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動く戦線

 夜明けの空に大砲が動く重々しい音が響いている。それも1門や2門ではなく大量にだ。

 スィミルに作戦を上申しその作戦の責任者となったイグルは、上機嫌で誇らしげにその大砲の行軍を見ていた。これからこの大砲が敵陣を蹂躙し、我が軍に圧倒的な勝利をもたらす。そしてそれは自らの栄光となり、ヤンビャン貴族街へと繋がっている。そう考えるだけで顔が綻ぶのが止められなかった。


 イグルが考えた作戦は単純にして分かりやすいものだった。まず大量の大砲で敵陣を攻撃し、その下を歩兵が匍匐前進で進む。進むに連れて大砲の射撃距離を伸ばしたり大砲そのものを前進させたりして、砲撃による弾幕と発生する煙で味方を守りながら敵陣へと侵入していく。こうする事により味方に殆ど損害を出さずに強襲出来る、そういった算段だった。


 作戦開始の号令をかけると安全な場所まで歩兵は徒歩にて進軍し、前線に到着すると信号弾を撃ちあげて匍匐前進に切り替えた。

 信号弾を確認した後方の砲兵隊は一斉に射撃を開始する。敵の塹壕には届くものの決定打を与えられず、だからと言って敵の本陣には届かない為にあまり出番の無かった大砲だったが、元よりこの作戦では破壊が目的では無く敵を混乱させるのが目的だ。ここぞとばかりに張り切って、砲兵部隊は大砲を撃ちまくっていった。

 見た目は十分に華々しく、プラセン軍の勝利を誰もが確信していた。


 *


 一方でマレス-ナト国軍が混乱に陥っているかと言えば、イグルの想像に反してあくまで落ち着いていた。と言うのも前線の部隊は既に下がっており、まだ被害と呼べる程の被害が出ていないからだ。

「敵軍が片っ端から大砲を撃ち込んでくるって?」

 前線からの報告を聞いたマイスは訝しげな顔をして報告に来た部下に聞き返した。

「は、照準を合わせているのかいないのか…とにかく無茶苦茶に撃ち込んでくるのです。前線の塹壕にいた部隊は砲撃が始まってすぐ下がらせたので大した損害は無いのですが、前線からの伝令によればいくつかの塹壕は敵に奪われたとの事です」


 前線の塹壕は奪いつ奪われつつを繰り返しており、今更いくつか奪われた所で戦局にそう変わりがあるわけでは無い。だがその大砲をひたすらに撃ち込んでくるのがどうにも気にかかった。

「前線の隊には油断しないよう敵を注視させるように。敵の新たな作戦だとは思うが、くれぐれも意図がはっきりしないうちには動くなと厳命してくれ」

 そう言うと部下は敬礼して出て行った。だがその命令を待つまでも無く、現場では違った意味での混乱に陥っていた。


 双眼鏡を覗いて砲弾の先を何とか見ようとしていた兵士は、上官からのどうなっているとの言葉に上手く答えられずにいた。

「どうやら弾幕の下を匍匐前進で進んでいるようなのですが…その…」

「どうした、報告はハッキリしろ」

「時々砲弾が、その匍匐前進している兵士の上に落ちているんです」

 部下の報告が流石に意味不明だったので上官も双眼鏡で覗いてみると、確かに絶え間無く降り続く砲弾の弾幕の下を敵兵が匍匐前進で進んでくる。その最前線をぐるりと見渡した刹那、偶然見ていた辺りの兵士が爆発と共に吹き飛ばされた。


 思わず顔を顰めて双眼鏡を話した上官は、それでも健気に見続ける部下にも双眼鏡を下ろさせると基地に次のような伝令を送った。

『敵は総攻撃のつもりで攻め入っているようだが、実際には自軍の砲弾で自軍の兵士を攻撃しているのが見受けられる。無闇に反撃をせず、経過を見守った方が良いかと思われる』

 同じような内容の伝令は塹壕の前線部隊の各地から寄せられていた。それは敵は一気に広範囲で同じ作戦を行い、そしてその全ての場所で自滅している事を裏付けるものだった。


 それでもなお敵の砲撃は止まず、その度に同じ敵兵が匍匐前進中に上から降ってくる砲弾に当たって四散していく。

「アレはなんだ…」

 思わずそう呟いた前線の部隊長の言葉は同じく前線に派遣されていたマレス-ナト軍の総意であり、双眼鏡の向こうには奇妙な地獄が広がっていたのだ。

 そもそも戦地は油の湧く場所であり、ナトとしては大砲の使用は控えていた。塹壕戦においては大砲を撃ったところで効果は限定的であり、それよりも爆発によりどこかに湧く油に引火して大火事になった方が遥かにややこしい事になると考えていたからだ。


