第1章 第10話
第1章。Nuclear armament
他人を「信じる」ことの
もうひとつの意味は
他人の可能性を
「信じる」ことである
(エーリッヒ・フロム)
第10話 信念
強襲作戦
オペレーションジャッチメント
殉職者 158名 α βチーム
生還者 1名
リダル・アンドレフ αチーム
反逆者 1名 (現在も行方不明)
ロッド・ハウエルス βチーム
軍の上層部に全てを話し
ロッドは反逆者として扱われた。
仲間の死を無駄にしないために
軍に残り
この手でロッドを殺すまでは死なないと決意した。
数日後 身なりを整え追悼式に参加
それと同時に階級が上がった。
こんな小さな称号は何も意味をなさない
悔やみきれない中 死んだ仲間たちの形だけの墓標に敬礼をする
涙は出なかった。
追悼式が終わると次の戦いに備える為
傷を治す治療の日々を過ごした。
「ドルーク 1ついいことを考えたんだ」
「 なんだ?」
「お前を改造したい 同時に俺自身も強くなりたい」
「いいだろう 私にも1つ考えがある 勝つための 大切な事だ」
ドルークの力を使えば今まで以上の力を出せると考えた。
強化スーツの装甲は軽めに設定し
新たな戦闘術を考えた。
ドルークの意思を剣とスーツに組み込み
それを俺が装着する。
様々な改良を加え 先の作戦で俺を救出してくれたスモークも開発に協力してくれた
もともとはメカニックだったらしい
自分の作る武器は自分で実際に試さないと気がすまない性分らしく
自ら前線で戦い幾度の戦いに身を投じてきたらしい。
数ヶ月後
スモークと共に開発した新しいドルークが完成した
エグザソードの新たな形態
ドルーク・ハルバートと命名
新型のパワードスーツができた
全ては勝つ為に
それがいつの間にか口癖のようになっていた
そしてスモークから同じ部隊に来ないかとスカウトを受け流れのまま
シェイベとスモークのいる部隊
IE部隊に配属が決まった。
2年後
人類は核武装の敵に対抗する為に結束し 連合軍を作り
現在もNAIとの戦争を続けていた
その影響で9%の大地は核爆弾の影響で今後何百年と汚染される
軍人 民間を含めると死者は4億人以上と推定された。
NAIは月に独立国家を設立
人類は膨大な費用を投じ
何隻ものバトルシップを開発
また月からの侵略に備え
地上迎撃システム
衛生迎撃システム
様々な対抗手段を確立していった
ドルークのような兵器が軍全体に浸透し いつしか パワードスーツはなくてはならないものに変わっていった
だがAIを組みこんだ物はたったの1機 俺がつかうものだけだった。
第10話 完
NEXT 第2章
Invisible enemyに続く。