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貧乳ですけどなにか?  作者: 藤宮 蒼
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理不尽な出来事

 次の日、澪は総務の春日さんから仕事終了後会いたいと連絡があり、職場近くのカフェで待ち合わせた。春日さんは総務の中で一番人望があり、会社にいるのが当たり前の存在だ。そんな人からの話しということで自分の噂の話しだろうと察しはついた。席に案内され、夕飯を済ませようとオーダーした。最近は食欲がめっきり減り軽めのサンドイッチとミネストローネのセットに。春日さんは「ここのハンバーグセット食べてみたかったのよー」とケーキセットも追加しガッツリ食べようというのがわかる。

 早く話しの内容が知りたくて催促すると、食べ終わってからにしましょうとにこっとかわされてしまう。

 「さて、本題に入りましょうか」

ケーキセットがテーブルに運ばれてきてから、春日さんは少し表情を変えた。

「川原さんが仕事熱心で、真面目に頑張っているのはあなたの上司の真壁さんから聞いているわ。今回の噂はあなたに非はないのは私も知っているの。本当に人の妬みとかなければいいのだけどね」と、春日さんは苦笑した。


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