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n日後に死ぬイノリ  作者: いのり
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第6章〜戦闘開始〜

第6章〜戦闘開始〜



イケメン帝国ではイチハチ将軍がエボ皇帝をなだめていた。



「なりませぬ皇帝陛下!総大将である御身自ら戦場に赴くなど!」


「黙れ将軍!皇帝の命令だぞ!こんな残虐なショーは滅多に観れないんだぞ!」


「まあまあ将軍、10万の兵で300人を叩くのです。それに相手の主力のスキルは我々に影響を及ぼさない模様。さらに言えば朝8時半からの30分間は危険なスキルを持つイノリが出てくる可能性はありません。」


「早く奴らを殺しにいきましょうや。」


などとそれぞれ口にしている。結局皇帝には逆らえず10万の兵の総大将として戦場に皇帝が来ることになった。



〜〜〜〜〜〜



早朝に帝国を出発し予定通りに8時半ちょうどにキモオタの棲家に到着したイケメン帝国軍。計画通りに陣を展開し皇帝は高みの見物となるはずだったのだが…。



キモオタ軍の戦闘員は二人。司法長官シタンと行政長官のルマ。この二人は強い。だがこちらにも達人クラスのイチハチ将軍とソー准将がいる。他の歴戦の将兵と複数で当たれば必ず勝てる相手だ。遠くに見える洞穴の入り口には10万の兵を見て震え、怯える非戦闘員のキモオタ達。



だが、そこにいるはずのない人物がいた。アルト宰相はガタガタ震えだす。



「バカな…今はプリキュラタイムのはず…なぜあいつがここにいるのだ…?」




そこには何処かで「魔法少女プリキュラ」をリアタイ視聴しているはずの防衛長官イノリが立っていた。



「陛下、今すぐお逃げ下さい。ここは危険過ぎます。」


冷静に皇帝の側に控えるイチハチ将軍が言う。だがエボ皇帝は青ざめた顔で、


「余は10万の兵達の総大将ぞ!兵を置いて逃げるわけにはいかぬわ!」


エボ皇帝にも皇帝たる矜持があった。しかし、本当はすぐにでも逃げ出したかった。



イノリが言う


「プリキュラタイムを狙って戦闘を…殲滅戦をしかけるとはやるじゃないですか。でもね、今日はプリキュラの放送はないんですよ。ゴルフ中継で。」



オタク事情に詳しくないアルト宰相はすでに悟っていた。この殲滅戦は失敗だった。自分達が殲滅させられる戦いとなってしまったのだ。プリキュラにゴルフ回があるなどしらなかった。だから戦場に危険な存在であるイノリが出てきてしまった。



皇帝や宰相達の様子がおかしいことを見て一般兵にも同様が広がる。



イノリはシタンとルマに近づくと「ここは俺一人で十分だ。」と言った。


イノリの能力なら相手の人数は関係なく圧倒出来るのだが、ルマは「油断するなよ」と。普段寡黙なシタンは「死ぬなよ」とイノリに声をかけた。



自分のスキルに自身があったイノリは「童貞のまま死ぬわけにはいかないでしょwww」と半笑いで返しイケメン帝国10万の兵に突撃していった。



イノリのスキル"拒否"は自分が相手の存在を「拒否」すれば相手の寿命を全て消し去り殺すことが出来る。また、相手に特定の誰か(もしくは複数の人間から)「拒否られる」つまり嫌われるようにするといったことも可能なのだ。



相手がどんなに強くても簡単に殺すことが出来る。だからこそ自分はキモオタの棲家を守ることが出来る。今回もいつもの戦闘と同じだ。



だが、先程まで恐怖に怯え震えていたはずのアルト宰相は笑っていた…。








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