第2章〜キモオタの棲家・司法長官シタン〜
キモオタの棲家に棲むキャラクターを紹介していきます
第2章〜キモオタの棲み家・シタン〜
美男美女しかいないイケメン帝国に不釣り合いな洞穴がイケメン帝国の北端にあった。そこにはこの世界で迫害を受けて避難してきた男達、"キモオタ"と呼ばれ人間扱いされなかった者達が身を寄せ合って静かに暮らしていた。
イケメン帝国が世界の中心にあること、またキモオタ達が地理的に集まりやすい場所であることが災いしイケメン帝国内にイケメンとは正反対の存在があることになる。
放っておいても害はないが、イケメン帝国からしたら景観を損なう汚れた場所でしかなかった。当然何度もキモオタを討伐しようとしたが出来なかった。
キモオタ達は世界中の人間から迫害され差別を受け続けてきた。その影響かどうかはわからないが、彼らは全て何かしらの能力所謂"スキル"を所有していた。このスキルはイケメン帝国の領民を始め世界中の人間達の中で"キモオタ"と呼ばれる者だけが所有するものだった。
この"スキル"のお陰でイケメン帝国はキモオタ達を攻めあぐねていた。スキルは一人一つしか所持していないようだがスキルの内容は千差万別で、
"髪の毛の長さを自由に変える"
"1日に一回だけ0.00000000001秒時間を止める"
"指定した対象が昨日食べた食事の内容を忘れる"
などのあまり役に立たないようものばかりだったが、稀に"当たり"のスキルを獲得する者もいた。
キモオタの棲家は寄せ集めの集団だったが、一応組織のようなものが出来上がっていた。皆が好き勝手にしていては洞穴での生活は出来ないからだ。
その組織の上層部にいる者達はほぼ"当たり"のスキルを所持していた。
キモオタの棲家での司法を司る長官である「シタン」は集団生活で輪を乱す者を罰する立場であり、また攻めよせるイケメン帝国に対抗できる最高の攻撃手段であった。
彼が会得したスキルは"断罪"。キモオタの集団で罪を冒した者に手に持つ刀で罰をあたえる。罪の大きさで罰が変わり、その殆どが数時間〜数日の間廃人のようになってしまう。刀で切られた際、肉体へのダメージは無いが精神に罪の大きさにより大小のダメージを負う。
但し断罪のスキルは身内…つまりキモオタにしか効果が無くイケメン相手には全く効果が無い。それでもイケメン達がキモオタの棲家を攻めきれないのはシタンが剣撃の達人だからである。彼に対抗出来るのはイケメン帝国の中ではイチハチ将軍しかいない。守りに重きをおいている帝国ナンバー2のソー准将では役不足なのだ。




