《アネクドート編》 後書き
「カーチス・エマーソン・ルメイ」と言うアメリカ人が東京大空襲を指揮したのだと、「宮殿にて」を書いてる時に知りました。
自分で作った設定ながら、古語でルメイは英雄を意味すると…
まぁ誰かにとっての英雄は、誰かにとっての悪者なのです。よくある事です。多分。この人は東京以外にもあちこちの空襲を指示したらしく、鬼のルメイと言われていたとか。
あとアラビア語で権力、権威を意味する「スルターン」という言葉があり、これがサルタンとも言うらしいです。
作中ではサルタンは、皇帝のいる都、すなわち皇都の名前でしたが、まぁ都なんてものは権力者の街みたいなものですし偶然は恐ろしいものです。
「熊蜂の飛行」が有名なリムスキーコルサコフ作曲のオペラ、「サルタン皇帝」とは何ら関係ございません。
さて「こんな話が書きたい」と半ばノリと勢いで書き始めたこの話、結果的には約29万字、400字詰め原稿用紙換算で約720枚程の話となりました。
1月ぐらいから書き始めて、仕事しながらぼちぼち書いていたら気がつけば7月、作品を仕上げるのって本当に大変なんだなと感じました。
小説の「し」の字も知らないので、何とも締まりのない作品かも分かりませんが…
シナーク現地司令部にいた6頭の竜、ウヌン、デュー、トゥリ、クヴァ、ヴィン、セスや月や時間の名前は、かなりのところをエスペラント語から取っています。便利ですね、それっぽくて←
ちなみに後書きなので月の名前だけでもわかりやすく纏めておくと、
1月 雪の月 ネゴイム
2月 氷の月 グラシム
3月 菜の月 レプイム
4月 桃の月 ペイム
5月 晴の月 スァナイム
6月 水の月 アヴォイム
7月 葉の月 フォリム
8月 火の月 アジロム
9月 栗の月 カスタナイム
10月 紅葉の月 オゥトム
11月 魚の月 フィソウム
12月 寒の月 マルヴァム
となり、時間は12時間法で午前はアム、午後はロムとなります。
異世界転生モノでは無く完全にファンタジーのつもりで作ったので、英語や諺、四字熟語や故事に由来する言葉等々を避けるのが大変でした。最初の方はちらほら出てきますが、つまりこれを意識しだしたのは割と筆を進めてからという事です。日本人が書いてるから日本語だけど、ウィル達が住む世界は日本では無いという事で。ペンダントは他に思いつかなかったので許してください。
《アネクドート編》とあるように、一応続きもあります。と言うか散りばめまくった伏線、全然回収してませんからね。
反響があるか、やる気が出ればマレス山脈の向こう側での続きの話。《ロレンス編》も書きます。謎のユラフタス、リンゼンが出ます(予告)。
さらにノータス王国での宗教対立の話(予定)の《ポイニクス編》、それともう一つぐらいは考えてます。書くかどうかは反響かやる気次第()
ちなみにアネクドートとは、ソ連の政治風刺の小話の事を指します。ロレンスはかの有名な"アラビアのロレンス"こと、イギリス軍のトーマス・エドワード・ロレンス大佐から取りました。つまりロレンス編は二重外交の話の予定です。(wikiにて"バルフォア宣言"を参照)
最後に、長々と後書きまでお読みいただいてありがとうございました。
良ければ評価、感想等々残していただくと嬉しいです。




