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Spade Online  作者: 佐藤義龍
6/6

洞窟探検5日目

サブタイトルは変更の可能性あり。

なかなか更新できませんでいたが書く時間があったので更新します。


ゆっくり読んでいってください。

~5日目朝~


昨日それなりに強くなったはず・・・だが強くなったとはいえ対応できない状態だってある。

例えば朝起きると自分の隣に少女が半裸で寝ているという状況だ。

いや、けして俺が無理やりやったとかそういうわけではないから安心してくれ。

まず現在はゲームの中である。

そしてこのゲームは昔の基準で言うCぐらいである。

どこかのモンスターを狩る某狩人達のゲームと同じだと思ってくれてかまわない。

それなのに閉じ込められたからといって急にそんなことができるわけがないだろう。

それにいまの技術ではそこまで再現するのは難しいと聞いている。

そしていままでとは違うとはいえ初めてのVRMMOである。

そこまでできるはずがない。

まあこれも結局は現実逃避なんだが・・・


「おい、起きてくれ。じゃないと俺がいろいろと困った状況になるから・・・」


「ふぇ?」


「かわいい声はいいからとにかく離れてもらえないか?」


「・・・(ぎゅっ」


「お、おい。離れろっていってるだろ!?」


「うみゅぅ・・・」


「・・・とにかく目が覚めたら離れてくれ。さすがに少女に抱きつかれるのは抵抗が・・・」


チュッ


「・・・・・・・・・バタン」


・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・



「・・主人様!起きてくださいよ!」


「うん・・・?」


「昨日私に何かしましたか?」


「何も・・」


「じゃあ何で私は裸でご主人様の横で眠っていたのですか?」


「俺は何もして・・・」


「私、昨日の夜の記憶がないんです。だから教えてください!」


「だからなにもしてないって」


「もしもうやってしまっていたとしても私は大丈夫ですから。むしろ嬉しいというか・・・」


「おい、人の話しきけって」


「もう私はご主人様のもの・・・えへへ・・・」


これは誤解を放置するのが一番かもしれない。

別にやったわけではないし後で気づくだろ。

それにこいつも嬉しそうだし・・・


「おい、早く準備しろ。今日は先に進むからな」


「えへへ・・・・・は、はい!今すぐ準備します!」






「ここが次の階段か」


「はい、そうです。この先はゴーレムがいたはずです」


「ゴーレムの特徴なにか分かるか?」


「えっとですね・・・確か防御力が高いせいで物理攻撃がほとんどきかなかった気がします」


「だったら魔法かな」


「そうですね」


ジードは探検を続けるがいっこうにゴーレムが現れない。

これは何かあるなと思ったそのとき通路の角からゴーレムが現れた。


「よし、いくぞフローラ」


「はい!」


情報によるとゴーレムは魔法がきくらしい。

でもやっぱり切り裂きたいと思うのが男の性ってものだろ。

ということで・・・


「魔法の詠唱だけしといてくれ、俺は突っ込む」


「物理攻撃はきかないって言いましたよね!?」


「そんなことは気にしない!俺はあいつを切り裂くんだ!」


「はぁ・・分かりましたよご主人様。詠唱だけしておきますね」


「おらぁ!」


ジードが振り下ろした剣は見事にゴーレムの体に向かっていき・・・

予想通り跳ね返された。

そして跳ね返された反動で動けないところにゴーレムのパンチが飛んでくる。

これはやられたな・・・


「ご主人様危ない!」


そのときさっき詠唱していた火の矢が飛んでくる。

それはゴーレムのこぶしにあたりそのまま跳ね返りジードの体に・・・


「ぐはっ」


「ご主人様!?」


「俺に何かうらm」


ぐしゃっ


そのままジードは光となって消えていった。

残されたフローラに何かできるわけでもないのでそのまま逃げ出した。


フローラは逃げ出した。

しかし見えない壁があり逃げ出せない。

ゴーレムの攻撃。

フローラに大ダメージ。

フローラはやられてしまった・・・





「あいつはなんなんだよ!強すぎるだろ!」


「・・・・」


ジードが怒鳴り散らしている。

その横では無言で正座をしているフローラがいる。

決してフローラを怒ろうとして正座させたわけではないと弁解しておく。

フローラが自主的に正座をしているだけであって、そういうことを強要したわけではない。

正座しなくてもいいといっても無視されるからたちが悪い。

別に情報が間違ってたり魔法をぶつけられたりして怒っているわけではない。

単にあれに勝てなさそうだから何かしらの対策を採らなければと思っているだけである。

