第3章〜キモオタの棲家・行政長官ルマ〜
第3章〜キモオタの棲家・行政長官ルマ〜
キモオタの棲家での行政を取り仕切っているのが行政長官である「ルマ」である。現在キモオタの棲家には300人に満たない住人が暮らしている。本来倍以上の人数がいたのだが度々攻めてくるイケメン帝国の兵士達に殺されてしまった。
キモオタの棲家の内部は以外にもイケメン帝国と同程度の生活水準があった。キモオタ達がそれぞれ持つ異なる"スキル"を上手く利用していた。キモオタ達は手先が器用な者が多く、住人それぞれが与えられた役割をこなし、空いた時間は各々好きに過ごしていた。当然ルールは存在し、守らない者は司法長官シタンに罰を与えられていた。
何事も無くキモオタ達が生活出来るようにするのが行政長官ルマの役割だった。キモオタの棲家には小さな子供もいる。大人である自分達がしっかりしなければならなかった。ルマは大人しい性格で周りの信頼も篤かった。だが、長官であるだけあって彼も「化け物じみた」スキルを所有しているようであった。
…ちょっと待て、キモオタの棲家には迫害された「男性」しかいないはずなのにどうして小さな子供がいるのか?
キモオタ達の迫害の歴史は数百年に及び、例外なくキモオタからはキモオタしか生まれなかった。生まれた時からキモオタであるもの達、そして周辺の国々で迫害された男性達が集まりイケメン帝国の北端の洞穴はいつからかキモオタの棲家と呼ばれるようになった。
話を戻すが、子供が生まれるには女性の存在が必要である。キモオタの棲家に帝国に住む女性は近寄らない。だが、キモオタ達も自分達の子孫を残すことに必死だったのだ。
そこで役立ったのが先日イケメン帝国に討ち取られた"元"財務長官である「マグナム」の能力だった。




