ー12ー 不死鳥の加護
コメもらえると嬉しいですm(_ _)m
まず雑魚を処理する。
両手の魔力を一つに合わせる、「歪空」で「黒炎」を歪め強化する。
黒龍と化したナイトメアは敵をなぎ倒していく。
さすがに四柱には軽やかに躱されたが。
四柱の猛攻が始まる。
ムールの魔力を感じ振り向くとシヴァの足下から赤黒い鎖が現れシヴァを取り巻く。
「これが第三のちからか」
「地獄鎖!」
シヴァを鎖は容赦なく拘束する。
気が付くと他の3人が各々の最強スキルであろうものを発動する。
1人は5mを超える狼を召喚。
さらにその狼に別の者が雷の特性を与える。
もう1人はいまだに詠唱を続けている。
「ウルフレジェンド!」
「雷鳴驚嘆!」
「ー炎帝の加護を受け絶えぬ劫火を【滅炎絶死】」
一斉攻撃、鎖は物理的な力がないと破壊できない。
っ!!
「歪空」で周囲を限界まで歪める。
ドッ!
敵の攻撃が空間にぶつかり、狼は自分の勢いで空間の歪みに沿ってシヴァの後ろに飛ぶ、が炎は四方八方に散りながらも止まらない。
うっ・・・
魔力の消耗が激しすぎる。
本来「歪空」は狭い範囲の攻撃を防ぐのにつかう、が今シヴァは全方位をガードしている。
「歪空」を解く、そして「黒炎」で「滅炎絶死」を迎え撃つ。
二つの炎はぶつかり周囲の空間が歪む、空気は炎の熱で揺れ敵がぼやける。
っと、急に相手の火力が急激に増す。
押されまいとさらに力をこめるが鎖が邪魔をする。
魔力がもっとあれば・・・
「滅炎絶死」の術者とムールを「八咫烏」の魔力消費を抑えて攻撃する。
鎖はなくなり炎も消えたがシヴァの魔力はほとんど残っていない。
「破壊神?弱い!俺を楽しませろ!」
カオスが苛立ちをぶつける。
「だが世界を破壊するのも悪くないな、お前達それを持って来い。」
カオスが背を向ける。
シヴァも諦めうつむいてしまう。
バサッ、バサッ、バサッ
・・・ん?
空が異様に明るい。
ー炎石を持つ者よ、情けないー
カオスを含んだ敵が動きを止める。
「誰だ」
顔を上げる、そこには炎を纏った巨大な鳥が飛んでいた。
ー私は不死鳥。貴様に問う、苦しみと引き換えに無限の魔力が手に入るがどうする?ー
「苦しみ?」
ー貴様の魔力を体力にリンクさせる、そして貴様の体力は0にはならない。魔力を使えば体力が減る、体力はなくならない。どうだ?ー
「今すぐ!」
ー赤いジュリビアを吸収すればいいー
すぐにジュリビアを取り出し腕に押し当てる。
ー気を付けろ、体力の自然回復もなくなるー
「ありがとう」
ー礼ならゼウスにしろー
そういうとフェニックスは空に消えていった。
カオスが振り返る。
「まだ楽しめそうか?」
「あぁ、最高にな」
四柱の魔力の上昇を感じた。
ムールの鎖がシヴァに迫る。それを空間を歪めてつくった壁を駆使して華麗にかわし、ムールの顎を蹴り上げ「黒炎」で追撃をする。
続いて狼が襲いかかってくる。
「八咫烏」
スキルを発動しながら飛び上がり狼の頭に手をつき狼の後方まで飛ぶ。
「実行」
狼の前足が少し浮きそのまま倒れる。
炎使いが身構える。
・・・炎対決か
左手首を握る。「歪空」で「黒炎」を歪め強化する。
左手を敵に向けるとそこから黒炎が一直線に噴き出す。
敵もそれに合わせて先ほどと同じスキルを発動し炎のぶつかりあいになるがシヴァの魔力は無限で今は鎖がないのにたいし敵はカオスの援助がないぶん弱い。
そして圧倒的な火力でシヴァが圧勝する。
最後にサポート役と思われる敵が身構える、がそれをカオスが制す。
「お前がやっても無駄だお前は祭殿で仲間の治療を頼む」
「わっ、わかりました」
「面白くなりそうだな」
「あぁ、そうだな」
読んでくださり感謝☆*:.。.




