ー10.5ー 君は僕を呼ぶ
10.5話 という事でかなり短くなっています。
11話からの盛り上がりを考えこういう形になりましたm(_ _)m
数分後・・・
「んっ。これ」
シヴァはユミメルに白いブレスレットを手渡す。
「わぁ〜、ありがと!」
「それは太陽神のブレスレットで、太陽の力をつかって軽いケガを自然に治す力があるんだって」
「嬉しっ!」
俺何やってんだよ
「神は残酷よね。人を苦しめ悲しみしか与えない」
「えっ?」
「悲しみは悲しみをよぶ、このループは終わらない」
「いきなり、えっ?」
人は人を呼び、同時に憎しみも呼ぶ
憎しみは憎しみを呼び、悲しみを振り撒く
頭の中に直接声が入ってくる。
「じゃあね」
「またかよ!?」
ユミメルは人ごみに消えて行く。
俺はユナを助けないといけないのになんでショッピングなんて・・・。
進むべき道・・
なんでユミメルは俺の人生を・・・
なんで俺は他人に・・。プレゼントまで
頭の中に直接話しかける?
急にユミメルと自分に疑念を抱く。いや「いまさら」だ。
シヴァは考えながら宿に向かう。
無限ループ?
この日は早く寝た。明日、明後日に備えるのだ。




