サービス開始
4作同時になりますが頑張っていこうと思います。
ご都合主義・チート主人公等が苦手な方は読むのをおやめください。
【】は運営。
<>はシステムとなっています。
それではゆっくり読んでいってください。
今話題になっているVRMMO、これは今までどの会社も実現できなかったものである。
もうすぐこのゲームが正式に始まる。
βテストの参加者は正式サービスに参加することができない。
さらに、情報の規制もかかっておりどのようなゲームかは分からない。
パッケージに書かれていたことそれはあまり多くない。
このゲームを始める人たちはゲーマーと呼ばれる人々である。
約1万個しか売り出されなかったこのゲームを買ったものたちの待ち望んでいる瞬間が近づいてくる。
1月1日0:00より正式サービスがはじまる。
このゲームはSpade Onlineといい、トランプに対応した13の町、52+αのダンジョンで構成されている。
αの部分は隠しダンジョンとなっている。
αの数に関しては明かされていない。
そして種族が13あり、最初に選べる職業が13ある。
上位職はその2倍はあるそうだ。
隠しダンジョンにはレアなアイテムや上位職の隠されているものがあるらしい。
というのがこのゲームの情報だ。
もうすぐ始まる。
期待に胸を躍らせ開始を待つ。
このゲームは正式サービス開始前30分から開始までが最初に入れる時間らしい。
それより後になるとはじかれると聞いている。
ほかの日にもあるという噂だが、どういうことなのかよく分からない。
とりあえずこの間に入っておかないといけないらしい。
年が明けた瞬間ゲームが開始される。
そろそろ開始しようか。
ここが最初のアバター設定の場所か。
やはり殺風景だな。
ん?人に見えなくもない物体が降りてきた。
<まずは種族を選んでください>
これが案内役か、脳に直接響いてくるような感じだな。
どれどれ、種族は何があるかなっと。
どれがいいだろうか、獣人は近接物理特化型か。
ダークエルフは魔法攻撃特化型で、ハイエルフは支援魔法特化型か。
ヒューマンは平均的なステータスになっているのか。
いろいろあって迷うな。
ヴァンパイアは選びたくないな。
夜しか活動できないからな。
能力は高いのにもったいない。
できれば近接特化の種族がいいな。
器用さ重視のもいいな。
多すぎて逆に迷う。
情報がなかったせいか、どんな種族があるかは予想しかなかったからな・・・
いい加減に決めよう。
お、端っこに特殊型って言うものがある。
なんだろ、ステータスは他より低いから特殊攻撃かなんかがあるのだろう。
おもしろそうだな。
近接型か遠距離型か、これが二つもあるのか。
あれ?数を数えると15になってる。
増えたのか?
この種族は追加かなにかのようだな。
せっかくだから選ぶとしよう。
そうだな、近接特殊のイクシードにしよう。
不思議な名前だな。
確か意味は限界突破とかそんな感じだったはず。
でも能力的には一番低いんだよな。
防御なんてハイエルフの半分だぞ。
ある意味すごいな。
誰も選ばないよな・・・
いやよほどのMプレイヤーなら選びかねない。
とりあえず名前はHayatoにしておこう。
ニックネームも巻がえられるのか。
最初に決めた名前の意味が分からないがまあいいだろう。
ニックネームが普段表示されるらしい。
ニックネーム・・・
ハイク・・・はやと+いくしーど
ないな。
あわせるのは難しい。
どうしようかな。
制限時間もあるみたいだし。
さっさと決めるか。
ジードでいいか。
結構適当になったけど大丈夫だよな。
ゲームなんだし。
じゃあ決定っと。
ジードがボタンを押す。
<次は職業を選んでください>
職業は13か。
こっちは変わらなかったんだな。
近接で防御がカスだから。
変則二刀流使いになってみたい。
だって特別な感じがあるでしょ?
だからその職業になるためには、一刀流になるのか。
慣れればいけるだろう。
変則って面白そうな感じがするよね。
見た目は普段どおりの自分だな。
それにちょっと種族的な追加があるだけだし。
動きづらいとかはなさそうだな。
<次はスキルを選んでください>
スキル?
情報にはなかったぞ?
気にしたら負けなんだろうか。
やっぱりこの世界での料理が気になるし料理のスキルを選ぼう。
他には何があるかな。
後は攻撃系のスキルで埋めておこう。
全部でスロットは3つだったようだ。
<これで設定は終了です>
さあ後は始まるまで待機ってところか?
<最初の町『エダン』にワープします>
さっそくだな。
楽しみだなー
<エダンにつきました>
やはり一瞬だった。
ワープって感覚がないな。
瞬きしたら視界が変わってるって言う感じだ。
<正式サービス開始まで町からは出られません>
「了解っと」
歩き回っても大丈夫そうだな。
どこにどんな店があるのかをみておくべきか?
約15分後
そろそろ開始のはず。
<あと一分で開始です。すべてのプレイヤーを広場にワープさせます>
「へいへい」
そういえば他のプレイヤーまったく見なかったな。
まあいいか。
<ゲームマスターからの連絡です>
お、なんだ?
