夜勤をしていた頃のお話
今日は夜勤。私の主な職場は、病院の二階にある検査室。様々な機械が並ぶこの部屋は、窓という窓が、黒いカーテンで遮光されているので、夜だという感覚は薄くなる。
検体提出台の脇にある、電子カルテの前に座ってモニター画面を確認。受付患者一覧に、患者名は増えない。救急車の音もしないので一安心。
天気が酷く悪い夜は、ウォークインでの夜間救急外来の受診は少ない。
微熱が出たとか、血圧が上がったら飲むように言われている薬を飲まずに「血圧が下がらない」と言って受診だとか、空いているから夜に来たとか、昼間は用事があるからとか、そんな理由で来院する人が減る。今夜は土砂降りなので、忙しくならないと思っていたけど、その通りだ。
検査室は遮光。カーテンの隙間から、今どのくらいの大雨なのか、覗こうかと考える。出勤時は、バケツをひっくり返したような雨に、雷の音もゴロゴロしていた。腰を浮かしたけれど、面倒だな、と立ち上がることを止める。
私は椅子に座ったまま、パソコン画面の前から、隣の検体提出台の方へ移動した。キャスター付きの椅子って便利。
台の引き出しを開け、後輩が提出したレポートと、心電図の教科書を取り出す。
左手首につけた腕時計を見ると、23時を僅かに過ぎたところ。明日は日曜。勤務終わりまで、残り約10時間。電話は鳴らないし、エアシューターも動かない。病棟看護師も来ない。
検査室内の分析機はことごとく沈黙。冷えた部屋に、重苦しい雰囲気と、夜には目に痛く感じる部屋の明かり。
検査技師になって約二年半、夜勤は嫌いだ。夜に起きているというのが嫌。そして、夜の病院って不気味。月に三回程度しかしない、慣れない検体検査業務での失敗も怖い。
二人で夜勤なので、これだけ落ち着いていれば、仮眠出来る。それも、長くだ。日曜の朝は仕事が少ないから尚更。
「佐藤さん、先休みと後休みどっちが良い?」
その台詞、待ってました先輩! と振り返る。
「やりたい事があるから、私が後でも良い?」
「はい、相沢先輩。朝の病棟採血の検査します!」
「ありがとう。起きたら一緒にするから、張り切らなくて良いからね。今日は落ち着いているし、11時半になったら休んで良いよ。明日の検体少ないし、四時間ずつ休憩にしよう」
よしよしよし、四時間! これだから、天気が悪い日や、土曜の夜勤は楽。輸血が必要な緊急手術や、手間暇かかる検査依頼が無い事が大前提。仮眠時間帯に、そういう事が無いように祈るばかり。
先月、緊急手術が二件、至急の結核菌の鏡検検査、そして検体も沢山きて、走り回っていた夜勤があった。今日とは雲泥の差。
「はい。分かりました。何かあったり、時間になっても寝ていたら、叩き起こして下さい」
「佐藤さん、ちょこちょこ起きないもんね」
苦笑いをされて、少し凹む。確かに、私は寝起きが悪い。朝が苦手。
「いやあ、すみません。頑張ります」
私も苦笑いを返す。その時、検査室の扉が開いた。入室してきたのは外科の山川先生。青いオペ着のままだ。手には病理の検体が乗る、使い捨ての白い膿盆。
生理食塩水で湿らせたペーパーが乗せられていて、そのペーパーには血が滲んでいる。マスク越しでも分かる、強烈な臭い。そういえば、日勤の病理担当者から、腸閉塞の緊急手術をしているから、そのうち検体が届くという申し送りを受けていた。
「疲れた。後で処理に来るから、しまっておいてくれる?」
「はい、山川先生」
