魔術塾対抗戦 vol.5
「まず、得意属性をつけないといけないね!しょーた、属性付与は知ってるよね?」
「ああ、ルーナから属性が自らのイメージ構築で付与できるって聞いたぞ」
上を見上げながら、ルーナの説明を思い出す俺。
「そう!その通り!へ~、しょーた。ちゃんとルーナの話は覚えてるんだね~。」
「レイス、ちゃかすのはいいから、さっさと話続けてくれ。」
俺の注意に、少しつまらない表情をするレイス。
「それでね。しょーた以外の4人は、それぞれ得意にしている属性があるんだ。それが、さっき言ってた得意属性ってやつね!ルーナの得意属性は水属性、クレアの得意属性は風属性、セバスの得意属性は雷属性。セバスの雷属性の魔術は、しょーたもよく知ってるよね?まともにくらったんだから。」
入塾初日の魔術戦を思い出す。確かに、セバスは稲妻のようなものを出していた。
セバスもその時のことを思い出していたようで、クスクスと笑っている。
「そして、僕の得意属性は、氷属性。とりあえず、しょーたに合う属性を探っていくために、僕、セバス、クレア、ルーナからそれぞれの属性の魔術を教えてもらって、属性魔術を体感してもらおう!あっ!ちなみに言っておくけど、みんなある程度は雷属性だったり、水属性の魔術は使えるから、しょーたも魔術塾対抗戦までには、少し使えるようにしておいてね。」
レイスの言葉に、小さなため息が出る。
(得意属性の魔術習得も難しそうなのに、他の属性の魔術も少し使えるようになっておくなんて…初心者の俺には不可能だ。)
「なーに、ため息ついてんのしょーた。じゃあ、まず僕の属性からいくね。いくよーしょーた!」
こうして、レイスから順番に属性魔術のレクチャーが始まった。




