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不死身の私と死神  作者: 茜カナコ


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9/10

9.二人の決断

 いつものように死者の魂を天に送った後で、死神が言った。


「俺、死神やめるわ」

「え!?」

 死神は、いつになく真剣な目で私を見ている。


「お前も、もう生き続けるの嫌だろ?」

「……だとしても、何ができるというのですか?」

 私が問いかけると、死神は私から目をそらして言った。

「まあ、ちょっと、出来そうなことはある」

 死神が口角を上げた。


「そうなんですか?」

 私が食いつくと、死神は右手を軽く上げた。

「悪魔と交渉して、俺の『宝石』と引き換えに、お前の寿命を返してもらう」

「え!?」

 私が見戦にしわを寄せると、死神はニヤリと笑った。


「まあ、死神の仕事も、もう飽きたからな」

 私はつばを飲み込み、死神に聞いた。

「あなたは……死神をやめたら、どうなるんですか?」

「……お前と同じだ。人間になって、死ぬ」

「そんな……」

「いいんだよ。俺さ、一度死んでみたかったんだ」


 死神はいたずらっ子のような笑みを浮かべた。


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