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脱、童貞!!

真ん中っ子、空士そらしはクラスメイトのレッド石川君に謎のチケットをもらい、幼馴染のけいと三人でイベント会場である〝サイエンスラボ スリー9〟へ行き、夢の体験をするのだが...

= レベル8 脱、童貞!! パート1 =


忍者、それは耐え忍ぶ者、決して表舞台で日の出を浴びる事もなく、迅速かつ、的確に使命を遂行し、大義を果たす。すなわち、死を恐れない存在。



どうも、空士です。


小さな頃は忍者になりたかった俺ですが、幼馴染のけいは魔法使いになりたい!とか言ってホグワーツからの手紙を毎日待ってるヤバい奴でしたが、今考えれば子供の頃の夢は叶うのだと思います。その時の気持ちは今はもうないけれど、信じて疑わなっかたあの頃は無敵だったのかもしれない。

イギリス人でなければ、魔法学校に入学できないのなら、忍者学校も日本人でなければ入学はできないのかもしれません。


でも、大人になるってすごいよね。何でも叶うんですよ。


= 俺の友 =


教室の窓から差し込む光と一緒に俺のちんこも何処かに差し込めればいいのに。


「ド・レ・ミ・ファ・ソラシ君、ド・レ・ミ・ファ・ソラシ君。」


俺の後ろの席のレッド石川君がバトル鉛筆で俺の背中を突いてくる。

高校生にもなってバトル鉛筆を愛用してしまうレッド石川君を俺は憎めないでいる。

何故なら一緒にパンティをクンカクンカと嗅ぎ合った仲だからだ。


「どうしたの?」

何も言わず、ただニヤニヤしながら俺の顔を見るレッド石川君にグーパンチをしたかったが、ダブりながらも学業に励むコイツを想いグッと抑えた。


そっと俺に一枚の紙切れを渡してきたので、俺はそっと受け取り机の下でこっそりと紙切れを捲ると、大きなおっぱいの絵と共に〝君を夢の世界へご招待します。〟と汚ったねぇ、字で書かれていた。小さく有効期限まで書かれていた。

