世界がどんなに変わっても人は割とあっさり順応する
修正入れたりがまだ多いですが、
少しずつ進めてます。
冒険に出るまでまだかかりますが、雑に展開してくのもあれなので、まだ少し先になりそうです
あれから3年の時が過ぎた。
その後の世界の混乱はとても凄いものだった。
世界中は混乱、疲弊し最初のうちは政府もこの世界の探索もままならないまま、精神に異常を起こし、周囲へ問題を起こすものの取り締まりだけで精一杯だった。
警察も出動するが、異常な力を発揮するものも出てきて、とても大きな被害が出た。
やがてそれも一部の大きな力を授かったもの達により収束していく。
1年を過ぎる頃には落ち着き始め2年も経つ頃にはこの世界の地理や住民、不思議な洞窟、いわゆる迷宮などの存在など様々な事が明らかになり、
人々は少しずつ順応して元のを生活をしていくのだった。
この世界の事で分かった事がある。
それは2つの全く異なる世界がなんの悪戯か混ざってしまった世界だとわかった。
驚く事に地球の面積は異世界分広がり、
衛星から見ると1.5倍くらいに拡大していた。
完全に混ざってしまったエリアも数多くあるが、幸い死傷者はいなかったらしい。
2つの世界の交わりがもっともわかりやすかったのが別の世界の住人の発見である。
地球人とは明らかに違う、獣耳のある人や鱗の生えた人、耳の長い美形な人、小さく髭がふさふさした小人?のような人が各地域で普通に見られたからであった。
そして、政府は探索を進め異世界の人種との交流に成功する。
別の世界の住人には人間、獣人、エルフ、ドワーフ、竜人、魔族と呼ばれる種族がいてなんとスキルや魔法があるという事が判明した。
最も多いのが人間で魔法やスキルを使える以外は地球の人間とほとんど変わらなかった。
獣人に関しては魔法は使えないが身体能力がとても高いらしい。
猫耳や犬耳、狐耳に兎耳など多種に渡る。
エルフは小説でよくある通り、とにかく美形だ。エルフだからと言って全員が貧乳という事はないようだ。
魔法に長けた種族であまり他の種族とは関わらないが今回の出来事は異例の事なので協力する事になった。
ドワーフに関してはイメージ通りお酒が第一で鍛治に限らず器用で力のある種族との事。
日本酒を試飲した所、即座に協力体制を整え始めた。
なんともわかりやすい種族である。
竜人に関してはプライドがとても高いようで、自分達に従うのであればといった感じで交渉は難航しお互い不干渉という事で纏まった。
魔族の情報は手に入らなかった、他の人種に聞いても交流がなくわからないらしい。
普通であればとても混乱する出来事だが、
元々異世界ものの人気は根強く2030年を超える頃にはさらに加速しイベント時には国民の7割が仮想の異世界に籠ってしまうような状態にもなっており、日頃からニュースや番組で度々話題として取り上げられていたので割と理解するのも人々は早かった。
日本政府は各国と異世界の国、ギルド、力のある者と協力し冒険者として迷宮を探索する組織を作った。
地球版冒険者ギルドである。
これは仕事として探索をするので、
[ハンターワークギルド]
と名付けられた。
世界各国主要な都市から広がり様々な場所でハンターとして支援が受けられる。
ハンターとしての支援には、税金の免除から始まり、専用施設での買い物のランク割引や医療施設の個人負担額1割や初心者の方向けの格安宿泊施設、国を跨ぐ依頼または県を跨ぐ依頼の場合各交通機関が7割引など様々な特典が受けられる。
日本でも3年ほどで全都市に支部が出来た。
本部は勿論、東京である。
登録人数は約80万人
全世界で約2000万の人が登録している。
不遇な環境で働くしかなかったものや安い給料で働いていたものや職のないもの、ゲームや小説に影響されたものなど様々だ。
登録開始日には世界中の支部に長い列ができ、その光景が数週間続いたらしい。
登録には18歳以上で戦闘スキル1つ以上、登録料の1万円を支払えば誰でも出来る。過去に犯罪暦のある人は勿論除外だ。
ただし、命の保証は軽く、
死んだ場合は家族へのお知らせと口座の中身の移行手続きくらいである。
だが、それ以上に生活が苦しかったものにはメリットもあったりもするので登録するものが増えるのも
頷ける。
登録すると新しく自身のチップにインストールされる機能がある
ステータス、スキルなど元々見れるものに追加でランクの表示や、討伐数を自動で計算し保存して見れるように出来るもの、その他にはギルドから功績に応じて貰える称号、所謂二つななどを見る事ができる機能だ。
まさにゲームのような世界になってしまった。