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出オチ系女と強いけど弱い男 (プロローグ)

素人です。初めて書きました。

読み物として出せるの?って思うような物かもしれませんがよろしくお願いいたします。


ほとんど書き直します。(多分)二〇二五年一月七日

(エピソード全部)


同年二月七日一話修正完了!

二話に取り掛かります!

 俺にとっての始まりとは、運命で言うのなら中学最初の夏休み、中学校に通えなくなった原因の日をさすと思う。

絶望の始まりを言うのなら、クラスで言われもない疑いをかけられてごみを見るような目で、見下されたときだし、希望の始まりを言うのなら、中一の秋、夕暮れ時の河川敷で師匠と出会ったあのときだと思う。

 今日の新しい始まりは多分、いや絶対に面白さの始まりだと思った。でも、現実は非常である。

4月6日土曜日午前十時ごろ、大阪府、淀川のスーパー堤防もとい河川敷にて、運命はとっくに動き出しているので動き出すわけも、恋が始まるわけでもないボーイミーツガールがあった。


 俺の名前は……って、そんなこと言ってる場合じゃなかったな。今、俺はくノ一のコスプレをした少女に、背後から肩を捕まれたうえ、何かとんがったものを背中に当てられて動けなくなっていた。

そんな中、くノ(くのいち)の少女(断定)は俺に聞いた。

「お前は"マリ"か?」

心当たりのある名前だった。

でも、どこの誰とも知れないヤツに、教えてやれるようなことではない。

「違いますけど……な、なんですか?」

「なら、この写真の女を知っているか?」

そう言って、彼女は俺の質問を無視して、写真を向けて聞いてきた。

俺はその写真を見るために振り向いた。

すると、真っ先に目に入ったのは右手に持っている写真と左手に持っている、明らかに人を刺しまくっていそうなナイフだった。

「ちょっと待て、おまえ何もっとんねん⁉」

「貴様やはり、"マリ"か!」

なぜか確信した目を向けてそう言った。

「なんでそうなんねん!」

意味の分からない確信を持たれていることを、ボケと認識した俺の脳は高速回転! 次のボケには関西人として最高のツッコミを入れることを決意した。

「貴様を殺す!」

想像と違うボケに頭が混乱して、ツッコミが滞ってしまった。

 何をとち狂ったのか、俺は次のように言った。

「えっと……あの、死にたくないです。なんでもするから許してつかぁさい」

殺すという発言にビビり散らかした俺は、土下座してそう許しを請うた。

「なんでもするといったな、ならば死ね!」

殺し屋少女(確定)は、そう言ってナイフを地面にこすりつけられた、俺の頭に向かってナイフを振り落とした。

俺は振り落とされたナイフを紙一重で三メートルほど跳んだ。着地に失敗し盛大にこけた。

「貴様やはり"マリ"のようだな」

「おまえの判断基準どうなっとんねん!」

心の叫びが思わずとび出した。

「判断基準は、ツッコミがうまいかどうかだ」

「ほんなら、関西人みんな"マリ"やないかい!」

直近で最高のツッコミが出た。そう確信したとき、俺はどうやってこの殺し屋少女(物本)から、どう逃げてやろうかと考えた。

「それより貴様はなぜ、我が秘伝の殺人術をよけられる?」

そんなことはどうでもいいとばかしに俺は、両ポケットに入っている二つのスマホのうち、右ポケットのスマホを出し、もう一つはポケットの中で、警察よりも明らかに強くて頼りになる我が師に、二つ同時に電話をかけた。

「私を無視して助けを呼ぼうとするな!」

「人のもん壊したらあかんて知らんのかあほんだらのクソ女!」

彼女は、外に出した方のスマホに向かって宮内を投擲し、それを破壊した。どうやら、ポケットのスマホには気づかなかったみたいだな。

こうなるのはなんとなく察していたため、すぐに俺は学校がある天満橋方面へ河川敷を走り出した。

そして、走りながら俺は、もう片方のスマホの電話がつながっていることを信じてこう叫んだ。

「誰か助けてー! 今、鳥飼大橋を通過したとこでーす! くノ一の恰好した、女の子に追われてまーす! 本人によるとわてのこと殺すらしいでーす!」

近くの人に助けを求めるように、俺は師匠に電話で伝えた……はず……。

「貴様、私の殺人術をよけておいて助けを呼ぶとは、情けないヤツ!」

「うるせえよ、バーカ! 本職の殺し屋と本気で殺り合うなんて、わてにできるわけないからな! バケモンにはバケモンをあてがうのが一番や!」

そう言った瞬間から、宮内の投げられる量が倍増した気がする。正直、なんで当たっていないのか、不思議なくらいに左右にそれていっている。本当に殺し屋なのだろうかと少し疑問に思った。

