表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青葉-あおば-  作者: 山豊橋伝
序章
6/14

仙台

 私たちは、喫茶店に入り、ブラック・コーヒーをそれぞれ注文した。

「やっぱり変わってないね。初めて会ったときとかわらない。」

「だから僕とわかったんだ。」

私は納得するように言った。

「明日から名古屋に戻る予定よ。もしかして、今日からこっちに転勤なの?」

「いや、違う。旅行できたんだ。」

 旅行をしようと思ったきっかけは、先週、短い用事があって電車に乗ってると、中吊りに仙台ゆきの高速バスの広告があった。そういえば、仙台へは今まで行ったことがないから一度行ってみようという変な衝動に突き動かされて、予約してしまった。

「荷物はもう発送して今日のフェリーで帰ろうと思ってる。」

「もし差し支えがなければ、同乗してもいい?」

何を思ったのか言ってしまった。

「うん、いいよ。でも、もう帰るの?」

「そんなに長居するつもりなかったから。」

「そう。」

そういう感じで喫茶店で花乃と話した。彼女と話すのは久しぶりで、偶然会ったことは嬉しかったし、さらに話すことができたからすごく嬉しかった。コーヒーを飲み干すと出航の1時間前に来るのよ、と花乃が言い、店を出てから別れた。

 そのあと、私は市内を観光した。孤独な市内観光になった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