 だが敵はひたすらに大砲を撃ち込んでくる。匍匐前進してきた兵士は、当然どこかで油の湧く地を這って来ている。つまりその軍服には多少の油は染み込んでおり、その至近に砲弾が着弾すればどうなるか。

「なんで砲撃をやめさせないんだ…?」

「分かりません、ただあれは…」

 砲弾の轟音と共に叫び声が聞こえてきていた。何を言っているのかまでは分からないが、全身火だるまになっている状態で何を考え何を叫んでいるのかは想像に難くない。


 *


 イグルの元には匍匐前進していた部隊から次々に退却要請が寄せられていた。だが自分の立てた作戦に絶対の自信があったイグルは、その要請を敗北主義と決めつけ絶対に撤退を許さなかった。それどころか重機関銃を持たせた増援を送り、逃げ戻ろうとした味方を見せしめに撃ち殺せと命じる有様だ。

「撤退など許さん!そもそも何故撤退なのだ、この戦法によって前線は敵の弾を受けず少しずつ押せている筈ではないか!」

「しかしイグル様、これは少しばかり異常です。一旦様子を見た方が…」

「ええい喧しいわ!貴様もあいつのようになりたいか!」

 忠告した部下もそう言われては引き下がるしか無い。先程同じような忠告をして、癇癪のままに左腕を切り落とされた別の兵士を目の前で見ていたからだ。


 作戦開始から2時間少し経った所で、用意していた大砲の弾を全て撃ち終えた。計画ではこの時点で敵陣のかなり奥深くまで自軍が侵入出来ている筈で、後は現地に橋頭堡を築いてそこを拠点にさらに兵を進め、敵軍を制圧する予定であった。

「さて、報告をせよ。どの程度我が軍は進んだか?」

「は、わ、我が軍は…」

 各地からの状況を取りまとめた下士官の声は震えていた。

「どうした。ハッキリせんか」

「ま、まず…殆ど進軍は出来ておりません。全体を通して敵の塹壕をいくつか制圧したのみであります」


 意を決してそう言うと、その下士官の目にもイグルのこめかみに青筋が浮かぶのが見えた。

「どう言う事だ!説明しろ!」

 今にも銃を抜かんとのばかりの声に下士官は思わず竦み上がったが、それでも報告をするのが仕事だ。そしてこの権力しか見えていない作戦総責任者に、まずは現実を知らせる為にも前線の状況を報告しなければならない。

「4つの分隊に分かれた歩兵のうち、第1分隊は半数が、第2分隊は3割、第3分隊も半数、第4分隊は6割が負傷、または戦死、未帰還となっております」

「何故だ!」

「自軍による…砲撃の為です」


 イグルは机を思い切り叩くと立ち上がって、腰に提げた銃をその下士官に向けた。

「報告は正確に…な?」

 それはつまり、暗に被害を粉飾するなりしろと言う事だ。しかしその下士官は思惑に反して、意を決したようにその銃口を自らの眉間に当てて叫んだ。

「撃つなら撃ってください…!私が報告した事は全て真実であり、これに加えて後から派遣した重機関銃を持った隊も少なからず損害が出ています!」

「だったらどうした。私の作戦に間違いは…」


「間違いだったのだ!」

 下士官は声を張り上げ、一層自らの眉間に銃口を押し込んだ。

「私は報告に来る前に、前線から担ぎ込まれた負傷兵を見てきました。現地で即死と判断できる兵士や動かせない兵士はこの基地までは下がってこれません。つまり必然的に、ここに担ぎ込まれていると言うことは比較的軽傷ということになります」

「何が言いたい!」

「大砲で手足を吹っ飛ばされた者、腰から下が無くなった者、ある兵士は『敵と刺し違えてやった』と言って死にました…!私の目の前で!手にしていた認識票は、我が軍の重機関銃を持たせた隊のモノでした!彼の敵とは誰だったんでしょうか!?」


 下士官のあまりの剣幕にイグルは引き金を引けずにいた。

「これが貴方の考えた"画期的な作戦"ですか!兵は無駄死にして、大砲の弾薬はすっからかんだ!前線の歩兵の損害は甚大なもので、士気の低下は凄まじいものです。中には公然と愚痴を言う者までいる始末だ。私は本当はそういう兵士を注意する立場にありますが、今回ばかりは注意する事が出来ません!明らかに作戦総責任者たる貴方の失策です!」

 最後の言葉に腹を立てたイグルは、再び鬼のような形相で下士官を睨んだ。


「貴様ァ!下士官の分際で、それが上官に対して言う言葉か!不敬と反逆罪で軍法裁判にかけてやるからな!」

「私は1人を殺して満足するなら殺せばいい!私とて銃殺刑になるのを承知で言ってるんだ。だが作戦総責任者たる貴方にこの現実を伝えなければ、前線で散った私の部下達にも顔向けが出来んではないか!これ以上貴方の都合で人が死ぬのは真っ平だ!」

