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ANTIQUE  作者: OOK&YOK
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森の二人

●登場人物

ココロ…始まりの存在のバディとして選ばれた公国令嬢。感情的でお転婆だが仲間を想う気持ちと正義感に熱い。

吉田大地…土のANTIQUEに選ばれた地球の少年。現在重症を負い意識不明。

シルバー…鋼のANTIQUEに選ばれた剣士。戦闘に関しては実質リーダー的存在。

キイタ…炎のANTIQUEに選ばれた大国の王女。ようやく能力者として覚醒を迎えた。

ガイ…雷のANTIQUEに選ばれたシルバーの元部下。がさつな性格ながら仲間想いな基本いい奴。



●前回までのあらすじ

クロムの攻撃を受け重傷を負った大地を見つけたココロとシルバーは傷ついた大地を連れて動く事ができず、テリアンドスの荒野に取り残されていた。一人イーダスタの森へと入ったキイタとそれを助けに向かったガイの二人と完全に分団されてしまった。ココロとシルバーは大地の出血を止めようとできる限りの処置を施すものの、大地の意識は依然として回復する事はなかった。砂地に残された大地が残した戦いの痕跡から敵の戦闘方法を読み取ったシルバーとココロは、そこにある不安の種を見つける。あまりにも救いのないその推理を二人は決して口にする事はなかった。







 いつの間に眠っていたのだろう?いや、もしかしたら気を失っていたのかもしれない。細く開けられたキイタの目に映ったのは薄暗い岩の天井であった。

 ぼんやりとした頭でキイタはここがどこであるのか思い出そうとした。

 瞬時しゅんじに自分の経験した激闘げきとうの記憶がよみがえる。せまる敵、死を覚悟した自分、頭の中に響くフェルディの声、燃え上がる敵の体…。

 キイタはとりとめもなく記憶の残滓ざんしを拾い集める。ぼんやりとかすむ岩の天井はすでにキイタの目に映ってはいない。

 やがて鮮明せんめいな記憶が映像となって目の前に広がる。

闇にひるがえる輝くブロンドの髪、ものすごいスピードで飛び去る森の木々、自分の体を抱きしめる熱を持たない固い腕、銀色に光る無機質むきしつな仮面…。

 何が起こったのか、全てを思い出した時、キイタは勢いよくその場に起き上がった。

 暗い。そこは大きな洞窟どうくつの中のようだった。しかし暗いのはそのせいばかりではない。どうやら夜が近づいているようだった。

「ガイ…?」

 キイタは小さな声で呼んだ。ガイがいない。この広い洞窟どうくつの中でキイタはひとりぼっちだった。

 急激きゅうげきに恐怖と不安がふくれ上がりキイタに襲い掛かる。

「ガイ!ガイ!」

 恐怖の余り立ち上がる事もできず、キイタは自分の細い肩を両手で抱きながら何度も叫んだ。

 その時、洞窟どうくつの入口に近づく足音が聞こえた。おびえたようにキイタは身をすくめた。

 その足音は小走りで自分に向かってくる。何者かはわからない。その闇の中から再びあの赤く光るガラス玉のような目を持つ敵が現れるのではないかとキイタは声も出せずに震えた。

「キイタ様!」

 しかし、その足音の主は生身の声で自分の名を呼びながら目の前に現れた。そこには息をきらせたガイが片膝かたひざをついていた。何事かと心配する表情で自分を見つめている。

 キイタはガイの姿を見た途端とたん、自分でも気づかぬ内にその胸に飛び込んでいた。暖かい、血の通った右腕がしっかりと自分の体を抱きとめる。

「どうされましたか?」

「どこへ行っていたの!?」

 ガイの問いにも答えずキイタは叫んだ。いつものキイタからは想像もつかない、きつく、大きな声であった。

 小刻こきざみなキイタの震えをその体に感じたガイは、キイタを落ち着かせるように静かな声で言った。

まきになる枝と、それと魚を数匹捕って参りました。お一人にして申し訳ありません」

「だめ!一人でどこかに行かないで!私を置いて行かないで!」

 驚く程の音声おんじょうで叫ぶキイタにガイは戸惑とまどった。いつもひかえめで我儘わがままの一つも言った事がないキイタが、まるで駄々をこねる幼子おさなごのように泣き叫んでいた。

(何と(いたわ)しい…)

 自分の腕の中で小動物のように震える小さな体を見下ろしながらガイは思った。

(命の危機にひんしANTIQUEの能力者として覚醒かくせいするまでの間に精神の崩壊ほうかいをきたす程の恐怖を味わったのだろう)

