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第1球

どうもこのこんにちはRYOGAです。

今回から小説家になろうの方で野球小説を書いてくのでどうぞよろしくお願いします。

この話は私が実際に東京で高校軟式野球をやってたのでそのリアルな感じを出していくので是非文章力は低いですがこれから成長していくのでよろしくお願いします。

8月下旬

兵庫県明石市にある明石トーカロ球場では白熱とした試合が行われた。

その試合はプロ野球の試合ではなく、球場で行われてるのは「全国高校軟式野球選手権大会」で、それは高校野球児達の「もう一つの甲子園」と言われてる高校野球である。

これはこの高校軟式野球を題材とし全国制覇を狙う一つの高校の選手達話である。



9月

東京都江戸川区

春になれば桜で有名な桜並木の坂道を上がった所に私立海桜高校がある。

海桜高校は15年前に新設された私立高校で学力は中のちょっと上ぐらいである。そして部活動は安全面のことから硬式野球部でなく設置された軟式野球部が4年前に初の全国大会出場を果たし、そのまま勢いで全国大会を準優勝、国体をベスト4の黄金時代があったが今では都大会ベスト8行けばいい高校になってしまった。軟式野球部以外の運動部はあまり盛んではなく、文化系の部活がたまに関東大会に出るくらいであまり部活動が盛んな高校ではない。

そしてその海桜高校の校門をくぐるある1人の新しい制服を着た男子生徒が来た。

「ここが俺の新しい学校か…」

彼の名は瀬賀 煌河である。この物語の主人公ある。

「じゃあちゃちゃと職員室に行って挨拶でもするか、でもどこに職員室があるかわからないな」

そう言って瀬賀は学校内をブラブラしながら職員室を探してると足元にボールが転がって来た。

「ん? ボールか」

「おーい! その人ボールをこっちに投げてくれないか」

瀬賀はボールを拾い、声のした方向を向くとそこに海桜高校の練習着て練習着にはローマ字で「佐藤」と書かれてた野球部がいた。

「……」

瀬賀は無言で佐藤に向かって綺麗な右のオーバースローでボールを投げた。

瀬賀が投げたボールはキャッチボール程度の速さで投げたがスピンがかかってるためボールから回転音を出しながら佐藤の構えた所のグローブに快音をたてながら収まる。

「……! ナイスボール!」

佐藤はあまりのボールに驚き、一瞬黙ってしまった。

「あ、ちなみにあんた職員室の場所分かるか? 俺転校生だから場所分かんなくてさ」

「職員室か? 職員室は第2校舎の一階だぞ」

「そうかありがとうな」

瀬賀はそう言ってその場を立ち去る。

「あいつ……何者だ?」

佐藤は去っていく瀬賀の後ろ姿を見て不思議な何かを感じる。

そしてしばらくしてから瀬賀は自分の右手を見る。

(まだあんなボール投げれたんだな……)

瀬賀はそう思いつつ、教えてもらった職員室に向かう。


キーンコーンカーンコーン

海桜高校の1日の始まりを告げるチャイムが鳴り、生徒達が自分の教室に入っていく中、軟式野球部のエナメルバッグを背負い走っていく一人の男子生徒がいた。

「矢野最近いつも遅いぞー」

「すいやせーん」

矢野は担任言われながら自分の机に腰をかける。

「最近お前ギリギリだな」

矢野が席に座ると席の後ろのクラスメイトが話しかける。

「この前予選で負けちまったからキャプテンが朝練のメニュー増やしたんだよ」

「そりゃ大変だな」

クラスメイトが言うと担任が手を叩く。

「はい。今日のHRは転校生が来たので紹介するぞー」

担任がそう言うと教室が騒めきだす。

「先生! 転校生は女の子でしょうか⁉︎」

「残念だな転校生は男だ」

担任がそう言うと男子生徒達がため息を吐く中、女子達は期待の目を輝かせる中、矢野はある事を思い出す。

(転校生か、そういえば朝練中キャプテンが、見かけない顔の奴からいいボール投げられたと言ってたな)

「じゃあ、紹介するぞ。はいれー」

「はい」

担任が言うと教室のドアが開き、教室に転校生が入ってくる。その転校生は…

(あっ、あいつじゃん)

それは朝、佐藤にボールを投げた。

「えー、今日から我が海桜高校の1ーB組に転校して来た瀬賀 煌河君だ」

「瀬賀 煌河です。まだまだ分からないことがたくさんあるので色々と教えてください。今日からよろしくお願いします」

瀬賀が挨拶をすると教室が拍手が起きる。そして女子達から小声で「結構かっこよくない?」「私結構好みなんだけど」「誰か質問しなよー」との声がし、一部の男子生徒が舌打ちをする。

