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きもだめしの夜

作者: 汐野 夢咲
掲載日:2026/03/06

これは現実です。

小学6年生の悟はメガネをかけている事から、クラ

スの男子に「メガネ」と呼ばれています。


ある日同じクラスの陸から、

「メガネ、今日の夜きもだめし行こうぜ」

と言われ、悟は、

「嫌だよ。俺がオバケ嫌いなの知ってるよな」

と断りました。それでも陸は続けます。

「大丈夫だよ。悟行こうぜ」

と言って陸は悟の背中を叩きました。悟は、よろけ

ながら

「しょうがねぇなぁ。行ってやるよ」

と言いました。

「じゃあ8時に学校に集合な」

「分かったよ」

「じゃあな」


二人はそれぞれの家に帰りました。陸はきもだめし

が大好きで毎週きもだめしをしています。今日も陸

と悟は森できもだめしをする事にしました。

そして夜8時。

「よう。メガネ。本当のオバケに会っても知らねぇ

からな」

「分かってるよ」

「じゃあ行こうぜ」

きもだめしスタート!

「怖いよ」

「大丈夫」

「うん」


その時、

「うらめしや〜!」

「ギャ〜!オバケ〜!」

「大丈夫?」

「お、オバケ出た」

悟は我慢出来なくなって、

「俺、帰る」

と言いました。すると陸から、

「頑張ったな。帰って良いよ」

と言われたので、急いで家に帰って寝ました。


ここからは夢の中でのお話です。現実ではありませ

ん。

悟は暗い部屋に立っていました。

何だろうと思って歩いていると、

「悟くん」

と、どこからか声がしました。

「何?誰?」

「後ろだよ」

「ギャ〜!オバケ〜!」


「悟くん。大丈夫だよ」

「オ、オバケが喋った〜!」

「遊ぼう」

「嫌だ」

悟は出口を探して走りましたが、出口はありません

でした。とうとう、オバケに追い詰められました。

悟が、

「ギャ〜!」

と言って目を開けると、そこには優しそうな女の子

のオバケがいました。


これならいけると思った悟は勇気を振り絞って、

「こんにちは。さっき遊ぼうって言ってくれてあり

がとう。一緒に遊ぼう」

と言いました。するとオバケは、

「良いよ」

と言いました。悟はオバケに、

「キミの名前は?」

「私はユメ。遊ぼう」

と答えました。ユメは身体が白くピンクのスカート

を履いています。


「何して遊ぶ?」

「ババ抜き!」

悟とユメはババ抜きを3回やりました。ユメが3連勝

しました。これを機に、悟はオバケが怖くなくなり

ました。


ここからは現実です。

あれから数日後、また陸から、

「きもだめし行こうぜ」

と言われたので、

「良いよ!」

と言いました。すると陸が、

「お前、オバケ嫌いじゃなかったか?」

と聞きました。悟はこう答えました。

「うん。でも俺オバケ好きになったから大丈夫!」


ユメのおかげでオバケを克服する事ができました。

オバケを好きになる事が、悟のずっと前からの夢で

した。


ユメのおかげでオバケを克服する事ができました。

オバケを好きになる事が、悟のずっと前からの夢で

した。

                おわり

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