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Spade Online  作者: 佐藤義龍
4/6

洞窟探検4日目前半

久しぶりの投稿です。

時間が取れればたくさん買い抵抗とは思うのですが・・

今回はヒロイン候補のキャラが登場します。

どのキャラがヒロインになるかは決めていませんけどね。


それではゆっくり読んでいってください。

~4日目開始~


「昨日狼何体狩ったんだろうか・・・」


ジードが悩んでいると視界の端に小さな狼らしき影が映った。

それを見たジードは近づいていく。


「おい、こんなところでどうしたんだ?親とはぐれたのか?」


狼は気絶している様子だった。

ジードはしばらく周りを見渡したが群れがあるわけでもなく親もいない様子。


「俺がいると親が出てこられないのかもしれないな」


そう言うと一つ上の階へ行ってスライムを刈り始める。

しばらくしてジードが戻ってみると親の現れた様子の無い子狼が同じ場所で倒れている。


「これは親捜したほうが安全な気がする、確かねずみがいたよな、あいつらに殺されかねないな」


そして子狼を抱きかかえ親を探し始める。

しかし、探しているが狼と出会うことすらない。

さすがに何かあるなと思ったころに子狼が起き上がる。

起きたようなので下におろす。


「おーい、お前の親がどこにいるか分かるか?」


・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


「まあ、返事が返ってくるとは思えないな」


敵キャラっぽい狼の子供に話しかけたって返事がないのは当たり前だ。

しかし、子狼は足元へ寄ってきた。

そのまま顔を擦り付けてきた。


「懐かれたのか?モンスターの子供に懐かれるのは珍しい気がする」


そうしてしばらく遊んでいるとシステム音が聞こえてきた。


<ジードは称号『モンスターテイマー』を入手しました>


「へ?もしかして遊んだからか?まあ珍しい出来事だと思ったらそうでもなかったか」


「あのー」


「ん?」


声が聞こえてくる。

辺りを見回すがどこにも人間などいない。


「あなたの目の前にいますよ!」


「うわっ」


頭に響く感じで聞こえてきた。


「こ、これは・・・念話ってやつか」


「すいませーん」


いまだに少女のような声が聞こえてくる。

しかし当然ながらこの洞窟の中にはほかのプレイヤーはいない。

そして外部とのつながりも存在しない。

なのになぜ聞こえてくるのか。

ジードは頭を抱えだした。


「俺の頭はいかれちまったのか・・・」


「もしかして気づいてくれなかったのですか?」


「俺の頭はおかしくない!」


「えっと、そういうわけではなくてですね」


「どういうことだ?」


「あ、一応伝えておきますけど私はあなたに抱かれている狼です♪」


「・・・なぜ急にぶりっ子になったし」


「気分ですよ、気分」


「こいつか?」


そういいながらジードは腕の中にいた狼を片手で吊り上げる。


「あ、あの、持ち方を考えてください!痛いんですよ!」


「悪い」


そう言うとまた抱きかかえる。

どうもこの狼はメスだろうと思われる。


「で、何か用か?」


「そうではなくてですね、私の親を探してくれましたよね?」


「そういやそうだったな」


狼と遊んでいるうちに忘れていたようだ。


「でも、わたし親いませんよ?」


「え・・・」


ジードは狼を地面に下ろし所謂orzのような感じになっている。


「そりゃそうだよな、モンスターが一人ではぐれているなんて普通にありえないよな」


「あのー?」


「やっぱり俺はバカなんだよ、周りを見たくせにその事実に気づかないなんて」


「えっとー?」


「いや、あえて気づかないふりをしていたのかもしれないな、そんな事実に気づいてしまうとどうしていいか分からなくなるからな・・・」


「聞こえてますか?」


「わらうがいいさ、、どうせ俺なんてこの程度の存在なんだよ・・・」


ジードは涙を流しそうな勢いでぶつぶつと言っている。

それをとめるすべを持たない狼はおろおろしている。

しばらくその状態が続いたようである。

ジードが立ち直ると再び話が再開される。


「えっと、一緒に行動してもいいですか?」


「当然だ、狼のもふもふは気持ちいいからな」


「え、私はもふもふだけの存在なんですか・・・?」


「それ以外何があるんだ?」


「うわーん、ご主人様がいじめてくるよー!」


「いじめてはいない、事実を言ったまでだ」


