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n日後に死ぬイノリ  作者: いのり
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第1章〜イケメン帝国〜

登場人物の名前はtwitterのフォロワーさんから勝手に貰ってます。ごめんなさい。

第1章〜イケメン帝国〜


その帝国は周囲にある他の大国よりさらにひと回り大きな領土を

有し、男女問わず誰でも入国可能な国であった。


入国を管理する入国審査所には一言こう書かれている


※ただしイケメンに限る。と


つまり女性は誰でも入国出来るが男性はイケメンしか入国出来ないのだ。大国であるイケメン帝国の方針に周辺の国々も合わせており「※ただしイケメンに限る。」とまでは言わないがイケメンではない男性の扱いはこの世界でも良くなかった。




イケメン帝国の皇帝「エボ皇帝」は退屈していた。帝国の文明は発達しており生活水準も高い。周囲を見渡せば美男美女しかいないのだ。何も困ることは無いが、平和そのものであるため刺激になるようなこともなかった。


「将軍、何か余興は無いのか」


「陛下、今は公務中です。お慎み下さい。」


将軍と呼ばれたこの男こそが帝国最強の剣士「イチハチ将軍」である。


「では私の奴隷を八つ裂きにでもして見せましょうか?」


そう笑いながら言うのが「ソー准将」。帝国のナンバー2であり帝国の守備の要である。


皇帝は乗り気であったようだかイチハチ将軍の鋭い視線を受け沈黙してしまった。



〜〜〜〜〜



そんな遣り取りを黙ってみているのが政治顧問の「アルト宰相」である。まだ若年のエボ皇帝に代わりイケメン帝国の政治を運用している。


エボ皇帝をトップに軍事攻撃の要「イチハチ将軍」、軍事防御の要「ソー准将」、そして「アルト宰相」の3人がこの帝国の中枢であった。平和が続いている為イチハチ将軍とソー准将はエボ皇帝のお守り役になっていたが。


エボ皇帝は暫く公務を真面目にこなしていたが、また飽きてきたようだった。その様子を確認し頃合いを見てアルト宰相が口を開く


「皇帝陛下、ご報告がございます。北に棲む虫…それも大物を一匹潰しました。」


それを聞いて皇帝が怒り出した。


「馬鹿者!なぜそういうことをいち早く報告せんのだ!して、成果は?」


「はっ。おそらく奴らの中でもトップ3に入る大物"マグナム"を討ち取りましてございます。」


とアルト宰相。それを聞いた皇帝は飛び上がって喜んだ。


「でかした!奴の"能力"は厄介だったが…これでもうあの虫共も終わりだな!」


アルト宰相が何か言おうとしたが、イチハチ将軍が口を挟んだ。


「これで奴らがこれ以上増殖する危険は大幅に減りました。国民の安全にさえ気を付けていれば奴らは自然に滅亡するでしょう。」


確かにその通りだか、ソー准将は納得がいかないようだった。


「そりゃそうだが、何年かかるんだって話ですよ。今が好機、奴ら全て一匹残さず叩き潰しましょう!」


血の気の多いソー准将らしい言葉だった。だが、エボ皇帝もアルト宰相も同意見だった。アルト宰相は語る


「奴らは手を出さねば何もして来ないのは事実。ですがこれまでの討伐(全て失敗している)で多大な被害を受けております。大物のマグナムが死んだ今こそ好機でしょう。」


暇を持て余したエボ皇帝は何か面白いことが始まると思い歪な笑顔を見せていた…。



〜〜〜〜〜〜〜



イケメン帝国の男性は当然イケメンしかいない。所謂フツメンと呼ばれる男性達はイケメン帝国の周辺の国々で普通に暮らしていた。ではそれ以下の男性達はどうなるのか…


答えは簡単、迫害されていたのだ。国に、いや世界に受け入れられなかった男達は自然に広い国土を持つイケメン帝国の北端にある洞穴に集まり隠れ棲むようになった。


何不自由無いイケメン帝国の領民が唯一頭を悩ませていたのがこの洞穴だった。美男美女ばかりのこの国にはあまりにも不似合いなこの場所、イケメン帝国は何度も消滅させようとしたが不可能だった。そこに集まった男達、"キモオタ"と呼ばれ人間扱いされなかった男達には不思議な能力が備わっていたからだ。






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