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衝突〔3〕



『7月16日 午前6時30分ごろ。鳩山市 居住区E-2にて。全自動車が暴走し、目の前を歩行していた望月(もちづき)(まなぶ)をめがけ直進。幸いにも彼は彼の脳力【障壁】により直接的な衝突を防いだため無傷。

 一方。当時、車内には所有者:平野(ひらの)陽介(ようすけ)1名が乗車していましたが、念には念を…と、三富社が搭載していたエアバッグにより軽傷。

 暴走の原因はブレーキ機能の不具合によるものと考えられ、被害者の2名は三富田社に対し慰謝料を要求。

 以上が現在確認している事件の概要である。

 今回、脳力事件特別対策係および魔法課には。

 この事件に関する脳力の詳細確認。を命令する』

 

 車の移動中。アルテマ上部に映しだされた要項に目を通す。

 追記という形で『同様の事件は確認されていない』と、添えてある。


  「早乙女さん…2つ質問いいですか? 」

 「えぇ。なんです? 」

 「まず魔法課って結局…なんなんですか?係だったり、課だったり…」

 「捜査課の1つとして位置づけられたり、係として独立していたりと、ややこしいですが…。基本は課でいいかと。」

 「なるほど」

 捜査課の派生…そいうことなら僕が招集された理由もなんとなく分かった。


 「じゃあ、もう1つ…この事件。すでに解決してませんか? 」

 ブレーキの不具合…以上終了であろう。

 「…どうやら今回は後処理…不審な点はないか。また事件に関係している脳力の詳細を確かめる。それが今回の課題のようですね」

 初の事件としては丁度いい…と言ったところだろうか


 「…現場に着いたようですね。それでは行きましょうか」

 二人は降車した。

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