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200文字小説集

私の中の彼(200文字小説)

作者: 日下部良介

私の心臓は彼の心臓。


あの日、二人バイクで出かけた帰り。

私の質問に笑って答えてくれた彼。

一瞬だった。

ほんの一瞬私に微笑みかけてくれただけだったのに・・・


激痛と共に気が付くと、私たちは路上に投げ出されていた。

辺りには横転したトラックと積荷の鉄パイプが散乱している。

私をかばうように覆いかぶさっている彼。

彼の背中から鉄パイプが付き出ている。


「大丈夫。 僕が助ける」

彼の最後の言葉。


彼は今も私の中で生きている。


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― 新着の感想 ―
[一言] 最近の交通事故は、ほとんど医療の進歩で助かるけど、こうやって生き残るとつらいだろうなあ。 でも、命の大切さは誰よりも認識するでしょうねえ。 ありがとうございました。
2010/09/02 13:26 退会済み
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