めんどくせぇ。普通に放課後ヒマ?って聞けば良いのに。わざわざ、手紙をこっそりと渡してくるのはコイツが全く授業に集中してないって事だけはわかった。


「… イエスかな。 ノーなのか。 イエスかな。 ノーなのか。イエスかな。 ノーなのか」

俺が答えない限りコイツは小声で聞いてくるに違いない。

おもっきり振り返って目潰ししてやりたい気持ちを抑えて、俺はそっと親指を立てた。

「アァハァン」

レッド石川君の返事のキモさにヘッドロックをかましてやりたかったが俺は受け流す事にした。


チャイム鳴り放課後の合図と共に俺の両肩を鷲掴みするレッド石川君に俺は頭突きをした。


「アァハァン」

こいつは何でさっきからフランス人みたいな返事するのか疑問だが、レッド石川君はただ、ニヤニヤと俺を見つめた。


「石川君、どうしたの?」

「空士君の幼い頃の夢は何だね?」

「…特にないけど…」

「嘘と屁は、勢いよくこくものだな。もう一度聞く、お前の夢は何だね?」

「…忍者になりたかったよ。」

「アァハァン、私はね、幼い頃の夢は魔法使いだ!」

「あぁ…俺の幼馴染も魔法使いになりたいって言ってわ」

「なぁぁぁなにぃぃぃ!!今すぐ呼びたまえ、その幼馴染くんを!」

「えっ、いやぁ俺の幼馴染、勉強大変な高校だから放課後は塾だと思うし時間あるかなぁ」

「スリーマンセルだ、物語の主人公は大抵三人だろ。連絡したまえ。」

「…いいけど…」


俺は絶対に出ないと分かってたので電話をかけた。


「やっぱり、出ないよ。明晰高校だからな。」

「偏差値77と言われている。あの…高校か。君の幼馴染はハーマイオニーか…俺はロンなのか…」


するとすぐに折り返しの電話が鳴った。最悪だ。何でだよ、いつもならまだ授業中の時間のはずだ。魔法使ったのかよ。めんどくせぇ。

「早くでたまえ」

「あ、京、あのさ…きっと…今日も塾だと思うけど放課後時間ある?」


何故なのかな、こんな時に時間あるよーとか言う。

事の事情を話し、俺らは中央図書館で待ち合わせる事にした。

少し遅れて来た京に何だか申し訳ない気持ちになった。

だってレッド石川君と京が仲良くなれるとは思えないからだ。


「初めまして、櫻葉 京です。」

「アァハァン、私は石川 蓮二でごわす。君に招待状をあげよう。」


京はレッド石川からもらった、招待状を見て一気に顔色が明るくなる


「魔法の世界に行けるの?」

「アァハァン。」

別にハリーポッターが特別好きでもない俺は一気に蚊帳の外感を肌で感じる。


「この招待状は何なの?」

俺の質問にレッド石川と京は信じられない。といった表情を見せた。


「シーちゃん知らないの?これ、最新VRの世界、スリーマンセルゴールドだよ!」


京は興奮状態になる。


「知らない、何なの?」

「現役東大生と脳科学者の山片修先生が開発した、リアルドリーム。好きなキャラを選び体験する、つまりは最新型のゲームって言えばいいのかな。このゲームは試作品だから抽選で当選した人のみが体験できるレアなもの。海外からの応募も凄いから倍率は凄いんだよ!必ず三人一組でチームになって参加する条件なんだ。」

「へぇ、すごいの?」

「シーちゃん、これは凄いってもんじゃないよ!ありがとう、石川君!」

「アァハァン、さぁ会場へ急ごう」



= サイエンスラボスリー9 =


会場には、国籍を超え抽選に当たったラッキーな人たちが三人一組になって受付をしていた。


レッド石川君にパンフレットを見せられた俺は、まじまじとみた。


1、バトルコース

2、冒険コース

3、オンリーユー リトルアース


「この三つのコースの1、バトルコースから体験みたいだ」

「え、これ勝ち抜きなの?」

「アァハァン」


ルールは、至ってシンプルだ。アイゴーグルを装着し、自分の想い描く、理想のキャラを設定し、ゲーム内で謎解きやバトルをし頂点=ゴールを目指すというものらしい。


「1のバトルで負けたらさ、2と3のコースは体験できないの?」

俺は頭をかいた。


「そうみたいだね、早速キャラ決めようよ。」

京のワクワクは肌で伝わる。


「自分がどんなキャラにしたかは仲間には言ってはならないらしい。ただ、コンセプトを決めるのは良い、例えば1のバトルならば、忍者キャラで行くとして、決めてからゲーム内に入ろう、お互いに気がつきやすいしね。」

頭脳派な京は真剣だ。


「魔法使いで行こうよ。」

俺は京とレッド石川がハリーポッター好きなのを認識していたので提案した。


「いや、忍者で行こう。」

「京がそう言ってくれるのは嬉しいけど、これで負けたら魔法使いになるチャンスないぜ?」

「アァハァン」

「勝ち残ればいいのさ!」

今日の京は少し男らしく見えた。

「…分かった、石川君も忍者でいいの?」

「アァハァン」


そして、俺らは目が潰されそうなほど白色のベッドに横たわりピカピカのVRゴーグルをつけた。

「絶対に、見つけるから…」

京はゴーグルをつける前から主人公な気がした。


おおぉぉぉ!目の前に広がる森の中は最初は違和感があったが、川の音や虫の声が妙にリアルですぐにこの世界に溶け込めた。

俺が選んだ忍者キャラはナルトに出てくるシカマルにした。シカマルは頭も良くて気取ってなくて大好きなキャラだ。きっと、京はカカシ先生かナルト、サスケであたりでくるはずだ。

