きたいです。

よろしくお願いします!


※テスト期間につき9月29日まで最新話投稿出来ないです……!申し訳ございません!


 




挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)





 「初めまして! 僕の名前は佐藤 悠夢(さとう ゆうむ)! 普通であれば高校三年生の十八歳です!


 僕は今、ユグドラシルと呼ばれる樹塔型ダンジョンの【中層】で、四人の()()()達と、可愛いレジャーシートを敷き、天井に埋まっている暖かい魔石の光を浴びながら、まるで遠足のように昼食を食べています!


 周りからはよく『あんた小学校の先生見たいだねー』なんて言われます! それなのに僕たちは、この世界の“一級ダンジョン攻略組”として名を馳せていて、僕もとても驚いています!」



 今にも天に召されるような声で不気味に微笑みながら悠夢は上を向いてそう呟く。





 ーーって……あれ、俺ってつい最近までニートだったよな?

 いつからこんなことになってるんだ……?




  話は数ヶ月前にさかのぼる




 ◇




「クッソがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



 その時俺、佐藤 悠夢は家でラノベ小説に出てくる詠唱の様に、ずらーっと文字が書かれた一冊の本を見て発狂していた。


「せっっかく【上位種族(ニート)】の俺が勉強とやらをやってやろうと思ったのに、こんなの人間が読める文字じゃねーよ!」


 そんな意味のわからない事をボヤきながら、高校英語の教材を見ているのであった。壁や天井には沢山の美少女キャラのポスターが貼られ、机の隣に置かれた棚には数々のトロフィーや賞状が飾られてある。まさに強ヲタクと言えるであろう。



 兎にも角にも、俺が全身に紫のジャージを纏い、引きこもり生活を初めてから今日で五年。ある意味最強の【ニート】になりつつあった。

「あー……無理。 やぁーめたー」


 開いて三十秒もたたずに教材を閉じ、いつもの様にデスクトップパソコンと向かい合う。そして目にも止まらぬ速さのブラインドタッチをパソコンに繰り出す。


 俺のブラインドタッチの速さで勝てるものはこの世に存在しないと思っている。


「おっ! ノケモンの最新作出るじゃん! このゲーム神ってるよなぁ……まじかっ特別限定も出るんだ! よし、お買い物カゴにポチッとな」


 ものすごいスピードで次々とサイトを巡回していく。


「“異世界ドロップ!”ついにアニメ化か! まぁ小説面白かったから当たり前かな」


 ものの数十分で閲覧したいサイトを全て確認し、両手を上にあげて伸びをする。




「っぷはぁぁ……異世界ドロップねー。俺も異世界とかに飛ばされれば、やる気もスーパーマックスになるんだけどなー……ま、それで行けるならこの世界から俺みたいな転移希望者とっくにいないくなってるか。………よし、寝よ」


 そんな事を考えながら、目の前のパソコンを閉じようとしたその?時だった。



『ピコン』



 

ブックマークと感想が支えになります!よければお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
[一言] >>机の隣に置かれた棚には数々のトロフィーや賞状が飾られてある。まさに強ヲタクと言えるであろう。 えーっと…… 何のトロフィーですかね?これ。 それで強オタク……多分何かオタクの選手権で、…
2021/05/18 18:26 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