 王女として城の中で育ってきたキイタにとってそれは、一度死んで生まれ変わる程の体験だったに違いない。

 子供の頃から暴れまわり、軍人となり、山賊の頭になり、常に殺伐さつばつとした戦いの中に身を置いてきたガイにそれを共感する事はできなかったが、キイタの受けた衝撃しょうげきの大きさは想像できた。

 暴れる事で金がもらえるならと軍人になったガイであったが、力ない誰かを守る為に戦いたいと今初めて思う事ができた。

「申し訳ありませんでした」

 ガイはもう一度謝った。

「よくお休みでしたので、暗くなる前に食料をと…」

 キイタがガイの体に回した腕に力をめる。

「大丈夫です、ガイはここにおります。もう二度と一人では出掛けません、お約束します」

 そう言うとガイは、キイタの腕を自分の体から離そうとその手をつかんだ。しかしキイタは更に力を入れてしがみついてくる。

「キイタ様、せっかく拾ったまきと捕った魚を入口に放ってきてしまいました。取りに行かせてはいただけませんか?」

 キイタの腕から力が抜け顔が上がる。不安の色一色に染まった顔を見つめ、ガイはいつもの子供のような笑顔を見せた。

「それがまた丸々とよく太った魚で、それも大漁です。腹ごしらえをしましょうや」

 言い終わるとガイはゆっくりと静かにキイタの腕を外した。今度はキイタも逆らわなかった。

ガイは立ち上がるともう一度キイタに微笑ほほえみかけ、洞窟どうくつの入口へと歩み去った。座ったまままだ不安そうな顔でキイタはその大きな背中を見送る。

 洞窟どうくつの外に出たガイの髪を吹き渡る風が乱す。西の彼方に沈んだ太陽の残照ざんしょうが辛うじて空を明るく染めていた。

 高台に口を開けた洞窟どうくつの入口からは広大こうだいなイーダスタの森を見下ろす事ができた。

 ガイは一度空を見上げる。早くも星が光り始めていた。キイタの声を聞きつけ慌てて放り投げたまきを拾い集める。ばらまかれた薪にまぎれて一本の細い枝に刺し貫かれた魚が落ちていた。

 右手で拾い上げる。えらから口へ枝を通された大きな魚が五、六匹もぶら下がっていた。左手にまきを抱え右手に魚をぶら下げたまま、ガイはもう一度 はるかイーダスタの森を見渡した。

 静かに目を閉じ、離れ離れになってしまったココロに語り掛ける。

(ココロ様、ココロ様聞こえますか?ガイです。敵に追われ森の奥深くへ入り込んでしまいましたが、俺もキイタ様も無事です。今はどこにいますか?ココロ様、どうか答えてください)

 そのまましばらくガイは立ち尽くしていた。しかし、いくら待ってもココロからの返事はなかった。

 その時、枝を抱える義手の左手に何かが触れるのを感じたガイは目を開け目を向けた。いつの間にそばに来ていたのか、キイタがガイの左手に手を掛けていた。

「あ…」

 ガイは慌てた。もともと義手が通らないと服の左袖ひだりそでは切り取ってしまっていた。その恐ろし気な黒い鉄の腕を隠す為に大きなマフラーを付けていたのだが、そのマフラーは今腰に巻かれ剥き出しになった尻を隠す事に使われていた。

「申し訳ございません」

 魚を持ったままの右手で、義手をかばうようにしながらガイが謝る。しかしキイタはその手を離さず、じっとガイのいつわりの左腕を見つめていた。

「キイタ様?」

「この腕が…」

 キイタがぽつりと言った。

「え?」

「この腕が、私を守ってくれたのですね?」

 キイタの手がガイの左腕に空いた穴を優しくなでる。銀色のエクスヒャニクの攻撃からキイタを守ろうとして受けた傷であった。

「いやぁ」

 ガイが頓狂とんきょうな声を出す。

「こんなもん痛くも何ともありませんし、放っておきゃその内勝手に治るんですよ。多分、ウナジュウの力なんでしょうけどね」

 全く大した事はないのだとガイは笑ってみせた。それでもキイタは黙ってその傷口をでていた。やがて顔を上げたキイタはガイの顔を下から見上げながらはっきりとした声で言った。

「ごめんなさい」

「え?」

 突然謝りだしたキイタに驚き、ガイは間抜まぬけな声で聞き返した。

「大嫌いなんて言って、ごめんなさい」

「い、いやぁ、そんな!」

 そもそも頭も悪ければガラも悪い。能天気のうてんき豪快ごうかいなだけがの暴れ者のガイには敵が多かった。

 そのほがらかな性格を好いてくれる者もいないではなかったが、それはてして似たような境遇きょうぐう、性格の者ばかりだった。

 商売女しょうばいおんな以外にモテたためしもない。こんな風に人から謝られた事などないガイはどうしてよいのかわからず狼狽うろたえた。

「許してください」

 もう一度キイタが静かな声で言った。その落ち着いた声にガイも平静さを取り戻した。ため息をつくように息を吐き、笑顔になると言った。

「何を言っているのですか。キイタ様は俺の恩人です。俺はキイタ様を命に代えても守ると決めたんです。そんな風に、謝ったりはせんでください」

 ガイの言葉を聞きながらキイタはまだガイの顔をじっと見つめていた。何とも居心地いごこちの悪さを感じたガイは、キイタから目をらすとすっかり夜の色をくし始めた遠い空に顔を向けた。