言い訳がましく聞こえようがこれが真実である。


「なあ、しゃべってはくれないのか?」


「・・・・・・」


「はぁ・・・」


というかんじのやり取りがさっきから何度も行われている。

これだとまるでジードが悪いことをしたようにしか見えない。


「なあ、あいつに攻撃を与える方法って何かないのか?」


「・・・」


「魔法に物理は跳ね返されるし、何とかならないのか?」


「・・・方法といえばいくつかあります」


「やっとしゃべってくれたか」


「一つ目は物理攻撃を通すために防御力を下げる方法です」


「スキルかなにかか?」


「そうです、ソード系のスキルの中でも最初のほうに覚えるものです」


「えっと・・・確か持ってたような・・・?」


「なんですかそれは、自分のスキルぐらい把握してくださいよ!」


「は、はい・・・」


何でこんなに不機嫌なんだ?

女心?ってやつは分からん。


「他には魔法と物理を組み合わせた魔法剣とか言うスキルを使うことです」


「そんなものがあったのか」


「でも今は使えません」


「条件があるのか?」


「えっと、確か魔法の中級が使える人と剣のスキルの一つを手に入れた人のいるパーティが使えるらしいです」


「まだ先ってことか」


「そうですよ、でも私のスキルはもう少しで中級になります!」


「あとは俺しだいか」


「あ、スキルポイントって割り振ってますか?」


「なんだそれ?」


「プレイヤーの皆さんはレベルが上がるときにSPを手に入れることができます」


「ほう」


「それを使って職業の強化をしたりすることができます」


「それで?」


「例えばご主人様であれば一刀流ですよね?」


「そうだった気がする」


「でしたら強化すると相手の能力を下げたり、自分の能力を上げたりするスキルが手に入ります」


「だったら早速強化しようか」


「それがいいと思います♪」


「あ、ああ・・・」


何で急に機嫌がよくなってるんだ?

気にしないほうがよさそうだな。

それに機嫌が悪いよりいいほうがすごしやすいし。

とりあえず職業の強化だったかな。

でもこれだけあれば一気に職業変化するよな?


<一刀流がレベルマックスになりました>

<スキル『受け流し』を手に入れました>

<スキル『防御崩し』を手に入れました>

<スキル『居合の構え』を手に入れました>

<スキル『抜き打ち』を手に入れました>

<ATKとSPD+20%>

<DEF-5%>

<スキル『刃砕き』を手に入れました>

<スキル『神速』を手に入れました>

<ジードは称号『一刀流を極めしもの』を手に入れました>

<二刀流か侍どちらかに変化させることができます>

<ジードの職業が二刀流に変わりました>

<スキル『二刀装備』を手に入れました>


こんなもんかな。

思ったよりもスキルが手に入ったな。

これなら魔法が上昇するまでゆっくりしていても大丈夫か?


「ご主人様、どうでしたか?」


「これであのゴーレム切り裂けるな」


「あはは・・・」


「よし、いくか」






ジード


職業 二刀流



所持スキル


・『魔法攻撃』

・『獣の本能』

・『咆哮』

・『旋風陣』

・『風精霊の導き』

・New『受け流し』

・New『防御崩し』

・New『居合の構え』

・New『抜き打ち』

・New『刃砕き』

・New『神速』



称号


・『無謀人』

・『一撃必殺(スライム)』

・『未知との遭遇』

・『スライムの天敵』

・『やられ役』

・『初級者』

・『探検初級者』

・『伝説マスター(初級)』

・『モンスターテイマー』

・『狼の魂』

・New『一刀流を極めしもの』



効果


・『受け流し』

相手の攻撃を受け流すときに補正がかかるようになる。


・『防御崩し』

発動してから一回目の攻撃のときあいてのDEFをさげることがある。


・『居合の構え』

発動後しばらくの間ATK+10%、SPD-5%


・『抜き打ち』

相手に物理ダメージを与える、居合の構え使用後の場合効果が1.5倍になる


・『刃砕き』

発動してから一回目の攻撃のときあいてのATKを下げることがある


・『神速』

発動後しばらくの間自分が周りの2倍の速度で動くことができる

クイックなどと併用可


・『一刀流を極めしもの』

一刀流に連なる職業のとき全能力(HP,MPのぞく)+10%、スキル発動時の消費量軽減

効果説明が地味にめんどくさいですね。

続きは近日中にでも更新できたらいいなとか思っています。

ジードはいまだにチートっぽくないような気もしますね。

まあいずれチートになりますよ。



意見などがありましたら感想まで。


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