手袋をして、台越しに差し出された伝票と、膿盆を受け取る。伝票に壊死と書いてあるからか、いつもよりも臭い。伝票にID、名前、医師名、依頼内容、シェーマ、と全ての記載があるかと、膿盆に貼られているシールのIDと名前が一致するか確認。問題ないので、確認済みの証明として、伝票の隅に自分のハンコを押した。
「よろしく」
少しつり目の、パッチリとした目が三日月形に変化する。今夜も山川先生は格好良い。眼福。仮眠前に顔を見れてラッキー。
しかし、寝る前にこんなに臭い物と接したくなかった。いや、山川先生は処理後に固定作業と掃除までしてくれる。やっぱりラッキーだ。
「いやあ、疲れた。あー、相沢さんがいる」
「まあ、いますね」
生化学の机で、電子カルテのモニターを見つめていた相沢先輩が、素っ気ない声を出して首を動かした。こちらを見る。
山川先生が、マスクをズラして、爽やか笑顔を投げる。相沢先輩はぺこり、と軽い会釈。
このやり取り、少しワクワクする。
二人は付き合っているって噂だけど、本当なのか? 是非、知りたい。
冷静沈着なクールビューティ検査技師と、陽気というかチャラく見える外科医。病院内では、医者やコメディカルの様々な噂が飛び交うけれど、山川先生は珍しく浮いた話が少ない。というか、私が知る限りだと、先輩とだけ。
最近だけでも、院内にはいくつか新しい噂が出ている。各病棟に愛人がいると言われている整形外科の先生が、更に愛人を増やした。不倫しまくっているらしい女性放射線技師が、不倫相手達から撤退して結婚する。もうすぐ結婚するらしいのは、交際三年になる男性薬剤師と女医。などなど。
「相沢さん、今日忙しい?」
「いいえ。落ち着いています」
「そう、それは良かった」
相沢先輩は、電子カルテのモニター上に開いてある何かのファイルを眺めて、ずっと澄まし顔。会話終了。山川先生は検査室から出て行った。つまらない。
「検体、病理室の冷蔵庫に入れてきます」
「うん、よろしく」
病理の部屋へ移動し、検体を膿盆ごと袋にしまう。臭いので二重にしておいた。それから、冷蔵庫へ入れる。
検査室へ、そして元の位置に戻る。検査台の所にある椅子に着席。
噂の真相や、先輩からの惚気話とか聞きたいけれど、相沢先輩は口が固い。うずうずするけれど、黙って後輩のレポートに目を落とす。
「そういえばさ」
「はい、何ですか?」
惚気話とか、聞かせてくれるのですか⁈ と椅子を回転させて、期待に胸を膨らませ、相沢先輩の背中を見た。
「昔、病理室の冷蔵庫が壊れた時、一時的にそこの試薬用の冷蔵庫を使った事があるんだって」
そこ、と示されたのは、検査室の隅にある人が二人は入れる冷蔵庫。あらゆる検査機械の試薬が整然としまってある。
「え?」
「その日に限って胎盤とかでさ、それ以降……」
相沢先輩の声のトーンが低い。ゴクリ、と私の喉が鳴った。
「たまに赤ちゃんの泣き声がするらしいよ」
「ひっ! い、いや、いやいやいや先輩、なんで急に怪談話をするんですか!」
「夜食中に観てたテレビ番組が心霊関係だったの。あっ、心電図のオーダーが増えたよ」
相沢先輩は、実に涼しい顔。けれども、後輩をからかって楽しんだ、というように口元が緩んでいる。
山川先生との関係を知ろうとしたとバレている? 私、ニヤニヤ見ていたのかも。きっと仕返しだ。
電子カルテの前へ、椅子ごと移動する。生理検査のオーダー画面に、循環器科が依頼した心電図のオーダーが増えていた。
「今日の外来の看護師さん、心電図撮らない人だから呼ばれる……」
相沢先輩が言いかけた時、台の上にある充電器に挿してあるPHSが鳴った。
「はい、検査室佐藤です」
「外来、三嶋です。観察室に心電図お願いします」
「分かりました」