「ココロ様に呼びかけましたが…。返事はありません」

 キイタもその言葉につられるように顔を向ける。

「俺の声が届かないと言う事は、三人はまだテリアンドス領内りょうないとどまっていると言う事だと思います」

 二人の見下ろすイーダスタの森の果て、ここからは見えないテリアンドスの荒野に未だ三人の仲間は取り残されている。勿論もちろん、彼らが何故なぜ動かないのかまではわからなかった。

「夜明けを待って戻りましょう。ココロ様と、シルバーと大地の所へ」

 そう言うとガイは思い出したように右手にぶら下げた魚をキイタの目の前に突き出した。突然生魚を突き付けられたキイタは驚いて少し身を退いた。

「どうです?大きいでしょう?これを食って、ぐっすり寝て。朝になったらみんなの所に帰りましょう」

 キイタはもう一度ガイの顔を見た。目が合うとガイはニィッと大げさに歯をき出して笑った。キイタも小さく微笑ほほえむ。

「あ、キイタ様申し訳ありませんが…」

「何?」

「火を起こしてはもらえませんかね?」

 キイタは今度こそ顔いっぱいに笑顔を見せた。

 


 一方、テリアンドスの岩陰いわかげに身をひそめていたココロ、シルバーの二人は夜の訪れに合わせ出発の準備を進めていた。

 大地は相変わらず意識を取り戻さない。傷口の上に何重なんじゅうにも巻いた布の表面には新たな赤いしみが浮き出ていた。

 馬の脚元あしもとうずくまり、灯りの用意をしていたシルバーのそばにココロが歩み寄る。

「だめ、キイタもガイも全然答えてくれない」

「やはり国境を超えなければ声は届かないようですね」

 カンテラを手に立ち上がりながらシルバーが言う。不安げな顔を大地の眠る岩場に向けながらココロが言った。

「大地を連れて動けるかしら?」

「そうする他ありません。負担ふたんは掛かると思いますが大地の血を止める為には薬草が必要です。ガイ達と連絡がとれないのも問題ですし、馬にも水を与えなくてはなりません」

「どのみちイーダスタに入るしかないんだもんね」

「幸い敵が襲ってくる様子ようすもありません。賭けですが、のがせば手遅れになります」

 手遅れ。それは大地の命が失われてしまうと言う事だ。心配は尽きないがやはり今出発する他に道はないのだとココロも覚悟を決めた。

「よし。ココロ様、準備が整いました。大地を連れて来ます」

 シルバーはぬぐいきれない不安を見せまいと淡々と事を進める。二人の間に生まれた最悪のシナリオについてはあれ以来どちらも二度と口にはしなかった。



 洞窟どうくつの中に炎の光がらめいていた。外はすで漆黒しっこくの闇だ。ココロ達とは違い夜は動かずにいようと決めたキイタとガイは、その光に照らされながら体を休めていた。

 ガイの捕ってきた魚をキイタも少しばかり口にふくんだが、やはり体力の消耗しょうもうが激しいようだった。一匹も食べきれずに食事をやめてしまった。

 ガイのすぐ隣で、洞窟どうくつの壁に背を預けたまま、キイタはぼんやりと焚火たきびの火を見つめていた。

「私は…」

 突然キイタがぽつりとつぶやく。

「私はこの先、皆と一緒に戦えるのだろうか?」

 すさまじい威力いりょく発揮はっきして緑色のエクスヒャニクを燃える鉄の固まりと変え、クロムの追跡ついせきを振り払う為に森一つを燃やし尽くす程の炎をその腕から生み出したにも関わらずキイタはまだ自信が持てなかった。

 命の危機に見舞みまわれ突然目覚めた力。しかしこの力を出したい時に自由自在じゆうじざいし、あやつる事ができなければ到底とうていこの先の戦いで通用するとは思えなかった。