「ぐすっ」


「もう泣くなって、あれは冗談だから」


「え・・・冗談・・ですか?」


「ああ、さすがにそれだけで連れて行こうと思えるほどもふもふ好きではないんでね」


「そうでしたか・・・」


「それとさっきのお前の言葉の中におかしな表現があった気がするんだが?」


「えっと、どの会話ですか?」


「俺のことをご主人様と呼んだだろうが!」


「あ、そういえばそうでしたね、きちんと説明させてもらいます」


「まだ説明の途中だったのか」


「忘れてたんですよー」


「まあいい、続けてくれ」


「あなたはモンスターテイマーとして私の主人になったのです」


「とりあえず何でそうなったのかを教えてもらおう」


「モンスターテイマーの能力は一部のモンスターとコミュニケーションをとることができるようになります」


「ふむふむ、それで会話できるようになったのか」


「そして会話のできるモンスターと契約を結ぶと、自分の仲間にすることができるのです!」


「ほう、それでさっきの一緒にいっていいですか?が契約と言うことか」


「はい!」


「契約するとどんなことがあるんだ?」


「まずは、そのモンスターの能力の5%分あなたの能力に加算されます」


「それで?」


「そして、そのモンスターのスキルを使えるようになります!」


「今回だとどうなる?」


「私のスキルは、魔法攻撃、獣の本能です」


「二つしか持ってないのか」


「もう一つはあなたも持っていますから省きました」


「なかなかすごい効果じゃないか」


「そうですよ、だからこの称号は取りにくいんですよ」


「え・・簡単に手に入ったんだが・・・」


「普通、ゲームの中でモンスターを見つけたら経験地として狩りますよね?」


「ああ、そういうことか」


「お分かりになりましたか?モンスターが横たわっていると明らかにボスが現れるイベントですので去るか、倒すかしますよ」


「そして、俺は助けようとしたからこうなったわけだ」


「はい!でも、イベント発生するモンスターもいますけどね」


「今回は運がよかったんだな」


「そうですよ,ある意味珍しい存在であるともいえますね。」


「そういえば、魔法攻撃ってなにができるんだ?」


「えっとですね、基本属性の初級魔法すべてです!」


「具体的に言うとなにが使えるか言って欲しいんだけど・・・」


「あ、すいません。まずは火属性の初級魔法のファイアボールですとかそのあたりの魔法です」


「回復魔法は使えるのか?」


「当たり前じゃないですか!」


「そうなのか?」


「まほうの属性は5つあって火、水、土、風、光です。光の初級魔法は回復と補助しかありません!」


「そういうことか、情報が無くて困ってたんだ。ありがとうな」


「あ、はい。分からないことがあればシステムか私に聞いてください」


「システムだとどういう利点がある?」


「格式ばった答え方しかないですとか要求にそのまま応えられないことが多いとかですね」


「それ利点じゃないよな?」


「ええ、私のほうがいいに決まってるじゃないですか!」


「すまんかったな」


「いいですよ、どうせ私なんて・・・」


「大丈夫だって、可愛いかつ治療師なんだろ?それで十分じゃないか」


「・・・私が可愛い・・・//」


「フラグを立てる気は無いからな?」


「え・・・」


「あからさまに落ち込むなよ!」


「ぐすっ・・・分かりました。私ががんばればフラグたちますよね」


「えっと・・どうなるかは分からん」


「まあこれからがんばりますね」


「ああ、よろしくな」


魔法少女?が仲間になった。

ジードは能力値などがアップした。






※しつこいようだがこの先はジードには見えません


『モンスターテイマー』

入手方法

・子供のモンスターになつかれる

効果

・仲間にしたモンスターの能力値の5%が自分の能力に追加される

・仲間にしたモンスターのスキルが使えるようになる


スキル

魔法攻撃

・全属性の初級魔法が使える

・初級魔法は各属性3つ


獣の本能

・自分より弱い存在と戦闘するときに発動

・自分の能力値を20%プラスされる(HP,MPなど最大値があるものは除く)

・相手が逃げられなくなる

今度能力などをまとめたものを投稿しましょうかね。

正直分からなくなると思います。

次は一週間以内に投稿できればいいなと思っています。


意見などがありましたら感想お願いします。

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