電話を切ってから、ため息をこぼす。夜間の観察室での心電図は、この病院では基本的に看護師の業務範囲だ。自分が楽をしたいからと呼ぶな。
「呼ばれた?」
「呼ばれました。行ってきます」
「ありがとう。全く、会議で決まっても無駄なのね。技師長と主任に言っておく。とりあえず、今夜は手が空いているし、お願い出来る?」
「はい、先輩。あのー……」
「テレビ観て、自分だけ怖くなったから、佐藤さんも巻き込んじゃった。やっぱり怖くなっちゃった?」
「はい」
えへっ、というように、相沢先輩は茶目っ気たっぷりな笑顔を浮かべた。涼しい表情とのギャップの激しさは可愛い。
だから、許しそうだけど、怖さは消えない。夜の病院って、何度夜勤をしても、まだ苦手なのに……。
「怖くなり過ぎたら、電話しますからね!」
「私も、泣き声がしたら電話するかも。その話、田村先輩からされて、ずっと怖くて」
「田村先輩、霊感があるとか言ってますしね」
椅子から立ち上がり、PHSを充電器から外して、ポケットに入れる。心電図の受付画面には、未検査者は一人しかいないので、受付操作を行う。万が一他の人だったら、観察室の電子カルテを借りよう。
検査室から出て、階段を降りる。目指すは心電計のある救急外来。
二階から一階、それも端から端へ移動なので面倒。今夜は暇だから、看護師の三嶋さんは、今回もぼけっと座っているに違いない。それかペチャクチャお喋り。自分の仕事を、他職種に押し付けて、いい気なものだ。早く検査科技師長と外来看護師長に怒られ……ではなく会議にかけられろ。
仲の良い外来看護師から、他の事でも働かないって話は聞いている。廊下を歩きながら、「地蔵だから太るんだ、あのアンパンレディめ」と内心悪態を吐く。勿論、大ベテランの看護師に、そんな事は口が裂けても言ってはいけない。影で言われているあだ名で呼んではいけない。笑顔で、お疲れ様です! と言わないと。
救急外来へ続く扉の手前、廊下に並ぶベンチソファにぐったりした様子で横になっている老人がいた。黄色のポロシャツにチノパン姿の男性。かなり青白い。
これは妙。今夜は観察室のベッドがいっぱいなんて筈がない。受付患者がそんなにいなかった。今夜検査した外来の血液検査で、ひどい貧血だと感じた採血データも記憶にない。
「大丈夫ですか?」
しゃがんで、顔を覗き込む。肩を叩くが反応はない。やはり、蒼白。落ち窪んだ目は虚ろ。寝ているだけにしては、かなり変。返事がない。唇も爪も紫色。
「お名前、言えますか?」
とんとん、と今度は強めに肩を軽く。今度も返事はない。心停止? 嫌な汗が全身から噴き出してくる。
あとは呼吸と脈の確認をして、即座に先生だ。幸いここは救急外来の直ぐそば。AEDどころか、DCがある。
頸動脈の位置に手を当ててみて、戦慄した。冷たい。おまけにはっきりとした脈は分からない。
診察待ちか会計待ち中に急変⁈ 心停止⁈ でもここ、付き添いの人が座っているような場所。付き添い者に隠れた病気があって急変⁈
この間、昼間の勤務中に大動脈瘤破裂にも遭遇した経験があるからか、前回より少し冷静。とにかく、先生だ!
「あー……」
息漏れのような掠れ声。喋れるなら心停止ではない。
「今先生を呼びますから!」
「り……う……」
患者の顔が縦に揺れる。脈、無いと思ったのに、違うの? 首に当てている指に、拍動は感じない。
立ち上がり、救急外来へ続く扉を開く。座ったまま、大きく息を吸い、叫ぶ準備。
心臓マッサージしておくべき⁈ いや、喋ったから、ダメだ。兎にも角にも先生! 呼ぶのが先!
