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再覚醒

 



 水沢凛(みずさわりん)は、ベッドの上で目を覚ました。


「ん~」


 妙に体が硬く、起き上がるのにも一苦労した。


(それより、何をしてたんだっけ?)


 凛は周囲の様子を観察した。

 自分の部屋を観察するなんて、こんなに妙な事はあるだろうか。


 すると、凛はカレンダーを見つけた。

 あれ?4月って…間違えたのかな?


 凛はスマホを取り、日付を確認しようとした。充電が無い。

 私は、スマホを充電するついでにテレビを確認しようと思い、リビングに向かおうとした。


(いや、怜に聞いた方が早いか)


 まあ、こんなことのために聞くのもおかしいけど…

 いや、私の場合は可笑しいか。


 凛は無駄な自信とともに怜の部屋に行った。


「ねえ、お兄ちゃん?」

「…」


 そういえばやけに家が静かだな、と凛は思っていたが、そもそも今日が休日だからどこかに出かけているのかもしれない。

 いや、怜はどこかに出かけるような人間ではないが…


「寝よ」


 怜がいないなら帰ってくるのを待つか、と思いまたベッドに身を預けた。









 水沢凛は、ベッドの上で目を覚ました。


「ん~」


 妙に体が硬く、起き上がるのにも一苦労した。

 あれ?体が上がらない


(それより、何をしてたんだっけ?)


 凛は周囲の様子を観察した。

 自分の部屋を観察するなんて、こんなに妙な事はあるだろうか。

 いや、ないな


 すると、凛はカレンダーを見つけた。

 あれ?5月って…間違えたのかな?


 凛はスマホを取り、日付を確認しようとした。充電が無い。

 私は、スマホを充電するついでにテレビを確認しようと思い、リビングに向かおうとした。


(いや、怜に聞いた方が早いか)


 まあ、こんなことのために聞くのもおかしいけど…

 いや、私の場合は可笑しいか


 凛は無駄な自信とともに怜の部屋に行った。


「ねえ、お兄ちゃんいる?」

「…」


 そういえばやけに家が静かだな、と凛は思っていたが、そもそも今日が平日なら学校に行っているはずだ。まだ、外は明るいしその可能性はある。


(あれ?私は…あーいや、まだ春休みだからいいのかな―――?)


 なら怜も春休みじゃない?どこか出かけているのかな?

 そんなことを考えても解決はしないか

 なんか束縛強い彼女みたいで嫌だな…怜なら喜びそう


「まあ、このくらいは自分で確認するかー」


 凛はリビングに降りてきた。時計の針は、丁度正午を指していた。


 ピッ


 私はテレビの電源を付けると、番組表を確認した。

 今の時代、スマホが無いとカレンダーの日付を直すために日付を確認するまともな方法が思いつかないものか、と思うと何もかもが不便だなと感じる。

 いや、ただの依存か。


「…」


 今日の日付はカレンダーの通り。間違っているのはカレンダーではなく私の方だった。


「…何、これ…」


 私は、そこでやっと今まで何をしていたのかを思い出した。




 最後の記憶は―――


 今日と同じ私。何もかもが。

 その後は?記憶がはっきりしない。

 じゃあ、その前は?


 怜が私の方に手を伸ばす。何故?

 何故、私をまるで恐ろしい物を見るような、絶望の顔をしているの?

 怜が、何を話しているのかは聞こえない。


「お兄…ちゃん?」


 私は喋った。怜に向けて。


 自分の体を見た。透けていた。

 正確に言うと消えている訳ではないようだ。


 しかし、そこにある体は…自分の体だと認識されなかった。


 その後は…何があったのか覚えていない。でも、確かにそこには何かが、空白の何かがあった。

 タイムシフトのような。そんな非現実が。




(早く帰ってこないかな)


「早く…」


 待っていても仕方がない。お腹は空かないし、この混乱した頭で何かを考えたところで無駄だ、と判断した。


(掃除でもするか)


 流石に一か月?二か月?放ったらかしは不味いよな。

 そう思い、自分の部屋に戻った。しかし、自分の部屋はそこまで埃はなかった。まるで、毎日掃除されているみたいに。


(えっと、他にすることは…)


 そういえば、もう5月?だけど中学での今の私はどういう扱いになっているんだろう?

 学校に行かないと不味いか

 まあ、いいか


 それより、怜がどのようにしているのか気になった。

 良くないことはわかっているが、怜の部屋に勝手に入った。まあ、毎回入っていたと思うしいいか。


 机の上には、まるで手の付けられていない参考書が置いてある。

 名前だけはしっかり書いてあ―――


「は?」


 そこには、二年生と書いてある。

 もう一回見た。変わらなかった。


 凛は充電をしている途中のスマホを取り出し、自分の部屋に戻った。

 年を確認すると、知っている年ではないことに気が付いた。

 どうやら、一か月二か月の話ではないようだ。


「マジ…か」


 ロングスリーパーどころの話では無い。

 こんなの死人と同然じゃないか!


 いや、だから怜を待って話を聞かないと混乱するだけだからってさっき…




 最初から気になっていることがあった。

 なんで、さっきからこんなにも私は冷静なのだろう?

 怜の帰りを待つ?そんなことが出来る柄じゃない。私のような人間は。


 ここまでのことがあって、一回も叫んだり、大きく取り乱していない。とても怖いことだ。


 それなのに、私は…


 右足の感覚が無くなった。


 私…水沢―――


 あれ、私の名前って何だっけ?




 次の瞬間、凛の意識が途切れた。




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