 下士官の"責任"という言葉に一瞬イグルはたじろいだが、すぐに銃を持ち直すと指を引き金にかけた。

「気が変わった。貴様はここで私が撃ち殺して…」

「否ッ!」

 下士官はそう言って両手でイグルの手ごと銃を持つ。


「私の死は、私のものだ」


 そう言って下士官は最後に「プラセン共和国万歳!」と叫ぶと、自らの手でイグルの指ごと引き金を引いた。

 銃声を聞いて慌てて天幕に入ってきた他の部下の兵士が見たのは、眉間を撃ち抜かれ絶命した下士官と、顔中に返り血を浴びて呆然と立っていたイグルの姿だった。


 *


 その頃ナトの陣地では、またもや違う混乱に見舞われていた。

「馬車はまだ戻ってこないのか!?」

「痛み止めが足りんぞ、持ってこい!」

「そもそもこんなに沢山の人、どこに収容するってんだ!」

 プラセン軍の砲撃が止んで少しした頃、前線の陣地に大量のプラセン軍の兵士が白旗を振って投降してきたのだ。

 投降した兵士の皆が口々に「あそこにいたら遅かれ早かれ殺される」と語っており、ナトの兵士には双眼鏡越しに見た現地の状況がいかに地獄であったかを嫌という程思い知る事となる。


「攻めるのなら今ではないか?」

 フュリアスは首都ハークルを離れて、オレウムに近い後方基地を置いてあるロイズという街に視察に来ていた。その折に入ったのが、大量の兵士が投降してきたという一報だ。

「鉄の戒律とか言う決まりによって最強となり得たプラセン軍だが、そこから投降する者が出る程と言うことは恐らく軍の内部は相当乱れている筈だ。ならば我々としてはこの機会を逃すわけにはいかないと思うのだが」


 フュリアスの言葉にマイスも首肯する。絶対的な党への忠誠と服従によって鍛えられたプラセン軍には、属に鉄の戒律と呼ばれる"命令は意を唱えず服従し、死を賭してそれを実行する事"という決まりがある。内戦が終わりプラセン皇国が2つの国へと分かれた直後はその領土を巡っていざこざが絶えなかったが、当時のプラセン軍は内戦を推し進めた有能な将とこの決まりによって随分とナト軍を苦しめた経緯がある。

「全くその通りです。オトポールから来たあの塹壕の守備の薄い所を記した地図。どのようにして調べたのか気になる所ではありますが、ここは目を瞑って作戦を実行に移しましょう」


 そう決まってからは早かった。大砲を使うのはプラセン軍と変わらないが、根本的な運用思想が異なる。発射地は油の湧いていない普通の土地を選び誘爆の無いように細心の注意を払い、数を撃ち込むより正確な射撃を出来るようにする。開戦初期以来ほとんど大砲の出番が無かっただけに弾薬はまだ十分にあり、砲兵の士気も高い。

 事前の準備もあって、大量の投降兵を受け入れた翌々日には作戦開始の号令が下った。


「目標、敵、塹壕守備陣地。撃ぇ!」

 その命令と共にナト軍の砲門が一斉に火を噴く。先の敵の作戦でいくつか塹壕は奪われたものの、全体の数を考えれば大した事では無い。開戦劈頭、両軍が掘りに掘った塹壕はかなりの数だ。

 双眼鏡や捕虜からの情報を元に、その塹壕の中でも取り立てて兵士や物資が集まっている所を狙って砲弾を撃ち込む。着弾地点を双眼鏡で観測手が確認し、それを元により精密に砲弾を放っていく。

 この作戦の初動では敵を混乱させる事が肝要であり、破壊が目的ではない。砲弾などは極端に言えば火薬抜きでも良いとマイスは考えていた。


 そうしてある程度砲撃を行うと、作戦は第2段階に移る。敵の塹壕の中の弱い所を突くように急拵えの突撃隊が突入し、隙間を縫うように敵陣の奥深くへと侵入していく。目標は敵の通信や指揮所、狙えれば兵站などの破壊だ。

 最初に制圧した敵の塹壕を、後から次々に兵士が侵入していく。そうして築かれた橋頭堡から少しずつ自陣を広げ、戦時での勢力図を塗り替えていく。膠着していた戦線は急激に動き始めていた。


「報告します、敵の前線基地は徐々に瓦解し始めており、少しずつ敵兵が撤退し始めているのも確認出来ております」

 部下の報告をマイスは安堵の表情で聞いていた。ようやく戦線が動いた。所詮兵士に過ぎないマイスが考える事では無いが、いつまで経っても動かない戦況に国内では厭戦気分が広がり出したと聞いていた。