 事実あのエクスヒャニクを倒した直後、続けて次の敵を倒そうとしたが炎を生み出すどころか手の指一本動かす事すらできなかった。

 それはキイタ自身の体力の問題ではあったのだが、力の加減かげんを調整する術を知らないキイタは自分に与えられた能力を最適に使いこなす自信がどうしても持てずにいた。

「シルバーのバディが言っていたそうです」

 焚火たきびに新しいまきを加えながら何気ない言い方でガイが答える。その声にキイタがゆっくりとガイの横顔を見る。

「火の能力は、全てのANTIQUEの中で最も戦闘能力が高いのだと」

 投げ込まれたまきぜ、大きな音を立てる。キイタは焚火たきびの火に照らされたガイの横顔を黙って見つめていた。

「この先仲間が何人増えても、全ての能力者が揃ったとしても、その中で最強の戦士はキイタ様です」

「私が、ANTIQUE最強の戦士…?」

「ちょっと考えにくいかもしれませんが」

 火を見つめたまま口元に笑いを浮かべたガイが続ける。

「考えようによっちゃぁ一番強い武器を持たされたって事ですから、少し安心じゃないですか?」

 そうか、自分自身は他のみんなより体格的にも、体力的にもおとっている。でも、他の仲間よりも強い能力を持つ事でその弱点をカバーできるかもしれないのだ。

 するとガイが、またいつもの少年のような笑顔でキイタの方を振り向いた。

「さっきの戦い、覚えていますか?キイタ様は一人でも十分に戦えるだけの力を手に入れましたが、もう一匹の鉄くずは俺がぶっ倒しました。俺が馬を走らせているすきにキイタ様が炎の技で追いかけてくるあの敵を蹴散けちらしてくれました」

 焚火たきびに照らされた金髪をらしながら愉快ゆかいそうにガイは続けた。

「仲間がいます。キイタ様一人で世界を救う訳じゃない。俺もおんなじです。あんな化け物、俺一人だったらおっかなくて逃げだしちまいますよ」

「ガイが?まさか…」

「いやいや、実際テリアンドスの戦いじゃ大地がいなかったら俺はきっとやられていた。俺、シルバーが何と言おうが大地なんて何の役にも立たない奴だと思ってましたからね。でも違った…」

 そう言うとガイは、再びまきをくべた。小さな火の粉が巻き上がる。

「俺は頭が悪いんでよくわかんないんっすけど、きっと…俺がどうの、キイタ様がこうのって話じゃ、ないんじゃないっすかね?」

 キイタは、黙ってガイの話を聞いている。

「ANTIQUEの声が聞こえる奴らが十一人 そろう、それが一番大事な事で、その中で戦いはなるようになっていくんじゃないのかな?うまくは言えませんが…。一人一人が与えられた役割を果たすって言うか、助け合うって言うか…。だって、敵って一体何人いるんすかね?俺らは全員集まったって十一人ですよ?たった十一人で三つの種族から世界を守ろうってんだから、考えてみりゃそれだけでもう、なんつーか、とんでもねぇ話だって思いませんか?」

 焚火たきびの炎を見つめながらガイは貧相ひんそうなボギャブラリーを駆使くしして静かな声で話し続けた。相変わらずその口元には小さな笑いが浮かんでいた。

「だから、俺らの能力ってのはまだまだ天井てんじょう知らずで、助け合う事で十倍にも、百倍にもなるんじゃないんすかね?だって、そうとでも考えなけりゃゲンムやウナジュウ達がこんな戦いを挑む訳がないし、敵だってあんなに必死になってココロ様を付けねらう訳がないって、そんな風に思うんすよね」

 その時、突然 ひざに掛かった重みにガイは驚いた。見ればキイタが自分のひざを枕に倒れこんでいた。火を見つめながらキイタがぽつりと言う。

「私は、一人で戦う訳では、ないのね」

「そう思いますよ。まあ、わかんないんすけど」

「じゃあ、私はこのままで、いいんだね」

勿論もちろんそうだと思いますよ。まあ、わかんないすけど」

「そうなんだね…きっと…」

 キイタの声が小さくなっていく。どうやらこのまま眠ってしまいそうだ。

「ガイ…」

 目をつむったキイタが再びガイの名を呼んだ。

「はい?」

「もう、キイタ様なんて、呼ばなくていいよ。私達、仲間でしょ?キイタで、いいんだよ…」

 最後の方は不明瞭ふめいりょうでよく聞こえなかった。やがてキイタは静かな寝息を立て始めた。

「そうは言いますけどね…」

 聞こえていないだろうな、と思いながらガイはつぶややくと思った。

(それにしても、やれやれなんだろうこの状況は?)

 この暗い森の中の洞窟どうくつで二人きりだ。安心しきったキイタは自分のひざを枕に眠り込んでしまった。

(う~ん、どうせならもう少し色気のある女に言われたい台詞せりふだったなぁ)

 そんなどうしょうもない不埒ふらちな事を思った瞬間、火搔ひかき棒を振り上げた鬼の形相ぎょうそうをしたココロの姿が頭に浮かび、ガイはぞっとして身を震わせた。















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