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第21話 ファントムグリード


 この世界、星の名と言うべきか、ファントムグリードと呼ばれている。


 太古の昔、神々がそう呼んでいたらしく、今現在も同じように呼ばれている。


 だが、名前の意味は誰一人知らない。

 世界で生きるものはあたり前のように呼んでいるだけだ。


 まさか、まぼろし、亡霊、貪欲、欲張りと言う意味があろうとは誰も思わないだろう。


 太古の神があきらかに嫌みでつけた名前であろう。


 そう、それほどこの世界は欲望に満ちあふれた戦いの歴史が続けられている。


 神々と呼ばれていても実際は知識のある高次元の生命体と言っても良い。


 いわゆる別世界からの侵略者である。


 あるものは宇宙から現れ、あるものは広大な海から現れ、あるものは次元のはざまから現れ、それぞれ出会いぶつかりあい戦ってきた。


 神という名で、世界の統治を繰り返したきたのだ。

 神々の戦いという侵略の歴史を歩んでいる星である。


 最初におとずれた神と呼ばれるものは、この世界が異形の魔物に苦しめられているのを討伐し守り崇められ神とされたという。


 それが自作自演であってもだ。


 発展途上の下位文明に異形の生物を送り込んであたかも勇者となってモンスターを討伐する。


 勇者は人々から称賛を受け称えられ、神と言われ崇められる。


 定番な侵略の戦略の一つだ。


 だが、放たれた異形の生物がこの星に適応し、生き永らえ、長い時間を得て知識のある生物に進化する事もあった。


 神々と呼ばれた侵略者もその存在に脅かされた事もある。


 神と言われる侵略者同士の戦いは幾度となくこの世界を滅亡の危機にさらされた事だろうか。


 この星には、なぜ集まるのかは理由は誰もわからない。


 複雑に入り組んで戦いをしていた神々と言われた者たちは現在は影にひそんでいる。


 人間、エルフ、ドワーフ、獣人、魚人、翼人、魔人、妖精族、魔獣、モンスターに代理をまかせ、今現在も世界の覇権を狙って争いを続けている世界である。

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