「すみません! 倒れている患者さんがいます!」
なるだけ大きな声を出したけれど、かなり震えた掠れ声。患者さんに左手首を掴まれる。虚ろだけど、助けてというように、私を射抜くような瞳。力強い眼差し。なのに、私の左手首を掴む手は、あまりにも弱々しい。
「先生が来ますからね!」
患者さんの腕を撫でて、手首を抜き、立ち上がる。すぐに床を蹴った。
「倒れている患者さんがいます!」
先程よりも、大きな声を出せた。飛び込んだ救急外来は、静かだった。椅子に座っていた男性医師が振り返る。私の声は、届いていなかったようだ。私を見たのは研修医の三谷先生だった。隣で、こちらに振り返ったのは内科の河田先生。河田先生! 百人力!
「びっくりした。佐藤さんか。えっ? 倒れている?」
勢い良く椅子から立つと、河田先生は走り出した。三谷先生も続く。私に勢い良く近寄ってくる。翻る白衣。横を通り過ぎられて、慌てて後を追う。
「佐藤さん、看護師さん呼んで!」
河田先生が廊下に出ながら叫んだ。その時にはもう、看護師さんが私の側に現れた。働き者で、要領の良い、ベテラン看護師の中井さん。
「佐藤さん、どうしたの?」
彼女は休憩中だったらしい。口の端にパン屑がついている。
「すぐそこの椅子に人が倒れてます」
「分かった。佐藤さん、ストレッチャー持ってきて」
中井さんに指示された時、河田先生が戻ってきた。
「佐藤さん、周りに誰もいないけど」
「え?」
訝しげな河田先生に近寄り、廊下へ顔を出す。扉を出て、左手のベンチソファを示そうとして、私は固まった。
居ない。
「佐藤さん、ここだったの?」
眉間に皺を寄せた河田先生が、私の視線の先を指で示す。
「はい……」
「居ないね、誰も。三谷君に、向こうまで見に行ってもらったけど……ここなのか」
「あっ、あの、ついさっきまでここに……黄色いシャツの……」
でも、居ない。ベンチには誰も居ない。
全身にブワッと鳥肌が立つ。まさか、あれ、ついに、幽霊? 病院勤務3年目にして、ついに噂の幽霊というやつ?
「見間違え……ないよな。それに、佐藤さんはそんな嘘つかないし。というか、佐藤さんが倒れそうだね」
「先生! ま、真っ青な顔で寝ていて! 脈が触れなくて! それで返事もしなくて! いえ、そのあと少しだけ声を出したんです! 黄色いシャツのご年配の方です!」
「んー、もしかして……」
中井さんに手招きされた。中井さんが歩き出したので、ついていく。
救急外来の一番奥のストレッチャー前まで移動。そのストレッチャーには、白い布団がかけられていて、盛り上がっていた。つまり、人が寝ている。顔まで白い布が被されているということは、ご遺体じゃないか? 嫌な予感。
中井さんが、ストレッチャー上の小さな布を少しめくった。予感的中、そこに現れたのは生気のない、土色になつた老人の顔。その顔立ちは、先程私が発見した人と瓜二つ。
「こ、この……この方……さっき……」
「たまにあるらしいのよね」
ぽんぽん、と中井さんに肩を叩かれて、全身が震えた。たまに、ある?
「た、た、た、たまに?」
「ほら、佐藤さんがカリウム14ですって電話してくれた方」
それ結構前の話。で、その内容も電子カルテで読んだ。そうだ、自宅の風呂で溺れて、搬送された患者さん。
血液ガスの結果がめちゃくちゃで、カリウムなどのパニック値を主治医の三谷先生に連絡したら、三谷先生のPHSに中井さんが出て、「心マ中」という返事をされた。その人が、目の前の患者さん。
「ついさっきまで色々してて、河田先生は診断書を書いてたの。ご家族はあちこちに連絡中」
そう言うと、中井さんは布を元の位置に戻した。彼女が手を合わせたので、私も倣う。素っ裸は可哀想……風呂で溺れてだから、裸で運ばれたってこと?