「誰が化け物だ! 私は殺し屋だ! それ以上でも以下でもない!」

「あぁ……そうかよ! じゃあそろそろ……終わりにしよかぁ! なぁ……師匠!」

俺がつぶやくと殺し屋の背後に突然、背が高く全体的にスラっとした、短髪の女が現れた。その女は殺し屋少女(化け物)を京都方面の空に遠投した。

「ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

殺し屋少女は大きかった叫びを切らさないまま、遠く小さくなり、空気のチリと同化していった。

「ジャストタイミング! いや~それにしても、よう飛びますね、人って」

と、俺は手をサンバイザーのようにして、日常風景のように、その事実を淀川に流した。

 俺は周りを見渡した。

「あれ、もうこんなところに来てたんや」

俺は淀川のでかい水門の横(南側)にある水門の前にいた。

「師匠、よくうちの位置がわかりましたね」

「あんたは相変わらずよく一人称が変わるな。それはそうとあんたの位置はうちが教えた登校ルートを、あんたがちゃんと使ってたから予測できたんやで」

「あぁ、それでここで待ち伏せしてたんですね。ありがとうございます」

「それはええねんけど、あんたさっきうちのことなんて言うたんや?」

師匠の顔が鬼の形相と化し、背後からオーラみたいなもんが出てきた。

「あ~、えっと、バ……」

「バ?」

「バケ……」

「あ? バケ?」

「バケ、バケ……バケ。あっ! そう、バケーションや!」

「バケーション? なにがバケーションや! ふざけとんか!」

正直に言えば許してくれる空気でもない感じがしたから、嘘をついてみたけど、小突かれてしまった。どうやらいつもより、機嫌が悪いみたいや。

だから、俺が思うもっともな出まかせを付け加えてみた。

「いやあの、師匠、最近なんか疲れてるな~と思って、だからバケーションオブ休暇が必要かなって思いやして……」

「はぁ……うちは二か月の春休みを終えたとこなんやけど、これ以上休めって?」

とんだ見当違いだった。というか春休みのあいだ、かなりの時間を一緒に過ごして、休んでいる姿を見てきたのに、なぜあんな出まかせが出てしまったんやろか。

それはそうと、師匠の顔が元に戻って、俺の全身を下から上へとなめるように……は言いすぎだけどそんな感じに見た。

「まぁ、ええか。あんた、学ラン似合わんな、笑えるくらい。……フフッ」

師匠はそう言って俺を鼻で笑った。俺は、少しかわいいという感情と鼻で笑いやがったこいつ歪めてやりてえ、ていう感情が心の中でせめぎ合った。

「やっぱり、女子の制服のほうがよかったんちゃうか?……フフッ」

俺の小さい堪忍袋の緒に亀裂が入った。

「なにあほなこと言ってるんや? 俺は男やぞ、そないなもん着るわけないやろ。どあほ!」

「お前そんなこと言ってええんか? そういう系統の服着た写真は、うん百枚とあるんやで?」

師匠がわっるい顔して強請(ゆす)ってきた。

「さすがにばら撒くとか、教えるとか、NetにUpとかはご勘弁ください。お願いします、なんでもするのでほんとに許してください。でも、うちのできることって言ったら、ほとんど師匠にできることばかりであんまり役に立てませんが、せめて温情と恩情があり情状酌量の余地もある判決をお願いします!」

本日二度目の土下座が一度目以上に綺麗に決まった。さらに俺は、許しを請う言葉を並べ立てまくり、温情判決を祈った。

「なんでもするって、言うたよなぁ?」

「いいえ、言ってません!」

「神に誓えるか?」

「仏教徒ですが、誓えます!」

「じゃあ、仏さんに誓えるか?」

「神様も仏様も信じてませんが、誓います!」

「じゃあ、とりあえず明日、うちの家で女子用の制服着て撮影会な!」

師匠が独断で俺の予定を決めてきた。それについては問題なしやけど、女装の上に写真撮影はさすがに無理やで。ということで俺はその意思を強く主張するためにこう叫んでやった。

「なんでそんなことせなあかんねん! アホか! ていうかだいたい俺は今から入学式いかなあかんねん! 女装なんかの話してる場合ちゃうねん! この、バケモンがー!」

俺がそう言い終えたとたん、師匠が俺の足をつかみ、地面に叩きつけながら縦に振り回した。

「せっかく忘れたふりしてやってたのに、また言いよったな! うちはバケモンちゃうわ! そんなに学校行きたいなら……行って……こいやー!」

師匠はそう言って俺を空高く投げ飛ばした。



今回はここまで、ということで次回、このあたりから始まるらしいです。

以上終わり!

お疲れさん!

よくここまで読めたもんだな。ここまで読めたものには(ふみ)ライダーの踏み台勇者の称号を贈ろう。

そんな踏み台勇者の称号を賜った者たちにお願いがある、ダメ出しをしてほしい。私は素人ではあるが、いろいろと考えたうえで、これを作っている。

だからこそ、なるべくいいものにしたい。ダメ出しをされれば自分の作品を見てくれていて、なおかつ自分の作品について考えてくれているという自信にもつながると思うのでどうかお願いします。俺に罵声を浴びせながらダメ出しをしてください!

おおっと、これは失敬。ついついドMな自分の欲望が文章の端からにじみ出てしまったようだ。


これからよろしくお願いします。


※この物語はフィクションです。矛盾点などあったとしても気にすんな、自由にかかせろください。

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