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枕の下に 希望の上に(5)

乱れ箱ユニックス

生物は基本

雌が主軸だ

原始生物には

雌しか居なかったらしい

単一で増えていき

個々で死んでいった




遺伝子の多様化を

生物は望んだ

生きていく事よりも

滅びる事を恐れた

だから

雄という物が誕生した

その中に

雌とは違うデータを

入れる事で

生まれてくる子が

多様化するようにした




夜のベッドの上

僕の見えていた物は

あなたの身体で隠されて

それで包まれていく

これを征服と言わずして

何と置きかえようか

男は女に征服される生き物

僕はあなたに

隠されてしまったのだから




人には感情があるから

男達の体裁を

取らなければならない

データ管理の存在にも

理由は必要だ

それは生物上優位な

女達の使命だった

男の権威を作りながら

虎視眈々と

身の安全を確保する

今では

女性に軽口を叩けば

犯罪者扱いになる




あなたは僕に言った

「私が居なくなったら

どうする?」

居なくなる事を考えるのが

既に

嫌だったから

はぐらかして見ると

あなたは

「もっと、有能な人に

なりなさい」

一言返した




夜のベッドの上

僕の見えていた物は

あなたの身体で隠されて

それで包まれていく

これを征服と言わずして

何と置きかえようか

男は女に征服される生き物

僕はあなたに

包まれる生き物なのだから





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