表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/15

元教師のコンビニオーナー

わしはコンビニオーナー、かつては教師をしていた



定年を迎え、今はこの店の経営で生計を立てている



導入した最新式の万引き防止スタンガン



レジを通さないと、電流が流れるようになっている



長い教師生活で、たくさんの人を指導し、その将来をみてきた



万引きなんぞやっとるやつに、ろくなやつはいないと、わしは思うとる



このスタンガンについて、人権問題とかなんとかいっとるやつらもいるが



こっちは生活がかかっとる



ひとの生活を邪魔しちゃいかんよなあ



犯罪者よ



空巣嵐は椅子に座らされ長々と説教を聴かされていたが



電気ショックのせいで半ば放心状態であった



オーナーの言っていることなどほとんど耳に入ってこない



説教は続く



なぜ、お前のようなものが



そんな、きちんとした身なりで、堂々と外を歩き回れるのか



理解できんよ



いや、社会のルールを守れるだけの、器量が備わっていないのなら致し方ないことだ



しかしそれならそれで、はだしで歩くとか、首輪をつけるとか



犯罪を犯しそうな人であると、一目でわかるようにして、周囲の人に暗黙の了解を得て、恥じながら生きるべきだとはおもわんかね?



なあ犯罪者よ



空巣嵐はうつむいて、机の上に並べられた、万引きした商品を眺めている



オーナーは目を瞑り、この仕事を選んでよかったという思いに、浸っていた



罪びとを裁くこの快感、たまらない



背を向け、事情聴取をする刑事気取りで、窓のほうを向いている



空巣嵐は、ふうとため息をつきおもむろに立ち上がるとウィスキーのボトルでオーナーの頭を殴りつける



そして、スタンガンのショックから完全に立ち直ったことを確信し、オーナーを締め上げた



気を失わせたオーナーを床に転がし、一体どうなってるとつぶやいた



万引きした商品についたラベル、そこにはこう書かれている



製造年月日 2044年X月X日

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