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雨のち虹

作者: 全力疾走

元気がない時に読んで元気をだしてくれたら本当に嬉しいです

いや、もう、そしたら、土下座して感謝します

いやマジでですよ。本気でそう思ってます。

雨が降る

季節に構わず

時に優しく

時に激しく


そして残酷に

雨粒は繰り返しの流れに身を置き


ただ流れる


3月の雨、地面の匂いに排気ガス

それに春を少々付け加え、掻き交ぜる


男は、切なさに胸を裂かれ

傘を捨てた


雨に打たれて、流されて、空を見た


鉛色の空

何も言わず

ただそこにいた


あの雲の上に雷様がいるんだと、子供の頃は信じてた


でも


今はもう誰もいない、幽霊も怪物も

みんな成長と知識に殺された


それでも、雨は流れる

変わらない事、失わない事は出来ないはずなのに


それでも、雨は流れる

繰り返し、繰り返し


だから、男は雨粒にどうしても言いたくなった


「久しぶりだね」


照れた雨粒は滑って逃げた


「また、会おう。きっと、どこかで。」


気付いたのだ


この雨は変わらない。

人は変わって、失って

消えていく


慰めてるんだ。

変わらない物もあると

哀れんでいるんだ

変わる事、失う事を


男は笑っていた。

人である事を呪ったのだ


だけど、気付いた。


本当は、前に進むのが恐いだけだと。


怪物はやっぱり、倒されるべきで、

ウルトラマンは大人だった



切なさは胸を裂いた。雨に会うため

繰り返しに流すため



人は失い。雨は流れる。


雨は繰り返し。人は進む


切なさは今まで失った物の記憶だ


繰り返されることは許されず

だが、忘れる事は無い



だから、男は歩き出す傘はもういらない。


流されないから


こうして人は変わるのだ。

背負ったぶんだけ

無くしたぶんだけ

思い出したぶんだけ


男は雨粒にささやいた

「ごめん。お別れだ。次に会うのは別人だから」


雨は何も言わずただただ流れた。

本当に稚拙な文章で申し訳なく存じます。

すみませんでした。


元気がよけいに無くなってしまわれた方は、どうかお慈悲を



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