「質問いいですかー?」

その中1人の女子生徒が瀬賀に質問する。

「はい、なんですか?」

「瀬賀君はどこの県から来たのですか?」

「俺は都内の学校から転校だから他県の人間じゃないぞ」

「じゃあ、前にいた学校はどこなの?」

この質問に瀬賀の顔は険しい顔をし、険しい顔をしながら口を開く。

「世田谷区にある私立……東京体育大学付属東京高校だ……」

「「「「「え?……」」」」」

瀬賀が言った高校に全員が固まり、沈黙が始まる。

「「「「「えー!」」」」」

沈黙はすぐに終わり、驚きに変わる。

「東京体育大学付属東京高校ってあのスポーツで有名な⁉︎」

「そうだよ」

全員が驚いた東京体育大学付属東京高校とは日本が誇る体育の名門校東京体育大学が経営し、オリンピック選手やプロスポーツ選手を多数輩出し、札幌、仙台、東京、広島、福岡に付属高校、中学校や他に医療専門学校や接骨院や体育幼稚園などを経営するほど大きい学校である。

そして中でも付属高校の一つである東京体育大学付属東京高校は入試の際に学力試験、面接に加え、厳しい各種体力測定が行われており、それ以外にも各スポーツの特別推薦などを備えてる事から全運動部が全国大会、インターハイ、国体、関東大会の常連校であり、中には世界大会ので日本代表に選ばれる選手もいる。

その優れた部活の中でも特にここ数年で凄いのは10年前に設置された軟式野球部である。

軟式野球部はここ10年間で7回も全国大会に出場し、全国大会で優勝4回、準優勝1回の全国規模の強豪校であり、最近ではクラブ軟式野球日本代表相手に練習試合で勝った事もある超がつく強豪校である。

「なんでそんなスポーツエリート校からこの学校に転校してきたの?」

「ちょっと色々あってな……」

瀬賀は質問にしっかりと答える。

「じゃあなんか部活やってたよね? 何部だったの?」

生徒の一人がその質問をすると瀬賀はまた険しい顔になる。

「俺は……なんの部活にも入ってなかった……」

「「「「「え?」」」」」

また生徒に沈黙が走る。その理由は

(確かあの高校は全校生徒全員が部活に入部するのが決まりの学校だよな。なんであいつはなんの部活にも入ってないんだ?)

その理由は矢野が思ったことである。

東京体育大学付属東京高校の全校生徒は運動部活動への入部必須な学校である。

「まぁ、瀬賀は転校してきたばかりだから色々と教えてやってな」

とりあえず担任が質問タイムを切り上げる。

そしてそのまま時間は過ぎて昼休みになる。昼休みになると矢野は瀬賀に近づく。

「ちょっといいか?」

「なんだ?」

矢野が瀬賀が朝の疑問を解くために声をかける。

「瀬賀、お前軟式野球やってたろ?」

「!」

瀬賀は矢野の軟式野球って単語に反応した。

「その反応やっぱり、軟式野球やってな」

「なぜそんな事が言えるんだ? 俺は一度も野球をやってたなんて言ってないぞ」

瀬賀は反応しながらもなんも野球をやってたと言わない。

「何故って? そりゃ朝見たお前のボールの投げ方だ」

それは矢野が朝見た佐藤へボールを投げる時の投げた方だ。

まず野球経験者じゃなければ野球のボールはちゃんと投げれない上に何故矢野が軟式野球って所まで言えるかと言うと軟式野球の軟式ボールは硬式野球経験者が投げると大体がボールの重さからすっぽ抜けたり、ちゃんと投げれてもコントロールがつかない事が多い事から矢野は瀬賀が軟式野球経験者だと判断した。

「お前……探偵でもなった方がいいんじゃねぇのか?」

「真実はいつもひとつ!……ちゃうわ! やっぱり軟式野球やってたな! なんで質問された時に部活に入ってないって言ったんだ」

矢野がそのまま疑問について聞く。

「言葉の通りだ。確かに俺は軟式野球はやってた。でもあの学校で部活には入ってない!」

そう言うと瀬賀は席から立ち上がり、どっか行ってしまった。

「一体どう言う事だよ……」















みなさんこの小説を閲覧してくれてありがとうございます

これからも不定期ながらアップしていくのでよろしくお願いします

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