 戦争が春まで長引けば農業の時期にも被り、徴兵に応じた兵士達の故郷が困る事になる。農業が上手く行かなければ国内での食料事情に響き、そうでなくても戦争によって物価が上がっている所に追い打ちをかける事になる。そうなってしまっては、たとえ戦争に勝っても虚しいだけだ。


「分かった。突撃隊は当初の予定通り、所期の目標を達成したら速やかに戻るように。いいか?成功に浮かれず、速やかに自陣に戻る事。総指揮官たる私の厳命として伝えてくれ」

 その言葉を部下が復唱する。最初成功したからと言って調子に乗って、余計な事をあれこれするとロクな事が無いのは軍事行動に限らない。現場の判断でそう言った事が無いように釘を刺しておく必要がある。


「あぁそれと、これを鳩便で送ってくれ」

 念の為(したた)めた命令書を受け取り退室しようとした部下を引き止め、もう1枚の紙を渡した。

「これはどこへ送るものですか?」

「ムルザだ。随分待たせた、彼らにも動いてもらおう」


 *


 ナト軍が攻勢に出た一方で、プラセン軍は混乱の極みに陥っていた。イグルの作戦の大失敗、兵士の投降、反乱、命令不服従。どれもがプラセン軍にとって前代未聞の事だった。

「クソッ!イグル・エルヌーイめ、奴のせいで我が軍は大損害だ!」

 スィミルはヤンビャンの自室で徐々に入ってくる戦地からの情報に癇癪を爆発させていた。プラセン軍はオレウムからヤンビャンまではるばる電話線を引いており、戦地の状況はすぐにヤンビャンでもわかるし、逆にヤンビャンからの指令はすぐに戦地に届いた。命令への絶対服従、徹底した上意下達を採っておりながら軍の高級将校などが前線に赴くという発想が無いプラセン軍ならではの手法だった。


 だがその電話越しに入ってくるのは絶望的な戦況と壊滅的な自軍の状況だ。

「イグルは拘束しているな?泣こうが喚こうが知った事か!奴と逃げ出した兵士は全員特別攻撃隊に配置転換させろ、せめて少しは役に立ってから死ねと言っておけ。命令に従わない奴は懲罰を喰らわせておけ、逆にそう言った事の無い兵士には酒でも振舞っておけ。士気の低下だと?それを何とかするのが現地の貴様らの仕事だろ!軍歌でも党歌でも歌わせておけばいいだろうが!」

 スィミルはただただ苛立っていた。大見得を切って軍事作戦を展開し、逆に甚大な被害をもたらしたイグル。そして軍事も含めて何もかも劣っていると思っていたマレス-ナト民国にいいようにしてやられている事実。それの何もかもがスィミルの神経を逆撫でしていた。


『スィミル様、現場の隊長どもはこうなれば捨て身で突撃するしか無い。といった事を言っておりますが』

 電話越しに現地司令部の司令官が尋ねてくる。努めて平静を装ってはいるが、それでも節々に焦りの混ざったような声色だ。

「そうだな、脱走未遂兵を組織した特別攻撃隊にやらせろ。爆弾を抱えて敵の橋頭堡を一つでも奪い返せ。それから…おい、おいどうした!?」

 そこまで話すと突如電話が切れた。掛け直すも全く繋がらない。たかが電話線と言えど極めて重要なものの為、ヤンビャンから現地までの間にも見張りの兵士がいる。だが繋がらないという事はその電話線に何かあったという事だ。


「おい!通信兵を向かわせて電話線の復旧を急がせろ!」

 スィミル付きの秘書にそう命じ今後の策を考える。いずれにしても何らかの反抗作戦をすぐにでも実施しなければ兵士の士気に関わるし、何よりスィミル自信のイライラが収まらない。

「まぁ本格的な反抗作戦は後にして、まずは脱走兵がどうなるかの見せしめを行わなければならぬな」

 そう言ってスィミルは思いつくままに命令書を書き上げる。兵法も何もあったものでは無い。夜闇に紛れて敵の塹壕や指揮所に近付き、敵兵の中に躍り出て爆弾を抱えて自爆しろと言うものだ。元より生存を期す作戦ではない。

 ものの数分で書き上げた命令書を再度見ながら、それでもスィミルは事態をどこか楽観視していた。いくつか想定外の事は起きているが、最後には我々が勝つ。そしてオレウムの油を採掘し思う存分売り払う。武器の供与の代わりにリハルトが無茶な条件を吹っかけてきたらしいが、そんなものは数字を細工すれば騙し通せるのだ。大した問題ではない。


 だがスィミルも他の軍の将校も党幹部も誰も知らなかった。崩壊はすぐそこに迫っている事に。

プラセン共和国軍の戦法については、第一次世界大戦の際にフランスが行ったニヴェル攻勢を。マレス‐ナト民国軍の戦法については、同じく第一次世界大戦の際にドイツが行った浸透戦術をそれぞれ参考にしています。



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