その時、木陰に隠れるザ・忍者がいた。俺は直感で、この忍者がレッド石川君だと分かった。

「石川君?」

「アァハァン」

「空士君はシカマルが好きなんだな?」

「うん、えっと石川君のキャラは…?」

「服部半蔵だよ」


ガチの忍者できたコイツは本物の忍者に感じた。

「シッ」

石川君が僕の口を急に塞ぎ、目で合図する。石川君の視線の先には、フリーザが3体もいた。

怖かった。リアルな上にキャラが被っていると同時に悟空ではなくフリーザを選択する思考被りのチームに勝てない気持ちなり、チンコが萎んだ。


「めちゃ、めちゃ対戦相手探してる…」

俺は小声で震えていた。


「京殿はどこだろう」

石川君の言葉にハッとした。早く京を見つけないとフリーザに殺されると思い心底震えた

その時、俺の肩を叩く誰かがいた。こ、殺される…俺はビビり散らしていた。


「シーちゃんと石川君でしょ!」

そう声をかけてくれたのは、忍たま乱太郎の食堂のおばちゃんだった。


「えっ、京?」


「うん、僕、忍者よくわからなくて」

ふざけるなよ!100歩譲って、せめて乱太郎にしろよ、何で食堂のおばちゃんなんだよ、戦闘能力は上手い飯作る以外ねぇだろうがよ!即死決定だろうがよ。俺は心でめちゃくそキレた。

だって、目と鼻の先にフリーザ3体がいるからだ。


「恋に落ちそうだよ」

熟女好きなレッド石川は食堂のおばちゃんになった京に見惚れている。

我ながら、クソチームだ、でも今日の俺はシカマルだ、知恵を絞れ。俺!!

その時、紫の唇が目の前に見えた


「見つけましたよ、見るからに弱そうですねぇ。」

俺たちはフリーザ3体に見つかってしまったのだ。


こ、こえぇ…人は恐怖に遭遇すると声が出ない事が分かった。


石川君が手裏剣を高速で投げた。石川君が投げた手裏剣は見事なまでに一体のフリーザに刺さりまくっていた、見た目がフリーザなだけで中身は違うのだと少し強気になった俺は、シカマルの技、影真似縛りをしてフリーザ一体を硬直させた。

なんて快感なんだ、凄いぜ、最新のVR!!

最後の無傷なフリーザが一歩、一歩と食堂のおばちゃんに近づいていく。やめてくれ、そいつは何も攻撃技がないんだよ!


「逃げろ、京!!」

俺は叫んだ。

俺は一瞬目を疑った、食堂のおばちゃん姿の京が料理をしていた。


「人の胃袋は掴めても、フリーザの胃袋は掴めなぞ!」

俺の言葉は全く届いていなかった。


「本当に人間は馬鹿ですねぇ、私を誰だと思っているのですか?」

ノーダメージのフリーザが京を煽る


「エイリアンかな?」


!! そ、そうか、忍者=食堂のおばちゃんを選択する男がフリーザを知る訳がないのだ。長年友達をしているが、京の無知な部分に勉強よりも大切なものをスルーしてきた人生に少し同情した。


「舐めるなよ!戦闘力は53万です!」


出たぁああああああ!わかるぜ、俺もフリーザになったらこのセリフ言いたいもん!

フリーザ3体って事は53万✖️3で159万の戦闘力か…敵わないぜ…

このゲームに負ける前に言いたいセリフ言っておこーっと。


「めんどくせぇ」

俺は、シカマルになりきった。


その時、フリーザが京の作った焼き魚定食を尻尾で破壊した。そして高笑った。

俺は負けを確信した時、食堂のおばちゃん姿の京は鬼の形相なった。ま、まさか、あのセリフを…


「お残しは許しまへんでぇええええええええええ!!」


凄まじいパワーに俺の鼓膜が破れそうになる、一瞬目を瞑り片目を開けた、

フリーザが3体とも死んでいた。

「戦闘力は500京です!京だけに!」

食堂のおばちゃんの京が叫んだ。

俺は、絶対に残さず食べようと心に誓った瞬間だった。


『ゴーグルを外して下さい。と警報音が耳にこだました。』


「良かった、シーちゃんと石川君が無事で」

いつもの京の顔に安心する俺がいた。


「いや、こちらこそありがとうな」

俺は一回戦目のコースで正直疲れたのが本音だった。


「素晴らしい、私は二度とお残しはしないと誓ったよ、アァハァン!」


そうして、俺たちは、次のステージに進む事が決定した。



続く


脱、童貞!!パート2

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