最初からGMでてくるのか。
なにかあったのかもしれないな。
【現在このゲームにログインしているプレイヤーのみなさん今から少し説明をさせていただきます】
ゲームの説明か、なら分からないでもない。
【このゲームのクリアは52のダンジョンを突破し最後のダンジョンのボスを倒すことです】
【隠しダンジョンの情報はNPCや図書館の文献などに載っています】
【当然相手のプレイヤーに触れるためには相手の認証が必要です】
【マナーを守る気がないような連中にはゲームクリアまで牢屋の中に入ってもらいます】
【ある程度でしたら見逃しますが、あまりにも度が過ぎると逮捕されると考えておいてください】
【PKは別に止めません、これはMMOならあってしかるべきものです】
【ただし、PKするときはリスクをきちんと考えてください】
【ここからがとても重要です】
【この世界は現実の時間とは別の速さで動いています】
【ゲーム内でどれだけたとうが現実に影響はありません】
【そしてログアウト不可です】
え?
今変な言葉が聞こえてきた気がする。
気のせいのはず。
【デスゲームではありませんので安心してください】
【死んでもペナルティがあるだけです】
クリアするまで抜け出せないゲーム・・・
小説にもよくある設定だ。
それが現実化したのか。
食事はどうする。
しなくても大丈夫なのか?
【食事をしなければステータスが下がります】
【さらに欲求も発生し戦うどころではなくなります】
【なのできちんと店などを利用してください】
【生産職はないのでNPCに頼るか、料理スキル持ちに頼ってください】
【料理の元となる素材は安値で販売しております】
【約1万人のプレイヤーの内、料理スキル持ちは500人です】
【この世界では相手のほうがレベルが高い場合相手の能力などが見えなくなっています】
【同レベル以下の相手の場合は相手のレベルと職業が分かります】
【スキルは見えませんのであしからず】
【それでは楽しんでください】
【メニュー画面は意識すると開けます】
【わからないことがあればメニュー画面からGMまでボイスチャットでお願いします】
【そちらからは文章表記になります】
【以上で説明を終わります】
【ながながとお付き合いいただきありがとうございます】
【GMへのチャットは1時間後からになります】
クリアまでは抜け出せないが死んでも大丈夫という世界なのか。
料理素材を集めておこうかな?
いや早速外へ行くのがいいだろう。
遅くなると混雑してめんどくさいことになる。
掲示板がいつでも使えるらしい。
絶対某掲示板のノリになるだろうな・・・
森に行くか。
森に入ってすぐ地図が現れた。
オートマッピングになっているのか。
奥のほうに何かがあるのが分かるな。
あれはなんだろうか。
とりあえずいってみる。
洞窟・・・ボスエリアへの道か?
それよりもここまでで敵キャラが一匹もいなかった。
おかしいだろ。
この中からモンスターが出現するのか?
入ってみるしかないな。
入った瞬間だった。
後ろの入り口がなくなり壁になった。
そして今いる地帯に安全エリアが出現した。
安全エリアはモンスターが入ってこないエリアで攻撃も通らないようになっている。
安全エリアに家が建つ。
「は?」
「いやいやおかしいだろ、何で急に家が建ってんだよ!」
<報告が一件あります>
案内音声だ。
なにがあるんだか。
<あなたは最初に隠しエリアに入った人物です>
<称号を手に入れました『無謀人』>
称号手に入れちゃったよ。
ちょっと待てここは隠しエリアなのか?
隠されてなかったように見えるが。
まあいいだろう。
音声の続きを聞かなければ。
<このエリアでは外界との連絡がとれません>
<このエリアに出現するモンスターは外の10倍ほどの強さです>
<さらに弱点を突かなければ倒せません>
<経験値などは100倍ほどです>
<この洞窟のレベル制限より上のレベルにはなれません>
<死んだ場合ペナルティなしでここに戻ります>
<家の内装は自由に変更することができます>
<ここを出るにはこのエリアのボスを倒してください>
<このエリアは誰か一人が入った時点で入り口が消え以降誰も入れなくなります>
<一度ここを出ると二度と入れません>
<このエリアのドロップ率は通常のドロップが100%レアドロップが70%となります>
<普通は一個づつしか出ませんが、ここでは最低一つ、多ければ2つとなっております>
<レアドロップの上位に当たるものが20%です>
<これは伝説級の固定アイテムが出ます>
<譲渡、売却はできません>
<家にはアイテム倉庫があります>
<この報告は何度でも聞くことができます>
<メニュー画面を開き報告のところにある重要案件のところを開いてもらうと聞くことができます>
<以上です>
簡単にまとめよう。
「ここは最高の場所だああああああああああああ!!!」
称号は手に入れると特殊効果のあるものもあります。
自分の趣味で書いていくので更新は不定期です。
4作同時でもあるのでかなり遅いと思われます。
誤字脱字は頑張って読んでください。
意見などがありましたら感想お願いします。