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門が目の前にくるとかなりの威圧感がある
20mくらいあるんじゃないだろうか・・・
「かなりでかい門だな」
近くの騎士に聞いてみると、
「そりゃあ王都の門だからそれなりにでかくないと魔物が入ってくるからな。
この門が出来てから魔物に攻め込まれてきた回数は未だに0回なんだぜ!」
と誇らしげに話してくれた
そうこうしているうちに門を通り抜けた
王女がいるから案外あっさりといったんだろう
「では、護衛はここまでで十分です。ありがとうございました。」
王都の広さに圧倒されていると、シルヴィが話しかけてきた
「おう、もうあんなことにはならないようにちゃんと信頼のおけるやつを騎士に選べよ。
それじゃあまたいつか会うかもしれないから元気でな。」
そう言って俺とシルヴィ達はわかれた
少し進んで改めて周りを見てみると、赤・青・黄色・金・白など、色とりどりの髪の毛の色をしている人たちが目に入る
また、猫や犬、狼の獣人や、ドワーフ、エルフなど、いろんな種族で町が溢れかえっていた
「おぉ、この光景を見ていると本当に異世界に来たんだなぁ...
よし、まず定番のギルドだな!」
と言った時、お腹が鳴った
「...そう言えばここに来てから何も食べてないな。
よし、ギルドの前にまずはどっかの屋台で飯でも食うか!」
と決めて歩き出した
しばらく歩くと、何やらいい匂いが漂ってきた
その匂いの元を探してみると、いかついおっちゃんが串にささった肉を焼いていた
「おっちゃん!その肉くれ!」
お腹が空いていたことと肉のいい匂いのせいでかなり大きな声を出していたみたいで、周りの人にちょくちょく見られている
…かなり恥ずかしい事をしてしまったが肉がいい匂いをしていたのが悪いのだ
そう、おっちゃんが悪い...
そんなことより、今は肉だ、腹が減った
「おっちゃん、肉くれ。」
今度は普通の声量で言えたようで周りの人はあまりこっちを見ていなかった
「おう坊主、元気がいいな!
今回はそんな元気の良さに免じて特別に安くしてやろう。
そのかわりまたここの串焼きを買いに来てくれよ?」
かなり渋い声だったおっちゃんはかなり優しいようだ
「もちろんだ。いくらでも食いに来るよ!
ありがとな!」
そう言ってお金を払ってくしを受け取り、また?ギルドの方に歩き始めた
しばらく歩くと、木造のでっかい建物が見えてきた
その建物からは、皮の防具を身に着けた男性や、大剣を背負ったガタイのいいおっさん達が出入りしていた
その建物の前まで行くと看板が見えてきて、そこには『冒険者ギルド』とおっきく書かれていた
期待に胸を高鳴らせて中に入っていくと、様々な防具を身に着けていたり、いろんな種類の武器を誇らしげに見せたり手入れをしたりしていた
「おぉ...これが本物のギルドかぁ...すげぇなぁ...!」
圧倒されていたが、すぐに元に戻り、登録するために受付まで歩いて行った
登録用の受付は誰も並んでいなかったから待つ必要もなく登録できるようだ
「ようこそ、冒険者ギルドへ。新規登録ですか?」
声の主を見てみると、20歳くらいの若い女性だった
「はい、新しく登録します。」
と返事をすると、気がよくなったのか笑顔で説明し始めてくれた
「ギルドには、F→E→D→C→B→A→S→SS→SSS→X、の10段階あり、その人に合った依頼を受けていただきます。
また、依頼には、常在依頼、通常依頼、指名依頼、緊急依頼があります。
常在依頼は、受付を挟まなくてもその依頼の証拠品を持ってきてくだされば、依頼達成です。
通常依頼は、受付を挟んで依頼を受けていただき、証拠品を提出していただければ、依頼達成です。
指名依頼は、依頼人から指名されて受けてもらう依頼です。
最後の緊急依頼は、魔物が大量に発生した場合などの特別な状況の場合に発生します。
指名依頼と緊急依頼を受けない場合は、特別な理由がない限り、評価もしくはギルドランクが下がります。
以上でなにか質問はございますか?」
と、わかりやすく受付嬢さんが説明してくれた
まぁ、テンプレだな
「おいおい、ここはガキの来るようなところじゃないぞぉ?」
といろいろ考えていると煽るような声が聞こえてきた
これもまぁ、テンプレだな
「ゴンズさん、新人に対していちいち絡むのをやめてください。」
どうやらこのテンプレ野郎はゴンズというようだ
ちょっと俺のための噛ませ犬になってもらおうかね
「おい、おっさん。新人見つけてそれをいじめて優越感にひたるのはいいけど相手みて喋れよ?
そんなんじゃすぐにしぬぞ?(笑)」
と少し煽るとこめかみに青筋を浮かべ、面白いように挑発に乗ってきた
「なんだとっ!!ガキのくせに調子に乗りやがって!!!」
…挑発に乗りすぎじゃないか?本当に冒険者なのか不安になってくる
「ちょっと、君!ギルドは冒険者同士のいざこざには不干渉だから痛い目見るよ!
今ならギリギリ仲裁できるから謝ったほうがいいよ!
ゴンズさんはこう見えてもCランク冒険者なんだからっ」
ほうこれでCランクなのか、案外余裕だな
「ねえ受付さん。もしこのおっさんをボコボコにできたらBランクにしてよ。
大丈夫、こんなおっさんに負けるなら冒険者をやめるよ。」
「馬鹿にしやがってぇ!!!」
そう言うと同時におっさんが殴りかかってきた
「危ない!」
受付さんがそう叫ぶが、
「ゴフッ!グハッ!グフッ...!!」
おっさんがあっという間に床に沈んだ
「…え?」
誰かがそう呟いた以外みんな黙ってしまった
「んじゃ、俺Bランクね!」
俺がそう言うと固まっていた人たちが動き出した
「えええぇえぇぇえぇ!?!?」
そしてみんなして叫びはじめた
気持ちは分かるけど少しうるさいな
お読みいただきありがとうございます。
趣味で書いている上に学生の身分なので更新がバラバラになりますがよろしくお願いします。