私の指に、先程の肌の冷たさや、乾燥していた、皺のある首筋の感触が蘇る。本心して、だらんと床に向かって伸ばしていた腕を持ち上げて、自分の体をさする。
「なら、喋ったのは、幽霊ってことですか⁈」
思わず中井さんの腕を掴んでしまった。
「喋った?」
河田先生が私の顔を覗き込む。とても愉快そう。笑い事じゃない!
「あー……って呻いて……。あと……う……」
中井さんは私を連れて机側に移動し、ティッシュをくれた。目に滲む涙を拭う。
「あ、それで、う、か。俺達へのお礼か? ありがとうって。まあ、真剣に、必死に救命したから恨まれる筈はない。大丈夫だ!」
がはは、と笑うと、河田先生は少し落ち込んだように永眠した患者さんに手を合わせた。しばらくして、河田先生が私を見る。
「佐藤さんは、幽霊とか苦手なのか。あははははは」
「ちょっと、河田先生。笑うことないじゃないですか」
腰に手を当てて、仁王立ちした中井さんが、河田先生を軽く睨む。河田先生は、ほら、元気出してとポケットから何か出した。
手を差し出されたので、おずおずと右手を伸ばす。
「うえあああっ!」
手に乗った、カサついた感触の緑色の何かを、私は驚きで床に落とした。
床に落ちたのはバッタ。バッタ⁈
「うわあ、河田先生最低」
中井さんが、バッタを素手で拾った。いや、院内にバッタがいるわけない。入ってきてもゴミ箱か、外に放り出される筈。
「患者さんが笹の葉で作ったんだって。良く出来ているよね」
「いやあ、良い反応。少しは怖いの、吹き飛んだ? 俺も眠気が吹き飛んだ」
あはは、と笑いながら、河田先生は着席。神妙な顔付きで、電子カルテに何か打ち始めた。診断書の続きか、他の仕事だろう。忙しいのに、
私みたいな、少し顔見知りの同僚にまで、気を遣ってくれるなんて優しい。患者さんからも、看護師さんからも評判が良い理由はこういうところだな。
「ありがとうございました。それから、お騒がせしました」
「いいえ」
河田先生と中井さんの二人に向かって頭を下げる。そういえば、三谷先生にも謝らないと。まだ戻ってこない。
ピリリリリリリ!
白衣のポケットの中でPHSが鳴った。
「はい、検査室佐藤です」
「検査室相沢です。佐藤さん、観察室の心電図まだですか? って。何かあった? それから、心外の入院患者さんの瘤が破裂して、緊急オペだって」
瘤……破裂……。大動脈瘤破裂⁈ つまり……緊急輸血だ! 準備!
「先輩、何かあったんですよ……。いえ、あの、急いで検査して、すぐ戻ります!」
慌てて、心電計へと近寄る。そこに、三谷先生が戻ってきた。
「三谷先生、幽霊疑惑です! すみませんでした! 心電図に行って、輸血準備があるので……」
「えっ? 幽霊?」
「三谷君、俺が話すから、こっち来て」
私がわたわたしていたら、河田先生が三谷先生を呼んで手招きしてくれた。
「あー……佐藤さん。その手……」
三谷先生が、おずおずと言うように私に声を掛けた。左手首に、赤黒い痣が出来ている。掌と指の跡のような形だ。三谷先生の頬が引きつっている。
私は半泣きになりながら、隣のフロアの観察室へ、心電図検査に向かった。泣きたいし、怖がりたいし、騒ぎたい。
心電図検査が終わった後、検査室に戻ると、私は仕事をしながら相沢先輩に何があったか話し、痣も見せた。
このお話は、ハーフノンフィクションです。
☔︎ ☁︎ ☀︎ ☔︎ ☁︎ ☀︎
心霊エピソードの前後関係、登場人物、時間帯や天候などはフィクションです。
手に痣体験がノンフィクションです。